人間のトリセツの表紙

人間のトリセツ(ニンゲンノトリセツ)

人工知能への手紙

著者:
黒川 伊保子(クロカワ イホコ)
出版社:
筑摩書房
出版日:
2019年12月05日頃
ISBN:
9784480072726
シリーズ:
ちくま新書 1453
在庫:
在庫あり
★★★⯨☆3.83(18 件)
初級者向け
人工知能AI倫理AI開発AIガイダンス人間とAIの関係AIの責任AIの安全性AIの未来テクノロジーと社会AIの哲学

なぜ注目されているか

総合
558
9 ランクダウン2 件の言及
言及数
779

書籍紹介

命は守ってほしい。暮らしを楽にしてほしい。でも、人工知能がしてはいけないことがある。黎明期からの AI 開発研究者が贈る、全 AI 、全人類へ向けての手引書。

技書の森解説

著者の黒川伊保子氏は、もともと人工知能の研究に携わっていた経歴を持ち、その過程で「人間の脳がどのように言葉を処理し、感情を生み出しているか」に関心を移していった人物です。本書はその視点から、人間同士のコミュニケーションで起きるすれ違いを「脳の情報処理パターンの違い」として解きほぐす一般向けの読み物です。

技術的な AI の解説書ではなく、脳の仕組みを切り口にした対人関係の読み解きに主軸が置かれています。論文的な厳密さよりも、日常のエピソードと著者の仮説を交えた語り口で構成されており、専門知識がなくても一気に読める分量と文体です。ただし科学的エビデンスの引用密度はそこまで高くなく、学術的な裏付けを求める読者にとっては物足りなさが残る側面もあります。

AI や脳科学の最先端を追う目的で読む本ではありませんが、「人工知能を作ろうとした研究者が、逆に人間の脳に驚いた」という独自の角度が面白さの源泉です。エンジニアが技術の外にある人間理解に触れてみたいとき、入り口として手に取りやすい一冊です。

言及 Qiita 記事 (2 件)

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