ネスペの基礎力

ネスペ ノ キソリョク

プラス 20 点の午後対策

ネスペの基礎力の表紙
ネットワーク
著者:
左門至峰 / 平田賀一(サモン, シホウ / ヒラタ, ノリカズ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2017年06月
ISBN:
9784774189864
在庫:
在庫あり
5(6 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
ネットワーク資格試験午後試験基礎知識問題集実戦力学習書平成 28 年度午後 1午後 2

なぜ注目されているか

言及数
632位
総合1044位 言及 5 件・うち記事 4 件を掲載
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書籍紹介

午後試験解答の前提となるのは「基礎知識」です。試験で問われる内容は、実は「基礎知識の積み重ねで解ける」もの。本書では、試験で問われるネットワークの基礎を今一度しっかり身に付けることで、午後の得点を 20 点伸ばし合格を目指す学習書です。わかったつもりだった基礎を、143 問の知識確認問題を解きながらしっかり見直します。試験での問われ方も徹底研究し、ただの用語暗記ではない「実戦力」を身に付けることができます。平成 28 年度試験の「午後 1」「午後 2」解説も掲載しています。

技書の森解説

ネットワークスペシャリスト試験の午後の記述問題で、あと一歩の得点が届かない受験者に向けて、問われる基礎知識を総点検する学習書です。『ネスペの基礎力』は「プラス 20 点の午後対策」を副題に掲げ、左門至峰と平田賀一の共著で技術評論社から 2017 年 5 月に発売されました。版元の概要は、試験で問われる内容は基礎知識の積み重ねで解けるという立場から、143 問の知識確認問題でわかったつもりの基礎を見直し、午後の得点を 20 点伸ばすことを狙いとしています。左門至峰はネスペシリーズの著者、平田賀一は技術士 (情報工学部門) の資格をもつシステムエンジニアです。

OSI 参照モデルの層に沿った全 6 章の構成

序章にあたる Introduction「プロトコルと OSI 基本参照モデル」に続き、第 1 章「物理層、データリンク層の基礎技術」、第 2 章「ネットワーク層、トランスポート層の基礎技術」、第 3 章「アプリケーション層の基礎技術」と、下の層から順に積み上げます。第 4 章「セキュリティの基礎技術」と第 5 章「ネットワーク関連技術」が続き、第 6 章「平成 28 年度ネットワークスペシャリスト試験 問題と解説」で午後 Ⅰ の 3 問と午後 Ⅱ の 2 問を詳しく解説します。節題は「重要!」「頻出!」の印や、試験ではそれほど問われないという注記を含み、どこに力を入れるかを先に示す書き方です。

用語の暗記でなく、動作を説明できる知識へ

午後の記述問題は、ネットワーク構成図と設定の説明を読み、なぜその機器が必要か、パケットがどう流れるかを自分の言葉で答えさせる形式が中心です。TCP/IP の各層の用語の定義を覚えているだけでは、構成図の中でその技術がどの役割を担っているのかを説明できません。たとえば社内の端末が外部のサーバーへ接続する場面でも、DNS による名前解決、アドレス変換、ファイアウォールの通過がどの順で起きるかを追えて初めて、設問の意図が読めます。2-6 ではパケット構造から TCP と UDP の違いを、3-3 では DNS を取り上げています。版元も、試験での問われ方を分析して解説し、ただの用語暗記ではない実戦力を身に付けられると案内しています。VLAN、無線 LAN、IPsec、VRRP のように、構成図に頻繁に登場する技術を 1 冊で一巡できる点も、総点検の道具として使いやすいところです。

2017 年の刊行と、2027 年度からの新試験制度

本書は 2017 年の刊行で、第 6 章の解説は平成 28 年度の試験を題材にしています。IPA の試験ページによれば、2026 年度のネットワークスペシャリスト試験は CBT 方式で前期に実施され、多肢選択式の科目 A-1 と科目 A-2、記述式の科目 B-1 (90 分) と科目 B-2 (120 分) で構成されます。本書が使う午後 Ⅰ・午後 Ⅱ の呼び方とは科目の名称が異なるため、受験の前に試験要綱で時間と出題数を確かめてください。さらに IPA は、現行の試験制度を 2026 年度の試験実施をもって終了し、2027 年度から新試験制度に移行する予定と案内しています。2027 年度以降に受験する場合は、試験制度の見直しのページで新しいシラバスとサンプル問題を確認してから、本書のどの範囲を使うかを決めるのが確実です。ネットワークの技術書全体の選び分けは ネットワーク本ガイド で整理しています。

版元が勧める読者は、今一歩で合格に結びつかないネスペ受験者、試験で問われる基礎力を身につけたい受験者、ネスペシリーズと合わせて学習したい人です。過去問を解いて解説を読んでも、なぜその答えになるのかが腹落ちしない段階にいる人が、層ごとの基礎を 143 問で点検し直すと、弱点のある技術がはっきりします。年度別の過去問演習と並べて手元に置き、苦手な層の章から確認問題に取り組んでみてください。

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