コミュニティ・ジェネレーションの表紙

コミュニティ・ジェネレーション(コミュニティジェネレーション)

「初音ミク」とユーザー生成コンテンツがつなぐネットワーク

その他
著者:
片野 浩一/石田 実(カタノコウイチ/イシダミノル)
出版社:
千倉書房
出版日:
2018年01月10日頃
ISBN:
9784805111321
在庫:
在庫あり
3(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
マーケティングユーザーコミュニティデジタルビジネスバーチャルアーティストソーシャルメディア戦略ブランド構築ファンエンゲージメントコンテンツマーケティングコミュニティマネジメント文化分析

なぜ注目されているか

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書籍紹介

「初音ミク」現象とこれを生み出すユーザー・コミュニティは、ビジネスの機会にどのように結び付いているのかをマーケティング上の実証研究から考察する。

技書の森解説

歌声合成ソフトとして売り出された「初音ミク」は、ユーザーが楽曲を作り、別のユーザーがイラストや動画を重ね、さらに歌ってみた・踊ってみたが連鎖するという、企業単独では決して設計できない創作の生態系を生み出しました。本書はこの現象を、思い出語りやカルチャー論としてではなく、マーケティング上の実証研究として扱う学術書です。片野浩一氏と石田実氏の共著として、 2018 年 1 月に千倉書房から刊行されました。

サブタイトルにある「ユーザー生成コンテンツがつなぐネットワーク」という表現が示すとおり、分析の焦点は個々の作品ではなく、創作者たちのコミュニティがどのようなつながりの構造を持ち、それがビジネスの機会にどう結びついているかにあります。ファンの自発的な創作活動と企業の事業活動は、放任でも管理でも成立しない微妙な均衡の上にあり、この関係を実証データから考察する点に本書の独自性があります。 2000 年代後半からの動画共有サイトの隆盛を背景とした、日本発の題材による研究である点も意義深いところです。

UGC を軸にしたサービスやファンコミュニティ施策を担当する人が、施策の勘所を学術の言葉で裏付けたいときに手に取る価値があります。研究書としての体裁を持つため読み物としての軽さはありませんが、マーケティングや経営学の初歩的な概念に馴染みがあれば読み進められます。二次創作を軸に成長したプラットフォームの内側を知る読者なら、分析結果を自分の実感と突き合わせる楽しみも味わえるでしょう。

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