無料ではじめる Blender CG アニメーションテクニック 〜3DCG の構造と動かし方がしっかりわかる 【Blender 2.8 対応版】

ムリョウデハジメルブレンダー シージーアニメーションテクニック

無料ではじめる Blender CG アニメーションテクニック 〜3DCG の構造と動かし方がしっかりわかる 【Blender 2.8 対応版】の表紙
デザイン / グラフィックス
著者:
大澤龍一(オオサワリュウイチ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2019年09月20日頃
ISBN:
9784297108632
在庫:
在庫あり
3.67(3 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
3D グラフィックスデザイン・グラフィックスCG3DCGアニメーションモデリングレンダリングBlenderエフェクトボーンペアレント

なぜ注目されているか

言及数
907位
総合1591位 言及 2 件

書籍紹介

本書は、キャラクターを動かすことを通じて、「ペアレント」「タイムライン」「ボーン」はじめ、3DCG アニメ制作には欠かすことのできない知識、その構造についてゲームのステージをクリアするように学びます。
1 ステージずつ、楽しみながらどんどん動かしていきましょう。

アニメーションにより現実的な表現を加える「エフェクト」の扱い方、「モデリング」のテクニックや「レンダリング」のコツも紹介。「ああしたい、こうしたい」のヒントをたくさん詰めこみました。

最新技術を活用して、ショートムービーを作ったり、アニメーションするスタンプを作ったり、だれかに喜んでもらえるようなアニメーション作りを一緒に楽しみましょう!

技書の森解説

『無料ではじめる Blender CG アニメーションテクニック Blender 2.8 対応版』 (大澤龍一 著、技術評論社、2019 年 9 月 20 日発売) は、無料の 3DCG ソフト Blender 2.8 を使い、キャラクターを動かしながら CG アニメーション制作の知識と構造を学ぶ書籍です。副題は「3DCG の構造と動かし方がしっかりわかる」です。版元の概要では、「ペアレント」「タイムライン」「ボーン」をはじめとする 3DCG アニメ制作に欠かせない知識を、ゲームのステージをクリアするように学ぶ構成と説明されています。版元が挙げる読者は、CG アニメーションを作りたい人と、キャラクターを動かしたい人です。

レッスンとチャレンジで進む 4 つのステージの構成

著者の一言によれば、1 つの技術だけを学ぶレッスンと、習得した技術を試すチャレンジがセットで 1 ステージになり、4 つのステージで 24 のレッスンと 13 のチャレンジが用意されています。冒頭の SET UP で Blender のインストールと日本語 UI への切り替え、基本操作を確認したあと、STAGE1「ペアレントのアニメーション」で移動、回転、拡大縮小からキーフレームアニメーション、ペアレント、原点の設定、歩行アニメーションへ進みます。STAGE2「タイムラインとグラフ」はタイムラインでのキーフレームの複製と編集、グラフエディターでの動きの調整を扱い、STAGE3「ボーンとウェイト」ではボーンの基本操作とウェイトペイント、人型キャラクターへの IK 設定と歩行アニメーションに取り組みます。BONUSSTAGE では B ボーン、ストレッチ、シェイプキーによる表情づけを、STAGE4「パーティクルと物理演算」ではパーティクルと、リジッドボディ、クロス、ソフトボディ、煙、流体、ダイナミックペイントの物理演算を扱います。最後の EXTRASTAGE は Blender 2.8 でのモデリングと、Cycles、Eevee、Workbench というレンダーエンジンの種類と設定です。目次の冒頭には「LESSON ファイルの使い方」があります。

ペアレント、ボーン、IK が CG アニメーションの土台になる理由

3DCG のアニメーションは、物体の位置や回転を時間軸上のキーフレームに記録し、その間をソフトウェアが補間して動きを作ります。ペアレントは物体どうしに親子関係を結び、親を動かせば子が付いてくる階層を作る仕組みで、原点は回転や拡大縮小の中心になる点です。グラフエディターは補間の曲線を直接編集する画面で、同じキーフレームでも加速と減速の付け方で動きの印象が変わります。キャラクターを曲げるには骨組みとなるボーンを入れ、頂点ごとにどのボーンにどれだけ従うかをウェイトで決めます。IK は足先や手先の位置を先に決め、そこへ届くように関節の角度を逆算する方式で、歩行で足が地面をすべらないように固定する時に使われます。物理演算は、布や液体、ぶつかり合う物体の動きを手でキーフレームを打つ代わりに物理の規則から計算させる機能です。

Blender 2.8 の Eevee と 3 つのレンダーエンジン

レンダーエンジンは、作った場面を画像や動画として書き出す計算の方式です。Cycles は光の経路を追跡して計算するため写実的な表現に向く一方で計算に時間がかかり、Eevee は画面表示と同じ手法で高速に描画します。Workbench は作業中の表示や確認向けの簡易な描画です。著者の一言では、Blender 2.8 に新しいレンダーエンジン Eevee が搭載されたことを取り上げ、ひと晩かかっていたアニメーションのレンダリングを数分に縮めるものと説明しています。著者の一言は、この技術を使ってショートムービーやアニメーションするスタンプを作ることを呼びかけています。手順は書名の対応版のとおり、Blender 2.8 の画面と機能を前提にしています。

CG アニメーションを作りたい初心者に向く範囲

SET UP はインストールと日本語 UI への切り替え、基本操作から始まります。一方で、書名と版元の説明が示すとおり主題はアニメーション制作で、モデリングはエクストラステージの「モデリングしてみよう」で扱われます。詳細目次にマテリアルやライティング、カメラワークを題にしたレッスンはありません。刊行時の版元の著者紹介では、大澤龍一氏は CG デザイナーで専門学校非常勤講師、2003 年のクリスマスデジタルアートグランプリと 2015 年の北海道デジタルアニメコンテスト・キタアニでそれぞれグランプリを受賞したと紹介されています。作ったキャラクターや物体に動きを付けたい人にとって、本書はペアレントからボーン、IK、物理演算までを、レッスンで学んでチャレンジで試す順で通せる一冊です。

言及した記事 (2 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: