情報学へのとびら〔改訂版〕の表紙

情報学へのとびら〔改訂版〕(ジョウホウガクヘノトビラ カイテイバン)

ネットワーク
著者:
加藤 浩/大西 仁(カトウヒロシ/オオニシヒトシ)
出版社:
放送大学教育振興会
出版日:
2022年03月20日頃
ISBN:
9784595323485
シリーズ:
放送大学教材
在庫:
在庫あり
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初級者向け
セキュリティデータベースネットワークプログラミング情報リテラシー情報倫理コンピュータアーキテクチャインターネットソフトウェア開発データ分析

なぜ注目されているか

総合1802 31 ランクダウン

書籍紹介

本書では、多様な側面を持つ情報に関して、情報の認識、加工、発信の主体である人間および人間の共同体である社会と情報の関わり、情報社会を支えるコンピュータや情報・通信システムの理論的、技術的背景について解説し、それぞれの場面における情報の効果や処理のされ方に関する基本的な理解を図る。また、情報に関わる問題がどのような学問とつながっているかについても触れて、情報の概念 (ないしは情報学) の体系の一端を示す。
1.情報化する社会を生きる 2.情報のデジタル表現とマルチメディア 3.コンピュータのしくみ 4.ネットワークの歴史としくみ 5.インターネットの活用 6.情報リテラシーと情報倫理 7.情報セキュリティ技術 8.情報社会と法律 9.プログラミング (1) 10.プログラミング (2) 11.ユーザインタフェース 12.データベースの基礎 13.ソフトウェアの開発 14.データの活用 15.情報技術が変える社会

技書の森解説

『情報学へのとびら〔改訂版〕』は、放送大学の授業科目「情報学へのとびら ('22) 」の印刷教材として、主任講師の加藤浩・大西仁の共著で放送大学教育振興会から 2022 年 3 月に刊行されたテキストです (発売は NHK 出版・放送大学教材シリーズ) 。プログラミングやネットワークといった個別分野の入門書は数多くありますが、それらが「情報学」という一つの体系の中でどうつながるのかを 1 冊で見渡せる本は多くなく、本書はその見取り図の役を担います。

放送授業と対になる基盤科目の印刷教材

放送大学教材という出自が、この本の性格を決めています。本書はテレビで放送される授業と対で設計された教材で、章立ては放送回に対応した全 15 章構成です。科目区分は特定コースの専門科目ではなく、コースを問わず学びの土台を作る基盤科目に置かれており、内容もその位置づけどおり、特定技術の習熟ではなく情報学全体の座標軸を与えることに徹しています。 1 章が授業 1 回分に相当するため独習のペース配分がしやすく、放送大学の学生でなくても書店や通販で購入して独学に使えます。

全 15 章の内容と扱う範囲

内容は、情報化する社会から出発して、情報のデジタル表現とマルチメディア、コンピュータのしくみ、ネットワークの歴史としくみ、インターネットの活用、情報リテラシーと情報倫理、情報セキュリティ技術、情報社会と法律と進み、プログラミングに 2 章を割いた後、ユーザインタフェース、データベースの基礎、ソフトウェアの開発、データの活用を経て、情報技術が変える社会で閉じます。版元の紹介にあるとおり、情報を認識・加工・発信する主体としての人間と社会の関わりを軸に据え、各テーマがどのような学問とつながるかにも触れながら情報学の体系の一端を示す構成で、技術と社会制度 (倫理・法律) を同じ土俵で扱う点が資格試験対策のテキストとの大きな違いです。

向いている読者と前提知識

向くのは、情報系の学び直しを始める社会人、情報コースへの進学や科目履修を検討している人、断片的に覚えてきた IT 知識を学問の地図の上に置き直したい人です。数式や開発経験は前提とされず、高校の情報科の先にある大学教養レベルから読めます。逆に、開発経験があって個別技術を深めたい人には各分野の専門書のほうが適しており、本書の役割はどの専門書へ進むべきか、自分の空白地帯はどこかを特定することにあります。

教材としての寿命と独学での価値

2022 年時点の技術環境を前提とした記述である点は踏まえる必要がありますが、デジタル表現・計算のしくみ・ネットワークの原理といった主要部は変化の遅い基礎領域で、教材としての寿命は長い部類です。体系立った講義に沿って情報学の骨組みを一度組み上げておけば、その後にどの入門書や専門書を読んでも吸収が速くなります。独学の最初の 1 冊 を探している人にとって、大学の導入講義をまるごと手元に置ける費用対効果の高い選択肢です。

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