ALL for SaaS SaaS 立ち上げのすべて

オールフォーサーズ サーズタチアゲノスベテ

ALL for SaaS SaaS 立ち上げのすべての表紙
エンジニアのキャリア / 思考
著者:
宮田 善孝(ミヤタ ヨシタカ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2021年08月06日頃
ISBN:
9784798167350
在庫:
在庫あり
3.33(4 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
SaaSプロダクトマネジメントスタートアップビジネスマネジメントソフトウェアビジネス戦略コンサルティングベンチャー新規事業立上げリーダーシップエンタープライズソフトウェア

なぜ注目されているか

総合800位 ↑ 1 ランクアップ 言及 2 件・うち記事 1 件を掲載
言及数
1001位

書籍紹介

SaaS の立ち上げに携わるすべての人に捧ぐ! SaaS の検討開始からリリースまでの羅針盤!

【本書の内容】
プロダクトマネージャとして freee で新規 SaaS を立ち上げた軌跡を丁寧に体系化した必読書! 著者が戦略コンサルティングファーム 2 社で培った経営戦略の視点や、スタートアップ/ベンチャー 3 社でのプロダクトマネージャとしての経験を元に企画検討から最終的にプロダクトとしてリリースするまでを網羅的に解説。

freee 株式会社 CEO 佐々木大輔氏推薦!
「SaaS を立ち上げるすべての人の心の拠り所!」

【本書の特徴】
すでに国内でも SaaS という言葉をよく目にするようになった。その波に乗ろうと、SaaS の立ち上げに取り組む企業も多い。しかし、その立ち上げ方は各社が独自の手法で手探りで推進しているのが実情である。

このような現状を打破すべく、著者が SaaS の本質に立ち返り、大きく変容したソフトウェアビジネスを前提に、SaaS の立ち上げ方を体系化している。昨今、SaaS と並んで取り上げられるサブスクリプションに焦点を当てるのではなく、SaaS の文言通り、サービスとしてソフトウェアを提供することに主眼を置き、その立ち上げ方を整理している。

本書では SaaS の立ち上げを、大きく 4 つのフェーズ (事前 / 深掘り調査とプロトタイプ、開発、ゴー・トゥ・マーケット戦略、リリース) に分けて、非常に多岐に渡る検討内容や注意点を丁寧に説明し尽くしている。また、プロダクトマネージャの視点から整理を試みているが、エンジニア、デザイナーがオーナーとなるべき検討事項はもちろん、ビジネスサイドが中心になって進めるべきプライシング、事業計画、販売戦略などのゴー・トゥ・マーケット戦略についても、できる限り網羅性を担保した構成となっている。

最後に、実際著者が SaaS をプロダクトマネージャとして立ち上げる軌跡をベースにしており、SaaS の立ち上げの現場で明日から使える示唆・ノウハウに富んでいる。

【対象読者】
・SaaS の立ち上げや、既存事業の SaaS 化などにかかわっているプロダクトマネージャ、エンジニアやデザイナーなどのプロダクトサイドの担当者や責任者

・SaaS のマーケティングやセールスなどのビジネスサイドに従事されている人

・SaaS の立ち上げや SaaS 化を推進したい経営者

【著者プロフィール】
宮田 善孝 (みやた・よしたか)

freee 株式会社 VP of Product Management / 日本 CPO 協会理事

2019 年に freee に入社し、新規事業と会計 freee のコア機能のプロダクトマネジメントを統括し、2021 年 1 月より現職。

京都大学法学部卒業。米国公認会計士。

技書の森解説

SaaS を新しく立ち上げる、あるいは既存の事業を SaaS に移すときに、検討を始めてからリリースするまでに何を決めるのかを順に整理した本です。『ALL for SaaS SaaS 立ち上げのすべて』 (宮田 善孝 著、翔泳社、2021 年 8 月 6 日発売) について、版元は「SaaS の検討開始からリリースまでの羅針盤」と紹介しています。著者がプロダクトマネージャーとして freee で新規 SaaS を立ち上げた経験を体系化したもので、刊行時の著者紹介は freee 株式会社 VP of Product Management と日本 CPO 協会理事の肩書を記しています。

全 6 Part の構成、SaaS の環境からリリースまで

本書は 6 つの Part に分かれ、それぞれの Part がいくつかの Chapter を持ちます。Part 1「SaaS を取り巻く環境」で SaaS の概要と優位性、評価方法を確かめ、Part 2「SaaS 構築の全体像」では立ち上げのフェーズと体制、目標設定、プロダクトマネージャーの役割を整理します。続く 4 つの Part が、版元の紹介にある 4 つのフェーズに当たります。Part 3「事前/深掘り調査とプロトタイプ」は調査とプロトタイプから開発投資判断までを扱い、Part 4「開発」はデザイン、機能要件の開発、非機能要件の開発や対応、QA の Chapter で組まれています。Part 5「ゴー・トゥ・マーケット戦略」にはプライシング、事業計画、販売戦略、リーガル対応、コミュニケーションのデザインが並びます。最後の Part 6「リリース」は事前準備、ベータ版と正式版のリリース、プロジェクト全体の振り返りで閉じます。

作って終わりではない SaaS の立ち上げの難しさ

SaaS は、ソフトウェアを売り切るのではなく、クラウド 上で動かし続けるサービスとして提供する形です。そのため、機能を作るだけでは事業になりません。料金の体系をどう組むか、誰にどの経路で売るか、契約や利用規約をどう整えるかを、開発と並行して決めておく必要があります。提供側が稼働を引き受ける以上、可用性や性能、セキュリティのような品質の要求も、機能と同じ重さで 要件定義 の段階から扱うことになります。本書の目次でも、開発の Part とゴー・トゥ・マーケット戦略の Part が、どちらも立ち上げの工程として並んでいます。版元の紹介は、「サブスクリプションに焦点を当てるのではなく」、サービスとしてソフトウェアを提供することに主眼を置いて整理したと説明しています。

プロダクト側とビジネス側の両方に向けた対象読者

版元の案内する対象読者は 3 通りです。SaaS の立ち上げや既存事業の SaaS 化にかかわるプロダクトマネージャー、エンジニアやデザイナーなどのプロダクトサイドの担当者や責任者、マーケティングやセールスなどのビジネスサイドの人、そして立ち上げや SaaS 化を推進したい経営者です。版元の紹介では、プロダクトマネージャーの視点から整理しつつ、エンジニアとデザイナーが持つべき検討事項と、ビジネスサイドが中心になるゴー・トゥ・マーケット戦略の両方を網羅しようとした構成とされています。一方、目次はリリースで終わっているため、リリース後に顧客を定着させ事業を伸ばしていく段階の運営を主題として学びたい場合は、その領域を扱う本を別に用意するのが近道です。

これから SaaS を立ち上げるチームで、開発と事業の担当者が同じ地図を見ながら決めごとを進めたい場合や、プロダクトマネージャーとして検討の抜け漏れを確かめたい場合に、本書は調査からリリースまでの論点を 1 冊で一覧できる手引きになります。担当が開発でもビジネスでも、自分の持ち場の外で何が決められているのかを知る材料として手元に置く価値があります。

言及した記事 (1 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: