Windows PowerShell 超入門

ウインドウズ パワーシェル チョウニュウモン

4.0 対応

Windows PowerShell 超入門の表紙
OS
著者:
新丈径(シンジョウ, ケイ)
出版社:
インプレス
出版日:
2014年07月
ISBN:
9784844336235
在庫:
在庫あり
4(1 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
WindowsOSShellPowerShellScriptingAutomationITSystem AdministrationCommand LineBeginner

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書籍紹介

キホン操作からスクリプトの作成、文法などをていねいに解説。既存の道具やノウハウを活用。面倒な繰り返し操作を一括処理。デスクトップ作業の自動化を実現できる。

技書の森解説

『Windows PowerShell 超入門』 (新丈径 著、インプレス、2014 年 7 月刊) は、Windows に備わるコマンド実行環境 Windows PowerShell を、基本操作から変数とオブジェクト、演算子と式、関数とフィルター、スクリプトの作成まで順に解説した入門書です。NDL の書誌には副題として「4.0 対応」が登録されており、Windows PowerShell 4.0 を前提にした本です。版元の紹介文は「キホン操作からスクリプトの作成、文法などをていねいに解説」とし、「面倒な繰り返し操作を一括処理。」「デスクトップ作業の自動化を実現できる。」と案内しています。

全 6 章の構成、PowerShell とは何かからスクリプトを書くまで

目次は 6 つの章からなります。第 1 章「Windows PowerShell とは」と第 2 章「PowerShell を使ってみよう」で PowerShell の位置づけと基本の操作に触れ、第 3 章「変数とオブジェクトを操作する」と第 4 章「さまざまな演算子と式の使い方」で文法の土台を固めます。第 5 章「関数とフィルタを作る」で処理をまとめる方法へ進み、最後の第 6 章「スクリプトを書いてみよう」でスクリプトの作成に至ります。版元の紹介文には「既存の道具やノウハウを活用。」という一文もあります。

オブジェクトを受け渡すパイプラインと、コマンドプロンプトとの違い

Unix 系の シェルスクリプト やコマンドプロンプトのバッチファイルでは、コマンドの間を流れるのは文字列で、前のコマンドの出力から必要な部分を切り出す処理を書き手が用意する必要があります。PowerShell ではコマンドレットの出力が .NET のオブジェクトとして次のコマンドへ渡るため、ファイルの一覧から更新日時やサイズといったプロパティを名前で指定して絞り込んだり、並べ替えたりできます。Get-ChildItem や Where-Object のように動詞と名詞をハイフンでつなぐコマンドレットの名前も、何をするコマンドかを推し量りやすくするための決まりです。PowerShell のフィルターは、パイプラインを流れてくる要素を 1 つずつ処理する関数の一種で、第 5 章は関数と並べてこれを扱う章です。変数に入るのも文字列ではなくオブジェクトであるという点に慣れると、手で繰り返していた操作をスクリプトに置き換える道筋が見えやすくなります。

4.0 対応の本を読むときの前提と、PowerShell 7 系との違い

本書は 2014 年刊で、Windows PowerShell 4.0 を前提にしています。Microsoft の公式文書によると、Windows PowerShell 5.1 は .NET Framework v4.5 の上に構築されており、PowerShell 6.0 のリリースからは .NET Core 上のオープンソース プロジェクトとなって、Windows、macOS、Linux で実行できるようになりました。同じ文書は、Windows PowerShell と PowerShell では PowerShell 言語にほとんど違いはなく、顕著な違いはコマンドレットの可用性と動作、.NET Framework と .NET Core の違いに起因すると説明しています。変数、演算子、関数、スクリプトという本書の章立てで学ぶ文法は後の版でも土台になる一方、個別のコマンドレットの挙動や Windows 以外での実行については、公式文書で手元の版と照らし合わせながら読む必要があります。また、目次の章題はスクリプトの作成までで、Windows Server の運用管理やモジュールの作成を主題にした章はありません。

普段の Windows の操作で、同じファイル操作や設定の確認を何度も手で繰り返している人や、コマンドプロンプトのバッチから一歩進んで繰り返し作業の 自動化 に取り組みたい人にとって、基本操作から文法、スクリプトの作成までを全 6 章で順に進める本書は、PowerShell の考え方を最初に一通り押さえるための一冊として選びやすい本です。

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