図解入門 よくわかる 最新 Salesforce の導入と運用

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図解入門 よくわかる 最新 Salesforce の導入と運用の表紙
資格 / 検定
著者:
長谷川 慎(ハセガワシン)
出版社:
秀和システム
出版日:
2023年01月06日
ISBN:
9784798061849
在庫:
在庫あり
3.71(7 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
CRMSFAMASalesforceSales CloudService Cloudオブジェクト設定レポートダッシュボード導入ガイド

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書籍紹介

◆基礎知識や全体像がわかる!!

全世界で 15 万社以上が導入している先進の CRM/SFA/MA、Salesforce。
これからキャリアアップのために Salesforce を学びたい方や、

導入前に何ができるか、またどのように活用するかなどを知りたい方に向けて、

その基礎知識やプロダクトの全体像、オブジェクトの設定方法などを

実際の画面とともに、経験豊富なエンジニアが解説した超入門書。

【目次】

第 1 章 Salesforce の特徴
◎CRM と Salesforce

◎SFA と Salesforce

◎MA と Salesforce 〜etc.

第 2 章 Salesforce の製品構成
◎Salesforce の全体像

◎Sales Cloud

◎Service Cloud 〜etc.

第 3 章 オブジェクトタイプ
◎標準オブジェクト

◎カスタムオブジェクト

第 4 章 Salesforce の画面構成

◎デスクトップ版

◎モバイル版

第 5 章 レポートとダッシュボード
◎レポートの概要

◎ダッシュボードの概要

第 6 章 Salesforce 内でのコミュニケーション
◎Chatter の使い方 1 社内ユーザ

◎Chatter の使い方 2 外部パートナー

第 7 章 標準オブジェクトの登録方法
◎取引先の登録

◎取引先責任者の登録 〜etc.

第 8 章 レポートの作成
◎レポートタイプの選択

◎レポートの共有 〜etc.

第 9 章 ダッシュボードの作成
◎グラフの種類

◎コンポーネントの作成 〜etc.

第 10 章 カスタムオブジェクトの作成
◎カスタムオブジェクトの作成

◎カスタム項目の作成 〜etc.

第 11 章 プロセスの自動化
◎承認プロセスの作成

◎プロセスビルダーの設定 〜etc.

第 12 章 インターフェースのカスタマイズ
◎ホーム画面の設定

◎レコードページの設定 〜etc.

第 13 章 Salesforce 導入で最初にすること
◎ログイン/ログアウトと管理者の設定

◎ユーザの作成 〜etc.

第 14 章 AppExchange による拡張
◎開発コストを抑える AppExchange

◎アプリのインストール 〜etc

第 15 章 Salesforce でキャリアアップ
◎Salesforce 認定資格

◎コンサルティングパートナー 〜etc

巻末資料
◎学習用コンテンツ

◎用語集 〜etc.

技書の森解説

営業部門の顧客管理を Salesforce に載せ替えると決まったとき、あるいは情シスとして管理者権限を渡されたとき、最初の壁は個々の設定手順ではなく全体像の見えにくさです。本書 (長谷川慎 著、秀和システム、2023 年 1 月刊) は、秀和システムの図解入門シリーズの一冊として、Salesforce の基礎知識と設定方法を実際の画面と図表で解説する超入門書で、副題に「営業チーム & 情シスのための基礎知識」と掲げるとおり、開発者ではなく使う側と運用する側に向けて書かれています。版元の紹介 (2023 年の刊行時点) によれば Salesforce は全世界で 15 万社以上が導入する CRM/SFA/MA のソリューションで、これからキャリアアップのために学びたい人と、導入前に何ができるかを知りたい人の両方が読者に想定されています。版元は 2026 年 1 月に重版決定を告知しており、刊行から 3 年を経ても入門書として選ばれ続けている本です。

