読みやすいコードのガイドライン -持続可能なソフトウェア開発のために(ヨミヤスイコードノガイドライン ジゾクカノウナソフトウェアカイハツノタメニ)
ソフトウェア工学・設計- 著者:
- 石川 宗寿(イシカワ ムネトシ)
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2022年10月22日頃
- ISBN:
- 9784297130367
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
開発が大規模化・長期化するほど、コードを「読む」コストは増大していきます。そのため「読みやすさ」の向上は、生産性を改善し、プロダクトの成長限界を引き上げる重要な手段と言えるでしょう。
本書は、読みやすさの本質を学び、実践するための考え方をマスターできる一冊です。体系的な理解を実現するため、あらゆる角度から、豊富な例を交えて解説しています。表面的なテクニックではなく、いま目の前にあるコードに最適な改良方法を選び取る力が身に付きます。
技書の森解説
「リーダブルコード」を読んで可読性に目覚めたものの、実務のコードレビューで指摘する基準や根拠が曖昧なまま感覚的にやっている。本書はそうした状態から一歩進み、可読性を「なぜ必要か」「何を基準に判断するか」を体系的に言語化した日本語のガイドラインです。命名、コメント、状態管理、関数分割といった日常的な設計判断に対して、判断軸を与えてくれます。
著者の石川宗寿氏は大規模コードベースの保守に携わってきた経験から書いており、抽象論に終わらず「なぜこの書き方は読みにくいのか」を構造的に説明します。リーダブルコードがプログラミング初心者の気づきを促す入口だとすると、本書はチームで統一したコーディング基準を作り、レビューで合意形成するための中級者向けの道具です。
言語は特定の一つに縛られず、静的型付け言語を想定した例が中心ですが考え方はどの言語にも通じます。コードレビューで「なんとなく読みにくい」としか言えなかった違和感を、言葉で説明できるようになりたいエンジニアに向いています。
言及 Qiita 記事 (4 件)
言及 Zenn 記事 (2 件)
この本に興味がある方におすすめ
この本に関連
関連記事
ChatGPT に聞けば済む時代に、あえて本を開く理由
生成 AI で何でも聞ける時代に、技術書を読む意味はあるのか。AI の回答と書籍の知識の決定的な違いを掘り下げ、両者の使い分けを提案します。
LLM / 生成 AI 本ガイド - 仕組み / 実装 / エージェント開発の 3 層で選ぶ (2026 年 8 月時点)
LLM (大規模言語モデル) / 生成 AI を学ぶ技術書の選び方を 3 層 (読み物で仕組みを掴む → 中身を実装で理解する → RAG / AI エージェント開発) で整理。2026 年 8 月時点の定番書と、変化の速い分野で本を選ぶときの注意点を解説します。
技術書の帯コピーの世界 - 煽り文句に隠されたマーケティング
「10 万部突破」「現場で使える」「これ 1 冊で完璧」。技術書の帯に書かれた煽り文句の法則と、帯が売上に与える影響を解説します。
関連用語
スナップショットテスト
コンポーネントの出力を保存し、変更時に差分を検出するテスト手法
動的計画法
問題を部分問題に分割し、結果をメモ化して重複計算を排除するアルゴリズム設計手法
RPO / RTO
災害復旧の目標指標で、許容できるデータ損失量 (RPO) と復旧時間 (RTO) を定義する
Hooks
React の関数コンポーネントに状態管理や副作用などの機能を追加する仕組み
Aurora
AWS のクラウドネイティブ RDB で、MySQL/PostgreSQL 互換で高可用性と高パフォーマンスを実現する
REST 成熟度モデル
Leonard Richardson が定義した REST API の成熟度を 4 段階で評価するモデル