図解まるわかり AWS のしくみ

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図解まるわかり AWS のしくみの表紙
クラウド / インフラ / DevOps
著者:
西村 泰洋(ニシムラ ヤスヒロ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2022年05月23日頃
ISBN:
9784798174709
在庫:
在庫あり
3.75(8 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
AWSクラウドコンピューティング入門書図解基本サービス実践的初心者向けクラウドプラットフォームリソース管理インフラ

なぜ注目されているか

言及数
1206位
総合1847位 ↓ 2 ランクダウン 言及 1 件

書籍紹介

本書は AWS が企業や団体向けのサービスであることを踏まえて、個人でも利用しやすい基本的かつ代表的なサービスを中心にやさしくかつ丁寧に解説することで、AWS ならびにクラウドの初心者の方でも概要を理解することができます。また、AWS が提供しているクラウドサービスの手軽さや簡単さ、やや難しくて注意を要するポイント、技術的な部分などにも多少踏み込むことで、既存の入門書よりもより実践的な内容となっています。

技書の森解説

AWS は提供サービスの数が多く、初めて触る人は「どのサービスが何の役割を担い、互いにどうつながるのか」という見取り図を持たないまま個別の設定に入って迷いがちです。『図解まるわかり AWS のしくみ』 (西村泰洋 著、翔泳社、2022 年 5 月刊) は、見開き 1 テーマで解説とイラストを組み合わせ、AWS と クラウド の初心者が代表的なサービスの考え方から技術面まで概要をつかめるように書かれた入門書です。版元は、AWS が企業や団体向けのサービスであることを踏まえて個人でも利用しやすい基本的かつ代表的なサービスを中心に扱い、手軽さや簡単さだけでなく注意を要するポイントや技術的な部分にも踏み込むことで、既存の入門書より実践的な内容にしたと紹介しています。

全 9 章の構成、EC2 / S3 / VPC の操作から先進的なサービスまで

構成は全 9 章です。第 1 章「AWS を使う」で提供サービスの概要と特徴、利用に際して必要なもの、利用料金と料金の管理、接続環境を押さえ、第 2 章「クラウド利用の基本」では利用するデータセンターの地域とリージョンの中の設備の選択、AWS 利用を前提としたシステム構成、パブリックとプライベート、ハイブリッド、複数サービス併用という利用の傾向、見えるところと見えにくいところの留意点など、事前に検討すべきことを整理します。第 3 章と第 4 章は Amazon EC2 と Amazon S3 の各論で、インスタンスタイプの選択、ストレージとセキュリティグループの設定、接続の準備、Web サーバー機能のインストールとコンテンツのアップロードまでの流れや、バケットの作成、ファイル共有できるユーザーの設定、バックアップとしての利用を扱います。第 5 章「クラウドを支える技術」はクラウド事業者の視点に立ち、IaaS と PaaS の基盤となるソフトウェア、サーバーの仮想化技術、コンテナの管理、ネットワークの仮想化を説明する章です。第 6 章の Amazon VPC ではサブネットに分けるしくみ、プライベートサブネットでの注意点、VPC 同士の接続、VPC と S3 との接続まで進み、第 7 章で RDS と DynamoDB、RDB とその他の DB、全文検索という選択肢を、第 8 章でサーバーレスのサービスと Lambda の利用例、機械学習を実現するサービス、DX 実現へのガイドを、第 9 章でユーザー管理、クラウドのログインの基本、仮想ファイアウォール機能、操作の証跡、性能管理と運用を取り上げます。

クラウド事業者の視点で AWS のしくみを学ぶ意味

AWS の入門書の多くは利用者の側からマネジメントコンソールの操作を追いますが、本書は第 5 章でクラウド事業者の側に立ち、大量の IT リソースを束ねる仕組みや仮想化の技術を挟み込んでいる点が特徴です。ここには実務上の意味があります。EC2 のインスタンスは物理サーバー上で動く仮想マシンであり、インスタンスタイプの選択は結局のところ CPU / メモリ / ストレージという物理資源の割り当てを選ぶ行為です。VPC のサブネットやセキュリティグループはソフトウェアで実現された仮想ネットワークであり、S3 はファイルサーバーとは設計思想の異なるストレージです。こうした下地を知っていると、「なぜリージョンとその中の設備を選ぶ必要があるのか」「なぜプライベートサブネットに置いたサーバーは外と直接通信できないのか」といった疑問が、画面上の設定項目の暗記ではなく仕組みの理解として腹落ちします。サービスの名称や画面は年々変わっても、仮想化されたサーバー・ストレージ・ネットワークを組み合わせるという骨格は変わらないため、この層の理解は長く効きます。

AWS 初心者に必要な前提知識と、2022 年刊としての読み方

前提知識としては、サーバー、ネットワーク、データベースという言葉の意味が分かる程度で読み始められます。版元が対象に挙げるのは、AWS 全体の概要を知りたい人、実務で AWS に関わる人、AWS に関連する技術のイメージがわかなくて困っている人、AWS の運用や管理についてイメージをつかみたい人です。注意点は刊行時期で、本書は 2022 年 5 月時点のサービス構成と画面を前提にしています。AWS は画面の構成や個々のサービスの仕様、料金体系を継続的に更新しているため、インスタンスやバケット、VPC の作成手順は本書で流れをつかんだうえで公式ドキュメントの記載を確かめながら進めるのが安全です。AWS の世界でユーザーと権限の管理を担う IAM のように、概念を先に押さえておくと画面が変わっても迷わない領域は多くあります。一方、すでに複数のサービスを業務で運用していて可用性設計やコスト最適化の設計パターンを求める人、認定資格の試験対策を目的にする人には、本書の粒度は入門寄りで物足りません。そうした段階の選書は AWS 本の選び方 で整理しています。

AWS アカウントを作ったものの EC2 と S3 と VPC の関係が腹落ちしていない人、オンプレミスのシステム担当からクラウド移行の検討を任された人、営業や企画の立場で AWS の話を技術者と対等に進めたい人にとって、見開き単位で必要なテーマから読める本書は投じた時間の回収が早い一冊です。AWS を「サービス名の羅列」ではなく「仕組みのつながり」として理解したい人に、出発点として堅実な選択です。

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この本は技書デッキのカードです (備え 6 / 気力 +3) 図鑑でこの本を見る

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