全 15 章と巻末資料の構成、概念から画面操作へ

構成は全 15 章に巻末資料が付く形で、概念から操作へと降りていきます。第 1 章から第 4 章は Salesforce の特徴、製品構成、オブジェクトタイプ、画面構成という見取り図の部で、第 2 章では Sales Cloud、Service Cloud、Experience Cloud、Account Engagement (旧 Pardot)、Marketing Cloud、CRM Analytics、Quip と製品群を一つずつ位置づけます。第 5 章から第 9 章は日々の利用にあたる部で、レポートとダッシュボードの概要、Chatter による社内ユーザと外部パートナーとのコミュニケーション、取引先 / 取引先責任者 / 商談 / ToDo / 活動 / 行動という標準オブジェクトの登録、レポートの作成と結合レポート、ダッシュボードのコンポーネントと検索条件までを手順で示します。第 10 章から第 12 章が管理者の領域で、カスタムオブジェクトとカスタム項目、ページレイアウト、レコードタイプ、リストビューの作成、承認プロセス・プロセスビルダー・ワークフロールール・フローによるプロセスの自動化、ホーム画面やレコードページ、パスといったインターフェースのカスタマイズを扱います。第 13 章の導入時に最初にすること (管理者設定 / ユーザ作成 / プロファイル)、第 14 章の AppExchange による拡張、第 15 章の認定資格とパートナー制度によるキャリアアップで締め、巻末資料に学習用コンテンツ、困った時の調べ方、Salesforce 用語集が付きます。章の合間には「現場へのヒアリング」「全員参加の導入プロジェクト」といった導入現場のコラムが挟まります。

CRM / SFA / MA とオブジェクトの考え方、標準機能を使い切る理由

Salesforce を学ぶうえで押さえたい背景が二つあります。一つは用語の階層です。CRM (顧客関係管理) は顧客との接点を一元管理する考え方の総称で、SFA (営業支援) は商談や活動の記録を通じて営業プロセスを可視化する領域、MA (マーケティングオートメーション) は見込み客の獲得と育成を自動化する領域にあたり、Salesforce は一つのプラットフォームの上にこれらの製品を並べています。もう一つはデータの持ち方です。Salesforce の「オブジェクト」はリレーショナル データベース のテーブルに相当し、項目が列、レコードが行にあたります。取引先や商談のように標準で用意されたオブジェクトと、自社業務に合わせて作るカスタムオブジェクトの二種類を組み合わせ、レポートとダッシュボードはそのデータを集計して見せる層、承認プロセスやフローは条件に応じて処理を進める 自動化 の層です。Salesforce は クラウド 上のマルチテナント型サービスとして年 3 回のバージョンアップが全利用者に一斉に届くため、独自開発を積み上げるより標準機能の範囲で組む方が更新に追従しやすく、版元も本書を通じて標準機能を把握することが効率的な導入 / 運用の方法だと述べています。本書の目次にコード開発の章がないのはこの方針の反映で、宣言的な設定だけでどこまで業務を組めるかを一冊で見渡せます。

独学で資格を積んだ著者の経歴と、営業チームと情シスへの視点

著者の長谷川慎氏は、刊行時のプロフィールによれば KLever 株式会社の代表取締役で、Salesforce 認定 Sales Cloud コンサルタントや認定 Pardot スペシャリストなどの資格を持ちます。2016 年に Salesforce を導入していた清掃会社へ入社して初めて Salesforce に触れ、知識のない状態から無料のオンライン学習ツール Trailhead で学び、システム管理者として業務にあたった後、2018 年に構築パートナーとして独立して KLever を設立しました。取得資格は刊行時点で 9 つに達し、学び始めの頃に必要な情報を探すのに苦労した経験から YouTube で「Salesforce 初心者講座」を開設しています。管理者として現場で使い、パートナーとして他社に導入してきた両方の視点が、営業チームには使い方を、情シスには設定の勘所を、同じ画面を見せながら伝える本書の書き方につながっています。

プログラミング不要の前提と、本書が向かない人

前提知識としてプログラミングは求められず、業務システムを使った経験があれば読み通せます。向かないのは、Apex や Lightning Web Components による開発を学びたい人、認定資格の試験対策そのものを目的とする人、そして自社がすでに高度にカスタマイズされた組織を運用していて個別の設定の深掘りだけが必要な人です。前者には開発者向けの書籍や公式の学習コンテンツ、資格対策には試験ごとの対策資料が適切で、本書は第 15 章と巻末の学習用コンテンツで、そうした次の一歩への入口を案内する役割にとどまります。2023 年 1 月刊のため画面と機能名はその時点のものが前提で、手元の環境と表示が異なる箇所は公式ヘルプで補う読み方になります。

営業チームのリーダーが導入プロジェクトで情シスと同じ言葉を話せるようになりたい場合、あるいは総務や情シスの担当者が突然 Salesforce の管理者を任された場合、この一冊で用語 / 製品構成 / オブジェクト / レポート / 自動化の骨格をそろえられます。管理者としての最初の一か月に手元に置く本として、投じた費用は設定ミスや調べ直しの時間の削減ですぐに回収できるはずです。

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