人間機械論第 2 版 新装版

ニンゲン キカイ ロン

人間の人間的な利用

人間機械論第 2 版 新装版の表紙
その他
著者:
ノーバート・ウィーナー / 鎮目恭夫(ウィーナー, ノーバート / シズメ, ヤスオ)
出版社:
みすず書房
出版日:
2014年09月
ISBN:
9784622078838
在庫:
在庫あり
4.5(3 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
サイバネティックス制御理論通信理論哲学社会理論自動化システム理論人間機械論思想的考察未来予測

なぜ注目されているか

総合2441位

書籍紹介

通信と制御の観点から、機械、生物、社会を捉えるサイバネティックスという新しい学問分野を創始し、命名したウィーナー。その主著『サイバネティックス』の内容を、よりわかりやすく説いたのが本書である。第 2 版では、その概念が普及した状況から、より思想的・哲学的考察に重点をおいて改訂。自動機械や統治など、科学や社会の未来を予見しつつ警鐘を鳴らす。

技書の森解説

『人間機械論第 2 版 新装版』 (ノーバート・ウィーナー 著、鎮目恭夫、池原止戈夫 訳、みすず書房、2014 年 9 月刊) は、サイバネティックスという学問分野を創始し、命名した数学者ノーバート・ウィーナーが、主著『サイバネティックス』の内容を一般の読者に向けて説いた本の邦訳です。版元の書籍ページの見出しには「人間の人間的な利用」が添えられ、原題は THE HUMAN USE OF HUMAN BEINGS です。国立国会図書館の書誌では、原著第 2 版 (1954 年刊) の翻訳で、2007 年刊の再刊と記録されています。

通信と制御で機械と生物を同じ枠に置くサイバネティックス

サイバネティックスは、機械も生物も社会も、情報をやり取りし、その結果を見て次の動きを調整する仕組みとして捉える考え方です。版元の著者略歴によると、ウィーナーは 1930 年頃から神経生理学者と共同研究に取り組み、計算機械と生物の神経系が同じ構造をもつことを認めて、その数学的理論としてサイバネティックスを創始し、1948 年に『サイバネティックス』を著しました。

まえがきと全 11 章、I の歴史から XI の通信妨害まで

本書は訳者まえがきと、「偶然的宇宙という概念」を副題とするまえがきに続く全 11 章です。I「歴史におけるサイバネティックス」、II「進歩とエントロピー」、III「固定性と学習: 通信行動の二つのパターン」、IV「言語の仕組みと歴史」、V「通信文としての組織」、VI「法律とコミュニケーション」、VII「コミュニケーション・機密・社会政策」、VIII「知識人と科学者との役割」、IX「第一次および第二次産業革命」、X「ある種の通信機械とその将来」、XI「言語、かく乱、通信妨害」です。版元の紹介文は、第 2 版について、その概念が普及した状況から「より思想的・哲学的考察に重点をおいて改訂」したと説明し、自動機械や統治など、科学や社会の未来を予見しつつ警鐘を鳴らす本だと案内しています。

1979 年の第 2 版の邦訳の初版と原著第 2 版

版元の案内では、第 2 版の邦訳の初版は 1979 年 10 月の発行です。国立国会図書館の書誌では原著第 2 版は 1954 年の刊行で、版元は「21 世紀においても示唆に富む内容」と紹介しています。古い技術書の読み方は 技術書の古典を読む意味 にまとめています。

本書は、ウィーナーが通信と制御の観点から機械、生物、社会を論じた議論を、まえがきと I「歴史におけるサイバネティックス」から XI「言語、かく乱、通信妨害」までの全 11 章に収めています。

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

ノーバート・ウィーナー の他の書籍

関連記事

関連用語

共有: