入門 継続的デリバリー(ニュウモンケイゾクテキデリバリー)
テストからリリースまでを安全に自動化するソフトウェアデリバリーのプロセス
プログラミング- 著者:
- Christie Wilson/Jez Humble/Eric Brewer/渡辺 光一/井上 渉/庄司 祐馬(クリスティ ウィルソン/ジェズ ハンブル/エリック ブリューワー/ワタナベ コウイチ/イノウエ ワタル/ショウジ ユウマ)
- 出版社:
- オライリー・ジャパン
- 出版日:
- 2024年04月26日頃
- ISBN:
- 9784814400690
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
「継続的デリバリーとは何か」を一から具体的にわかりやすく解説!
継続的デリバリーとは、コード変更を必要に応じて迅速かつ安全に、継続的にリリースできるようにするための開発手法です。本書は、初めて継続的デリバリーに取り組む読者向けに、必要な知識とベストプラクティスをていねいに示す入門書です。基本的な概念や技術、アプローチの解説はもとより、章ごとに事例を使用しながら、継続的デリバリーを実践する際に直面するさまざまなシナリオを取り上げ、その全体像・世界観を包括的に理解することができます。
技書の森解説
コードを書いてからプロダクションに届くまでの道のりを、どうすれば安全に、速く、繰り返し可能な形で整備できるのか。『入門 継続的デリバリー』はその問いに正面から答える入門書で、 Christie Wilson 氏の著、渡辺光一氏の監訳 (訳 = 井上渉・庄司祐馬・遠山雄二の三氏) により、オライリー・ジャパンから 2024 年 4 月に刊行されました。原書は『 Grokking Continuous Delivery 』。序文を『継続的デリバリー』の共著者である Jez Humble 氏と、 Eric Brewer 氏が寄せており、副題の「テストからリリースまでを安全に自動化するソフトウェアデリバリーのプロセス」がそのまま本書の守備範囲です。
4 部 13 章の構成、常にデリバリー可能な状態を保つために
構成は 4 部 13 章です。第 1 部で継続的デリバリーとは何か、パイプラインの基本を押さえ、第 2 部「常にデリバリー可能な状態に保つ」でバージョン管理、リント、ノイズの多いテストへの対処、遅いテストスイートの高速化、適切なタイミングでのシグナルと、品質を守る仕組みを固めます。第 3 部「デリバリーの簡略化」はバージョン管理を起点にビルドとデプロイの信頼性へ、第 4 部はパイプライン全体のデザインへ進み、付録では個別の CD システム (Tekton など) とバージョン管理システムを紹介します。版元の紹介によれば、章ごとに事例のシナリオを使って進む形式で、初めて継続的デリバリーに取り組む読者が全体像を包括的に掴めることを狙った作りです。
ツールの手順書ではなく、設計原則の本
CI/CD の領域は Jenkins の時代からツールの入れ替わりが激しく、特定ツールの手順を覚えても数年で通用しなくなりがちです。本書が本文を個別ツールの操作でなく原則と判断基準で進め、ツール紹介を付録に隔離しているのは、その変化に耐える知識を残すためです。たとえばデプロイの安心感は、問題が起きたときに素早く前の状態へ戻せる ロールバック の設計や、新旧環境を並行させて切り替える ブルーグリーンデプロイ のような手法に支えられます。こうした個々の道具立てを「なぜそれが要るのか」という原則の側から配置し直せるようになることが、パイプラインを設計する立場への第一歩です。
デリバリー設計を学ぶ読者と前提知識
CI/CD ツールを触ったことはあるが、デリバリー全体をどう設計すべきか体系的に考えたことがない。その段階のエンジニアが読むと、断片的な経験がパイプライン設計という一つの枠組みに整理されます。テストが遅い、たまに落ちる、デプロイが怖い、といった症状に個別対処してきたチームにも、原因を構造から見直す語彙を与えてくれます。一方、特定ツールの設定手順をすぐ知りたい人には遠回りで、その用途は各ツールの公式ドキュメントが適任です。ツールの使い方の先にある「デリバリーの設計思想」を身につけたい人にとって、腰を据えて読む価値のある一冊です。
言及 Qiita 記事 (11 件)
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