弱いつながりの表紙

弱いつながり(ヨワイ ツナガリ)

検索ワードを探す旅

著者:
東浩紀(アズマ,ヒロキ)
出版社:
幻冬舎
出版日:
2016年08月05日頃
ISBN:
9784344425019
シリーズ:
幻冬舎文庫
在庫:
在庫あり
★★★★☆4.21(33 件)
初級者向け
SNS人生論弱いつながりネット文化自己啓発人間関係デジタル社会情報社会ソーシャルメディア文化批評

なぜ注目されているか

言及数
147
総合
445
20 ランクダウン18 件の言及
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書籍紹介

「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、ネットの検索ワードさえグーグルに予測されている。それでも、たった一度の人生をかけがえのないものにしたいならば、新しい検索ワードを探すしかない。それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりだー。 SNS 時代の挑発的人生論。

技書の森解説

検索エンジンは何でも教えてくれるように見えて、実は自分が入力したキーワードの範囲しか返してきません。本書で東浩紀が提示するのは、「検索ワードを変えるためにこそ、身体を移動させる必要がある」という逆説です。社会学者グラノヴェッターの「弱い紐帯の強さ」を下敷きに、強い絆 (家族、親友、同僚) からは得られない異質な情報が、偶然の出会い - つまり弱いつながり - を通じて流れ込んでくるという構造を、旅の経験と重ねて論じています。

技術書ではありませんが、情報に囲まれて仕事をするエンジニアやクリエイターにとって示唆があります。アルゴリズムが個人の嗜好を強化し続ける環境のなかで、意図的に「知らない場所」へ行くことが発想の幅をどう広げるか、という問いは職種を問いません。

2014 年刊の新書であり、 200 ページに満たない薄さです。学術的な厳密さよりもエッセイに近い筆致で書かれているため、哲学や社会学に馴染みがなくても読み通せます。ネットと身体性の関係を一歩引いて考え直すきっかけとして、短時間で手に取れる一冊です。

言及 Qiita 記事 (17 件)

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