情報数学の基礎(ジョウホウ スウガク ノ キソ)
暗号・符号・データベース・ネットワーク・ CG
IT・数学- 著者:
- 寺田文行(テラダ,フミユキ)
- 出版社:
- サイエンス社
- 出版日:
- 1999年07月
- ISBN:
- 9784781909141
- シリーズ:
- ライブラリ理工基礎数学
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は,主として工学の諸分野で必要とされる情報数学を、高等学校の低学年の数学に直結して講じています。そのために理論の基礎づけの部分には厳密な数学的な扱いをする反面、図による解説を多用して、直観的な理解と使い馴れに重点を置きました。そのような教科書が必要とされる時代であります。先生方が予定された時間にあわせて講義できるように工夫しました。とくに短時間で一通りの学習をさせたいときのために、先生方の講義内容は左側の頁を中心とし、右側の頁の“より理解を深めるために”以下の部分は、学生の復習に任せてもよいようにしました。
技書の森解説
暗号が破られにくい理由も、符号がノイズから情報を守る仕組みも、コンピュータグラフィックスの座標変換も、根っこにあるのは数学です。サイエンス社の「ライブラリ理工基礎数学」の一冊として 1999 年 7 月に刊行された本書は、寺田文行氏が、工学のさまざまな分野で求められる情報数学を講じた教科書で、副題の通り暗号・符号・データベース・ネットワーク・ CG という応用先を見据えて題材が選ばれています。
書き方の方針がはっきりしており、出発点は高校低学年程度の数学に置かれています。理論の基礎づけにあたる部分は数学として厳密に扱う一方、図による解説をふんだんに使って直観的な理解を助ける二面作戦で、抽象論に迷子になりやすい読者への配慮が行き届いています。紙面構成にも工夫があり、講義で扱う本筋を左ページに、理解を深めるための発展的な内容を右ページに分けているため、短い時間で一巡したいときは左側だけを追う読み方ができます。
半期の講義用テキストとして設計されていますが、独学者にも扱いやすい導線です。大学初年級の学生はもちろん、暗号や符号理論の解説書を読んで数式の壁に跳ね返された社会人が、必要な数学だけを応用と結びつけて補うのにも向きます。読み終える頃には、情報技術の教科書に現れる数式が「なぜその形なのか」を自分で追える足腰がつきます。
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