エバンジェリストの知識と経験を 1 冊にまとめた AWS 開発を《成功》させる技術

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エバンジェリストの知識と経験を 1 冊にまとめた AWS 開発を《成功》させる技術の表紙
ネットワーク
著者:
高岡 将 / 佐々木 亨(タカオカススム / ササキトオル)
出版社:
SB クリエイティブ
出版日:
2023年06月29日
ISBN:
9784815617523
在庫:
在庫あり
3.67(3 件 / 楽天ブックス)
上級者向け
AWSクラウドコンピューティングソフトウェアアーキテクチャシステム設計クラウドデプロイメントクラウドオペレーションクラウドセキュリティコスト最適化インフラとしてのコード(IaC)エバンジェリストの知識

なぜ注目されているか

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言及数
827位

書籍紹介

初期検討から運用保守まで AWS によるシステム開発を成功に導くためのノウハウを凝縮!
システムを構築する際にクラウドを利用することが一般的になりましたが、クラウドは手軽に使える一方で、その恩恵をきちんと享受し、適切にシステムを運用するためには「クラウドの本質とサービスの性質を踏まえた要件・構成・運用の理解」が欠かせません。

本書はそうした「クラウドならではの要件・構成・運用の理解」を得るための知識と情報を 1 冊に集成。元 AWS テクニカルエバンジェリストの著者たちが、数多くの開発・運用経験から獲得した、インフラやクラウドアーキテクチャのパターン化されたノウハウを 1 冊で提供します。

<本書のポイント>

・AWS でのシステム開発・運用経験を豊富に持つ著者たちによる書き下ろし!

・研修や資格試験では得られない、実際のシステム開発・運用における考え方と勘所が学べる!

<本書の効果>

(1) 実装するシステムやサービスが適切にクラウドを利用しているか判断できる

・設計、開発、運用のすべての局面で、安全性やコストなども含め適切にコントロールできる

・クラウドシステム開発の初期検討時の参考資料としても使える

(2) クラウドシステム開発の「あるべき姿」として、現場の共通認識 (プロトコル) に使える

・企画・経営とエンジニアが考える期待値を合わせ、同じプロトコルで議論できるようになる

・事例をもとにクラウドシステム開発の共通イメージを持つことができる

・中途参画や新卒など新たに加わるメンバーを短期間で戦力にできる

技書の森解説

AWS でシステムを作る時に、どのサービスをどう組み合わせ、どこまでをクラウドに任せるかを判断するための考え方を、初期検討から運用保守まで通してまとめた本です。著者は高岡 将氏と佐々木 亨氏の 2 名で、SB クリエイティブから 2023 年 6 月 28 日に発売されました。版元の書名表示には「エバンジェリストの知識と経験を 1 冊にまとめた」という冠の語が付き、紹介文は「元 AWS テクニカルエバンジェリストの著者たち」によるパターン化されたノウハウを 1 冊で提供すると案内しています。

全 9 章の構成、クラウドスタンダードな時代のシステム開発から開発事例まで

版元公式の詳細目次は、第 1 章「クラウドスタンダードな時代のシステム開発」に始まり、第 2 章「アーキテクティングの考え方」、第 3 章「クラウドアーキテクティングとサービス選定」、第 4 章「非機能要件のノウハウ」、第 5 章「クラウドアーキテクティングの実践例」、第 6 章「マルチアカウントアーキテクチャ構築のハンズオン」、第 7 章「クラウドシステムを安定継続させる手法」、第 8 章「クラウドシステムを正しく評価する観点」と進み、第 9 章「クラウドのメリットを生かした開発事例」で終わります。第 1 章には開発手法の選択や開発チーム分けの考え方の節があり、第 3 章は機能要件と非機能要件の整理に加えて、AWS Pricing Calculator を使った概算見積りの作成までを扱います。第 8 章はコスト、セキュリティ、オペレーション、ビジネスと組織という観点からシステムを評価し、第 9 章はインターネット公開の Web サイトのホスティングと社内のデータ分析基盤を事例に取り上げます。

非機能要件の判断を手順まで落とす第 4 章から第 6 章

中盤の 3 章は、考え方を具体的な構成へ落とし込む流れになっています。第 4 章はアカウント管理、可用性と Disaster Recovery、性能確保、オブザーバビリティの確保を節に立て、ルートユーザーの管理や予防的統制と発見的統制、アラートの取り扱いまでを扱います。第 5 章は架空の要件を設定し、マルチアカウントアーキテクチャ、バックアップと DR の戦略、コスト管理、ログの扱いを検討します。第 6 章のハンズオンでは、AWS Control Tower によるマルチアカウント環境の整備、AWS IAM Identity Center のセットアップ、予算の作成、AWS Security Hub と Amazon GuardDuty の有効化を順に進めます。

サービス選定が難しくなる理由と、本書の判断の軸

クラウドではサーバーを数分で用意できる反面、判断の種類が増えます。仮想マシンを自分で管理するか、運用を提供元に任せるマネージドサービスを選ぶか。障害に備えて複数のリージョンへ分けるか。許容できるデータの損失と停止時間の 目標値 を先に決めておかないと、バックアップの方式も費用も決まりません。AWS 自身も 設計を評価する枠組み を公開していますが、どの観点をどこまで満たすかは案件ごとに決める必要があります。本書の目次には「Auto Scaling を使うか否か」「マネージドサービスを使うか否か」「マルチリージョン、マルチクラウドは必要か」と、判断そのものを見出しに立てた節が並びます。紹介文が本書を企画や経営の担当者とエンジニアが同じ前提で議論するための共通認識に使えると位置づけている点も、こうした判断の軸を関係者で揃える使い方を示しています。

設計と提案を担う人に向く本、向かない目的

向いているのは、AWS の主要なサービスに一通り触れたうえで、案件の初期検討や構成の提案、見積りを任される立場になった人です。新しく加わるメンバーに設計の前提を伝える資料を探しているチームにも、紹介文が挙げる使い方が当てはまります。一方で、目次の見出しにはコードでインフラを定義する道具の名は出てこないため、構築作業の自動化を手順で学びたい場合は別の本を組み合わせる方が近道です。AWS 本全体の中での役割分担は AWS 本の選び方 の整理も参考になります。

サービスの使い方は分かってきたものの、構成を決める根拠を言葉にして説明できないと感じている人にとって、判断の観点を章ごとに整理した本書は、次の案件の初期検討からすぐに使える手引きになります。まずは自分の担当する工程に近い章から開いてみてください。

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