LeanとDevOpsの科学[Accelerate]の表紙

Lean と DevOps の科学[ Accelerate ](リーン ト デブオプス ノ カガク アクセラレート)

テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する

著者:
ニコール・フォースグレン/ジェズ・ハンブル(フォースグレン,ニコール/ハンブル,ジェズ)
出版社:
インプレス
出版日:
2018年11月
ISBN:
9784295004905
シリーズ:
impress top gear
在庫:
在庫あり
★★★★☆4(10 件)
中級者向け
DevOpsLean組織改善パフォーマンス管理ソフトウェアデリバリーアジャイルリーダーシップマネジメントケイパビリティ科学的手法

なぜ注目されているか

総合
116
2 ランクダウン19 件の言及
言及数
165
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書籍紹介

本書は、数年にわたる科学的で厳密な調査研究を基に、開発組織を改善するために必要な仕組みを解説しています。 Lean や DevOps といった開発・運用スタイルが、組織文化、リーダーシップ/マネジメントとどう関連しているかを明らかにし、パフォーマンス向上を促すケイパビリティ (組織の様々な機能・能力) を示しました。本書の内容は、パフォーマンス向上の原則を最も信頼のおける形で示しており、 IT に関わる方々に限らず、多くの人々にとって意義深い一冊となっています。

技書の森解説

ソフトウェア開発の生産性を「感覚」ではなく「統計的に検証された因果モデル」で語る。本書はその試みを 4 年間・数千組織規模の調査データで実証した研究報告書であり、 DevOps の議論を根本から変えた一冊です。著者の Nicole Forsgren 博士 (組織行動学) 、 Jez Humble (Continuous Delivery 提唱者) 、 Gene Kim (The Phoenix Project 著者) という異分野の専門家が共著しています。

本書が示す核心は、デプロイ頻度、リードタイム、変更失敗率、復旧時間 (Four Keys) が組織のビジネス成果と因果関係を持つという実証結果です。「テスト自動化すべき」「トランクベース開発が望ましい」といった主張を、データと統計的手法 (構造方程式モデリング) で裏付けている点が、経験則ベースの DevOps 本と一線を画します。

注意点として、本書は「何をすべきか」のエビデンスを示しますが「どうやるか」の具体的手順は詳しくありません。実装レベルの CI/CD 構築ガイドが必要なら別の技術書を当たる必要があります。しかし、経営層やマネジメントに対して「なぜこの施策に投資すべきか」を論拠付きで説明したい場面では、本書ほど強い武器はありません。技術的意思決定を組織的な文脈で正当化する必要がある人に向いています。

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