[ネットワーク超入門]手を動かしながら学ぶ IP ネットワーク

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[ネットワーク超入門]手を動かしながら学ぶ IP ネットワークの表紙
ネットワーク
著者:
Gene(ジーン)
出版社:
技術評論社
出版日:
2022年04月16日頃
ISBN:
9784297126872
在庫:
在庫あり
5(1 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ネットワークIP ネットワークルーティングレイヤー 2 スイッチレイヤー 3 スイッチ仮想環境演習課題LANルーターネットワーク構築

なぜ注目されているか

言及数
606位
総合649位 ↑ 2 ランクアップ 言及 5 件・うち記事 4 件を掲載
出版前出版日01220222023202420252026

書籍紹介

ネットワークのしくみや技術を理解するには、技術用語を暗記するだけではなかなか身につかないものです。また、実際の社内ネットワークやインターネットは、1 つのネットワークにすべての機器がつながっているわけではなく、複数のネットワーク同士が相互に接続されています。そこで、本書では仮想環境でネットワークを段階的に構築しながら学べるように構成し、技術解説に合わせた多くの演習課題を用意しました。たとえばレイヤ 2 スイッチで作成した複数の LAN をルータやレイヤ 3 スイッチで接続したりします。自分の手でルーティングをさせることで、ルータやレイヤ 3 スイッチなどのしくみが段違いに理解できるはずです。

技書の森解説

『[ネットワーク超入門]手を動かしながら学ぶ IP ネットワーク』 (Gene 著、技術評論社、2022 年 4 月刊) は、レイヤー 2 スイッチ、レイヤー 3 スイッチ、ルーターを仮想環境の中で自分で設定しながら、複数のネットワークがつながって通信が届く仕組みを学ぶ入門書です。版元は、技術用語を暗記するだけではネットワークのしくみはなかなか身につかないこと、実際の社内ネットワークやインターネットは複数のネットワーク同士が相互に接続されていることを挙げ、本書を「仮想環境でネットワークを段階的に構築しながら学べるように構成し、技術解説に合わせた多くの演習課題を用意しました」と紹介しています。版元が挙げる読者は「ネットワークをこれから学ぶ方」「管理者としてネットワークをより深く知りたい方」「仮想環境でネットワークを構築してみたい方」です。版元ページの著者紹介 (2026 年 10 月の閲覧時点) によれば、Gene 氏は 2000 年から Web サイト「ネットワークのおべんきょしませんか?」を開設し、ネットワーク技術に関するフリーのインストラクタ、テクニカルライターとして活動しています。

全 9 章と総合演習、ネットワークの全体像からインターネット接続へ

目次は Chapter 1「ネットワークの全体像」から始まり、ネットワークの分類と、TCP/IP の階層、IP、ポート番号、TCP と UDP、DNS と DHCP の概要といった基礎を整理します。Chapter 2「Cisco 機器の設定の基本」で CLI のモードの移行や設定の保存といった操作を押さえたあと、Chapter 3「イーサネットとレイヤ 2 スイッチ」、Chapter 4「VLAN」、Chapter 5「IP アドレスの基礎」、Chapter 6「レイヤ 3 スイッチ」、Chapter 7「ルーティングの基礎」、Chapter 8「RIP」と進み、Chapter 9「インターネットへの接続」でデフォルトルート、NAT/PAT、リフレクシブアクセスリストによるパケットフィルタリングを扱います。Chapter 3、4、6、7、8、9 の章末には【演習】が置かれ、たとえば Chapter 7 の演習はリモートネットワークの洗い出しから始めて、宛先のネットワークごとにルート情報を登録し、最後にルーティングテーブルを確認する手順で組まれています。巻末の Appendix「総合演習」は Part1「VLAN によるネットワークの分割」から Part5「インターネットへの接続」までの 5 段で、一つのネットワークに VLAN、VLAN 間ルーティング、スタティックルート、RIP、インターネット接続を順に積み上げていきます。

VLAN とルーティングテーブル、つながる仕組みを設定で確かめる

TCP/IP の通信は、同じネットワークの中ではスイッチが MAC アドレスを手がかりにフレームを届け、別のネットワークへはルーターやレイヤー 3 スイッチが宛先の IP アドレスとルーティングテーブルを見てパケットを転送する、という 2 段の仕組みで成り立っています。初学者がつまずきやすいのは、この 2 段の境目がどこにあるのかと、行きの経路だけでなく戻りの経路もそろわないと通信が成立しないという点です。図を見て理解したつもりでも、ping が届かない原因を自分で切り分けようとすると、どの機器のどの表を見ればよいのかが分からなくなりがちです。設定と確認のコマンドを打ち、MAC アドレステーブルやルーティングテーブルの中身が変わる様子を見ながら進める学び方は、この境目を手で確かめられる点に価値があります。本書の Chapter 6 には「VLAN の作成と SVI の作成を混同しない」という項目もあり、レイヤー 2 の区切りとレイヤー 3 の接続点を取り違えるという典型的なつまずきを名指しで扱っています。

Cisco の CLI で学ぶ前提と、向く読者 / 向かない読者

設定のコマンドは Chapter 2 で扱う Cisco 機器の CLI が前提です。演習に使う仮想環境のソフトウェアの名前は、版元の紹介と目次には出てこないため、購入前に版元のサポートページや本書の冒頭で確かめておくと安心です。版元のサポートページには正誤表と演習動画の案内が載っています。動的ルーティングとして目次に章が立っているのは RIP で、OSPF や BGP の章はなく、目次の項目に IPv6 は出てきません。プロトコルの仕様を深く学びたい人や、大規模なネットワークの設計を学びたい人には範囲が足りないため、ネットワーク本の選び方 を参考に、教科書型の本や設計の本を組み合わせるほうが目的に近づきます。

逆に、用語は覚えたのに ネットワーク がつながる理由を説明できない人や、社内ネットワークの管理を任されて機器の設定画面を前に戸惑っている人にとって、レイヤー 2 スイッチの動作の確認からインターネット接続まで自分の手で組み上げられる本書は、取り組んだ分だけ理解が確かになる一冊です。演習のたびに確認のコマンドで結果を確かめる習慣を付ければ、障害のときにどこから調べればよいのかという勘所を養う練習にもなります。

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