ウソは真実の6倍の速さで拡散するの表紙

ウソは真実の 6 倍の速さで拡散する(ウソハシンジツノロクバイノハヤサデカクサンスル)

その他
著者:
中川淳一郎/稲熊均(ナカガワジュンイチロウ/イナグマヒトシ)
出版社:
中日新聞社
出版日:
2025年11月21日頃
ISBN:
9784806208389
在庫:
在庫あり
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初級者向け
フェイクニュースデジタルメディア社会分析情報リテラシーネット文化民主主義メディア研究オンライン拡散社会問題ジャーナリズム

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書籍紹介

真実と虚偽が混在するネット空間では「フェイク (ウソ) 」の情報が求心力を高め、
選挙、ひいては民主主義をのみ込んでいる。

収益にもつながる「バズり」や「炎上」、つまりネット上の拡散は、「作られた真実」の横行を招き、

正しさや民意でなく人智を超えた何かが社会を支配する「ディストピア」 (暗黒社会) をもたらしかねない。

ネットの推移を観測してきたウェブメディア編集者と、

オールドメディアと揶揄される新聞の記者 OB が、ネットと社会の推移を振り返りながら、

迫りくるディストピアの危険性を検証する。

技書の森解説

ネットの内側を長く定点観測してきたウェブメディアの編集者と、オールドメディアと呼ばれる側で記事を書いてきた新聞の記者 OB 。立ち位置の異なる二人がフェイク情報の問題を検証するという組み合わせが、本書の性格を決めています。著者は中川淳一郎氏と稲熊均氏、 2025 年 11 月に中日新聞社から刊行されました。片方の視点だけでは、ネットを腐す懐古か、新聞を腐す技術礼賛のどちらかに傾きがちなテーマです。

本書が描くのは、真実と虚偽の入り交じるネット空間でフェイクが求心力を高め、選挙を、そして民主主義そのものをのみ込みつつあるという構図です。「バズり」や「炎上」が収益に結びつく仕組みがある限り、拡散は正しさとも民意とも別の力学で動きます。その先に待つのは「作られた真実」が横行するディストピアではないかという危機感を軸に、ネットと社会がたどってきた道のりを振り返りながら検証を進めていきます。中川淳一郎氏が 2009 年の『ウェブはバカと暇人のもの』以来ネット言説の現場を書き続けてきたことを思うと、その延長線上の到達点として読むこともできます。

技術書ではないため、レコメンドアルゴリズムの実装や規制の条文を学ぶ本ではありません。むしろ情報システムを作る側にいる人が、自分の作るものが選挙や世論とどう接続してしまうのかを考えるための素材です。 SNS の設計やメディア運営に関わる人なら、読後に自分の仕事の置き場所が少し変わって見えるかもしれません。

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