AI原論 神の支配と人間の自由の表紙

AI 原論 神の支配と人間の自由(エーアイゲンロンAI カミノシハイトニンゲンノジユウ)

著者:
西垣 通(ニシガキ トオル)
出版社:
講談社
出版日:
2018年04月10日頃
ISBN:
9784062586757
価格:
¥1,980
シリーズ:
講談社選書メチエ
在庫:
1
判型:
全集・双書
★★★★☆4.0(12 件)
総合
604
2 ランクダウン1 件の言及
言及数
927
中級者向け
人工知能シンギュラリティAI倫理AIの未来技術特異点AIと社会AI哲学AI応用AI進化AI研究

書籍紹介

第三次ブームを迎えた AI の進化は、われわれの生活を避けようもなく変えつつある。自動運転、投資相談、医療診断など、以前では想像もできなかった領域に AI が入り込んでいく中で、 30 年以内に AI の知性が人間を超越する、という「シンギュラリティ (技術特異点) 」仮説を唱える専門家さえいる。われわれを待っているのは「薔薇色の未来」なのか? 半世紀にわたって AI を間近で見てきた第一人者が投げかける大切な問い。

ここのところ「スマートスピーカー」の宣伝をよく目にします。名だたる企業が競うように発売し、これを導入すると、どれほど生活が便利になるかを伝えています。スマートスピーカーは「 AI スピーカー」とも呼ばれるように、 AI (人工知能) が搭載されています。囲碁や将棋で AI がプロに勝った、というニュースを聞くようになってから、もうずいぶん経ちますが、今や自動運転、投資相談、医療診断など、以前では想像もできなかった領域に AI は進出しつつあります。そして、 30 年以内に AI の知性が人間を超越する、という「シンギュラリティ (技術特異点) 」仮説を唱える専門家さえ出てきています。
そこに待っているのは「薔薇色の未来」でしょうか? 便利さ、というものに目を奪われて、しっかり考えることなく、さまざまな判断をコンピュータに委ねてしまうことになって、だいじょうぶなのでしょうか?

本書は、半世紀近くにわたって AI の栄枯盛衰を間近で見てきた第一人者からの提案の書です。──先に進む前に、いったん立ち止まって、きちんと考えてみませんか?

現在の AI ブームとも呼ぶべき状況は、 1950 〜 60 年代の第一次ブーム、 1980 年代の第二次ブームに続く三度目のものになります。本書は、それらの歴史を振り返り、それぞれの時期に何が可能になったのか、何が不可能であることが分かったのか、そしてそれは今日に至って解決されたのか、といった点を分かりやすく整理します。

その上で、今、世界中で注目されるフランスの哲学者カンタン・メイヤスーの議論を手がかりにして、 AI が目指しているのはどんな世界なのかを探っていきます。そこで明らかになるもの、それは「絶対知をもつ神に人間が近づいていく壮大なストーリー」にほかなりません。もしもそのストーリーが現実のものになったとしたら、「自由意思」や「責任」といったものはどうなるのでしょう?

AI とよく付き合うために、本書は大切な問いを投げかけます。

【本書の内容】
まえがき

第一章 機械に心はあるのか

第二章 汎用 AI ネットワーク

第三章 思弁的実在論

第四章 生命と AI がつくる未来

第五章 AI と一神教

言及 Qiita 記事 (1 件)

この本に興味がある方におすすめ

この本に関連

西垣 通 の他の書籍

関連記事

関連用語

共有:Xはてブ