メインフレーム実践ハンドブックの表紙

メインフレーム実践ハンドブック(メインフレーム ジッセン ハンドブック)

z / OS (MVS) ,MSP,VOS 3 のしくみと使

その他
著者:
神居俊哉/高尾司(カミイ,トシヤ/タカオ,ツカサ)
出版社:
リックテレコム
出版日:
2009年03月
ISBN:
9784897978239
在庫:
在庫あり
4.17(6 件 / 楽天ブックス)

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技書の森解説

銀行の勘定系から官公庁の基幹業務まで、社会の土台で動き続けるメインフレームは、稼働規模に対して市販の技術書が極端に少ない領域です。ベンダーのマニュアルは膨大で、現場の口伝は体系化されておらず、配属された若手が全体像を掴む手段が乏しい。神居俊哉氏と高尾司氏による本書は、その空白を埋めるためにリックテレコムから 2009 年 3 月に刊行された実務ハンドブックです。

対象範囲の広さが本書の際立った点で、 IBM 系の z/OS (MVS) だけでなく、副題には富士通系の MSP 、日立系の VOS3 という国産メインフレーム OS の名前も並びます。日本の基幹系は国産機の比重が大きく、複数系統の OS が併存してきたという事情を踏まえた構成で、洋書や翻訳書ではまず得られない日本の現場に即した見取り図を提供します。オープン系とは語彙から異なる世界 (ジョブ、データセット、 JCL といった概念群) を、実践と銘打つとおり業務で触る順序で押さえていける点が、マニュアルの拾い読みとの決定的な違いです。

読者として想定されるのは、汎用機を扱う部署に配属された新人技術者、オープン系から基幹系の保守・移行案件に加わったエンジニア、そしてレガシーマイグレーションの計画側で対象システムの素性を理解したい人です。 2009 年刊ですが、対象がメインフレームである以上、記述の寿命は一般の IT 書よりはるかに長く保たれています。

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