ポケットスタディ AWS 認定デベロッパーアソシエイト [DVA-C02 対応]

ポケットスタディ AWS 認定デベロッパーアソシエイト [DVA-C02 対応]の表紙
著者:
山下光洋 / 著
出版社:
秀和システム
出版日:
20231130
ISBN:
9784798070698
AWS

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技書の森解説

AWS 認定デベロッパーアソシエイト (DVA-C02) の合格を目指す開発者に向けた試験対策テキストです。『ポケットスタディ AWS 認定デベロッパーアソシエイト [DVA-C02 対応]』 (山下 光洋 著、秀和システム、2023 年 11 月 30 日発売) は、2021 年 3 月に刊行された旧版を DVA-C02 試験に合わせて改めた改訂版で、版元の紹介では、AWS にどういった機能があり、何をすれば何ができるのかを知ることで合格を目指す本と説明されています。資格の取得を、開発現場の阻害要因を取り除いて本来の課題解決に集中するための技術力の証明と位置づけているのが、この本の出発点です。

試験の出題分野に沿った SECTION 1〜6 の構成

目次は 6 つの SECTION に分かれています。SECTION 1 で AWS 認定デベロッパーアソシエイトという試験そのものを確認し、SECTION 2「開発」、SECTION 3「セキュリティ」、SECTION 4「デプロイ」、SECTION 5「トラブルシューティングと最適化」と続いて、最後の SECTION 6 が本試験想定問題集です。SECTION 2 から SECTION 5 の 4 つの名前は、AWS 公式の試験ガイドが示すコンテンツ分野と同じ並びで、2026 年 10 月時点の試験ガイドでは、採点対象のうち開発が 32%、セキュリティが 26%、デプロイが 24%、トラブルシューティングと最適化が 18% を占めます。分野ごとに読み進めたあと、想定問題で本番の形式に慣れるという、試験の枠組みに沿った組み立てです。

DVA-C02 が問う、コードから AWS を使いこなす力

同じアソシエイトの段でも、ソリューションアーキテクトの試験が構成の選び方を問うのに対し、デベロッパーの試験はアプリケーションのコードから AWS のサービスをどう呼び、どう守り、どう届けるかを問います。試験ガイドが挙げる能力は、AWS でのアプリケーションの開発と最適化、CI/CD のワークフローを使ったパッケージ化とデプロイ、アプリケーションコードとデータの保護、アプリケーションの問題の特定と解決です。たとえば API Gateway と Lambda を組み合わせた構成 では、関数の書き方だけでなく、関数に与える実行ロールの権限、呼び出しが失敗したときの再試行、ログからの原因の切り分けまでが一続きの知識として求められます。一方で、2026 年 10 月時点の試験ガイドは、アーキテクチャの設計、CI/CD パイプラインそのものの設計と作成、IAM のユーザーとグループの管理を試験の範囲外と明記しています。範囲の内と外を押さえておくと、学習の深さを決めやすくなります。

受験前に確かめたい前提知識と試験ガイドの改訂

試験ガイドは受験対象者として、AWS のサービスを使ったアプリケーションの開発と保守に 1 年以上の実務経験があることと、少なくとも 1 種類の高水準プログラミング言語に習熟していることを挙げています。試験の形式は 2026 年 10 月時点で、採点対象の 50 問に採点対象外の 15 問を加えた構成、試験時間 130 分、100〜1,000 の換算スコアで 720 が合格です。AWS をほとんど触ったことがない段階なら、先に AWS 本の選び方 を参考に全体像をつかむ本を 1 冊通しておくほうが、本書の解説が頭に入りやすくなります。また本書は 2023 年 11 月の刊行で、試験ガイドはその後も見直されており、2026 年 10 月時点では AI 支援の開発ツールなどを扱う新たなトピックが、スコアに影響しないプレテスト問題として出題される場合があると案内されています。受験の前には AWS 公式の試験ガイドで分野と重みを確かめ、本書で手薄な部分を公式のドキュメントで補うのが確実です。

業務で AWS 上のアプリケーションを書いていて、使っているサービスの知識を試験の 4 分野に沿って整理し直したい人、以前の試験 DVA-C01 で学んだ知識を DVA-C02 の枠組みで点検し直したい人にとって、分野別の解説と想定問題集を 1 冊で回せる本書は、学習計画を立てやすい選択肢です。SECTION 1 で試験の全体像を確かめてから、自分の弱い分野を重点的に読み進めてください。

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