AIに心は宿るのかの表紙

AI に心は宿るのか(エーアイニココロハヤドルノカ)

AI・機械学習
著者:
松原 仁(マツバラヒトシ)
出版社:
集英社インターナショナル
出版日:
2018年02月07日頃
ISBN:
9784797680225
在庫:
在庫あり
3.6(10 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
人工知能AI哲学AIと創造性AI将棋AI小説人間とAIの関係AIの未来対談専門家視点技術と倫理

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書籍紹介

人工知能学会前会長であり、長年、 AI 将棋や AI 小説家の研究・開発を続けてきた著者が、人類と人工知能の未来を考察する。プロ棋士・羽生善治との対談「 AI は創造的な一手を指せるのか」も収録。

技書の森解説

機械に心はあるのか。この問いは哲学の思考実験として語られがちですが、本書の著者はコンピュータ将棋や小説を書く AI の研究・開発に長く携わってきた当事者です。集英社インターナショナルから 2018 年に刊行された新書で、著者の松原仁氏は刊行当時の肩書きで人工知能学会前会長。研究の最前線に立ってきた人が、人工知能と人類の行く末をどう見ているかを一般読者向けに語ります。

抽象論に終始しないのが本書の強みです。将棋という知的ゲームや小説の創作という、「人間らしさ」の砦とされてきた領域に AI で挑んできた経験が土台にあるため、創造性や心をめぐる議論が具体的な開発の手触りを伴います。プロ棋士・羽生善治氏との対談『 AI は創造的な一手を指せるのか』も収められており、盤上で AI と向き合ってきた棋士の視点が本文の議論と響き合います。

新書判で予備知識は要りません。機械学習の数理ではなく「 AI とは結局何なのか」を考えたい人、技術報道の熱狂と悲観の間で自分の立ち位置を決めかねている人に向きます。刊行は生成 AI ブーム以前の 2018 年ですが、心・創造性・人間の役割という論点はむしろその後の議論を先取りしています。 ChatGPT 以後の景色を見た目で読み返すと、著者の問いの射程の長さに気づくはずです。

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