組込みエンジニアのための状態遷移設計手法の表紙

組込みエンジニアのための状態遷移設計手法(クミコミ エンジニア ノ タメノ ジョウタイ センイ セッケイ シュホウ)

現場で使える状態遷移図・状態遷移表の記述テクニック

著者:
久保孝行(クボ,タカユキ)
出版社:
TechShare
出版日:
2012年11月
ISBN:
9784906864034
シリーズ:
MBD Lab Series
在庫:
在庫あり
★★★★☆4.4(5 件)
中級者向け
組込みシステム状態遷移設計ソフトウェア設計実務向け設計手法状態遷移図状態遷移表設計資産再利用可読性向上組込みソフトウェア開発

なぜ注目されているか

言及数
570
総合
607
14 ランクダウン4 件の言及

書籍紹介

本書は、実際の開発現場の必要性から生まれた実践的な状態遷移設計の指南書です。学術的な状態遷移の理論書とは一線を画し、実際の組込みソフトウェア開発の現場で使われている状態遷移設計のプロセスから、詳細な記述テクニックまで、実務で状態遷移を使うために必要なノウハウが詰まった内容になっています。実際の企業の状態遷移図や状態遷移表の設計現場では、設計資産がどうしても再利用できない、可読性が確保できないなど様々の課題を抱えています。本書はこれらの課題の解決に一つのヒントを与えてくれる実践設計手法の解説書です。

技書の森解説

組込みソフトウェアの不具合は、しばしば「想定外の状態」で起きます。ある入力が来たとき、システムがどの状態にいて、どの状態に移るべきかを設計段階で網羅的に決めておかなければ、テストで偶然見つかるか、出荷後にフィールドで発覚するかの賭けになります。本書はその問題に正面から取り組み、状態遷移表と状態遷移図を使った設計手法を組込みエンジニア向けに解説します。

著者の久保孝行氏はソフトウェア品質の現場で長年この手法を実践してきた人物で、単に表の書き方を示すだけでなく、「状態の抽出をどう漏れなく行うか」「イベントと条件をどう分離するか」という設計上の判断を丁寧に言語化しています。組込み特有の割り込みや排他制御との関わりも扱うため、 Web やモバイルの文脈で状態管理を学びたい人よりは、制御システムやファームウェアの開発者が読むと実務に直結しやすい内容です。

状態遷移に特化した書籍は選択肢が限られるため、この主題を体系的に押さえたい組込みエンジニアにとって貴重な日本語文献です。

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