メインフレーム実践ハンドブック

メインフレーム ジッセン ハンドブック

z / OS (MVS),MSP,VOS 3 のしくみと使

メインフレーム実践ハンドブックの表紙
その他
著者:
神居俊哉 / 高尾司(カミイ, トシヤ / タカオ, ツカサ)
出版社:
リックテレコム
出版日:
2009年03月
ISBN:
9784897978239
在庫:
在庫あり
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技書の森解説

『メインフレーム実践ハンドブック』 (神居俊哉 著、高尾司 監修、リックテレコム、2009 年 3 月刊) は、メインフレームの OS である z/OS (MVS) と、国産の MSP と VOS3 について、しくみと使い方を解説した本です。版元ドットコムでは、書名に「z/OS (MVS), MSP, VOS 3 のしくみと使い方」が添えられています。国立国会図書館の書誌では件名が「オペレーティングシステム」と記録され、文献と索引ありと記録されています。

全 10 章の構成、メインフレームの全体像から MVS の各機能まで

目次は全 10 章です。第 1 章でメインフレームのコンピューターとは何かを扱い、第 2 章と第 3 章は「MVS (MSP、VOS3) オペレーティング・システムの仕組み」として、第 2 章でジョブ管理とメモリーとタスク管理を、第 3 章でデータ管理、ネットワーク、システム管理を扱います。第 4 章はメインフレームを実際に動かしてみる章です。第 5 章から第 10 章は MVS をもっと詳しく知るための章で、主題は順に TSO と ISPF/SDSF、JCL とジョブ操作、コンソール、ユーティリティ、DASD ボリュームとデータセットとセキュリティ、プログラムの作成と診断とデバッグ機能です。

ジョブと JCL、データセットというメインフレームの語彙

メインフレームの仕事の単位はジョブです。利用者はプログラムの実行手順と、読み書きするデータの場所を JCL (ジョブ制御言語) で記述して投入し、OS はジョブを順番待ちの列に並べて、資源が空いた時に実行します。データの置き場所も UNIX 系の OS とは違い、名前とレコードの形式を持つデータセットとして DASD (直接アクセス記憶装置) のボリュームに置かれます。実行の単位も、アドレス空間とタスクという言葉で語られ、UNIX 系の OS でいう プロセスとスレッド に近い役割を持ちます。

TSO は端末から対話的にメインフレームを使う仕組みで、ISPF はその上で動くメニュー形式の画面、SDSF はジョブの実行状況や出力を確かめる道具です。コンソールは OS の運用者がシステムに指示を出し、メッセージを受け取る窓口です。これらは本書の第 5 章と第 7 章で取り上げられます。

z/OS と MSP、VOS3 という 3 つの OS

z/OS は IBM の、MSP は富士通の、VOS3 は日立のメインフレーム向け OS です。本書の第 2 章と第 3 章は章題で MVS に並べて MSP と VOS3 を括弧に入れ、第 5 章から第 10 章は MVS の名で題されています。OS の本の選び方は OS / 低レイヤー本ガイド にまとめています。本書は、メインフレームの OS の仕組みから TSO、JCL、コンソール、ユーティリティ、データセット、プログラムの診断までを全 10 章に収めています。

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