Raspberry Pi をはじめよう 第 4 版
ラズベリーパイヲハジメヨウダイヨンハン
- 著者:
- Shawn Wallace / Matt Richardson / Wolfram Donat / 水原 文(ショーン ウォレス / マット リチャードソン / ウォルフラム ドーナット / ミズハラ ブン)
- 出版社:
- オライリー・ジャパン
- 出版日:
- 2022年09月13日頃
- ISBN:
- 9784873119991
- 在庫:
- 在庫あり
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書籍紹介
技書の森解説
『Raspberry Pi をはじめよう 第 4 版』 (Matt Richardson、Shawn Wallace、Wolfram Donat 著、水原 文 訳、オライリー・ジャパン、2022 年 9 月刊) は、シングルボードコンピューター Raspberry Pi の入門書で、原書 Getting Started With Raspberry Pi, 4th Edition の日本語版です。版元の紹介によると、ハードウェアの概要と必要な周辺機器から、Linux と Python プログラミングの基本、GPIO (汎用入出力) の使い方、ウェブカメラの活用、Arduino との連携、インターネットからのデータ取得、Raspberry Pi をウェブサーバーにする方法までを扱います。第 4 版は Raspberry Pi 4 と Raspberry Pi OS に対応し、付録に Raspberry Pi Pico の解説を収めています。国立国会図書館の書誌でのシリーズ名は Make: PROJECTS です。
全 10 章と付録 3 本、起動の準備からウェブとの連携まで
本文は全 10 章です。1 章「準備から起動まで」はボードの見学から、周辺機器、ディストリビューションの選び方、マイクロ SD カードへの書き込み、画面なしで使う方法までを扱い、2 章「Raspberry Pi ユーザーのための Linux 入門」はコマンドライン、ファイルシステム、プロセス、sudo とパーミッションを取り上げます。3 章「その他の OS と Linux ディストリビューション」はホームシアター用、音楽用、レトロなコンピューターとゲーム、モノのインターネットといった用途別の配布物を紹介します。続く 4 章「Python と Raspberry Pi」、5 章「Arduino と Raspberry Pi」、6 章「入出力の基本」、7 章「Python を使って GPIO プログラミング」、8 章「アナログ入出力」、9 章「カメラの活用」、10 章「Python とインターネット」で、プログラムから部品やカメラ、ウェブを扱う段階へ進みます。9 章には OpenCV のインストールと顔検出の節があり、10 章では天気予報の取得や Flask の基本を扱います。巻末は付録 A「SD カードイメージの書き込み」、付録 B「Raspberry Pi Pico」、付録 C「もうひとつの Raspberry Pi?!」と索引です。
GPIO のデジタル入出力と PWM、アナログ値の扱い
6 章は GPIO の使い方から、デジタル出力で LED を光らせる節、デジタル入力でスイッチの状態を読み出す節へ進み、プロジェクト「Cron 電灯タイマー」で電灯の制御まで扱います。GPIO の端子は、ピンごとに高い電圧か低い電圧かの 2 値を出し入れするデジタルの入出力です。8 章が扱う PWM は、このデジタル出力を高速に入り切りし、オンの時間の割合を変えることで、LED の明るさやモーターの速さを中間の値のように調整する手法です。逆向きのアナログ入力では事情が変わり、Raspberry Pi の基板には電圧を数値に変える AD 変換器が載っていないため、外付けの変換用の IC を介して値を読み取るのが一般的です。Linux が動く Raspberry Pi では、こうした入出力をコマンドから操作でき、操作を シェルスクリプト にまとめて決まった時刻に起動するといった、OS の道具と電子工作の組み合わせが取れます。
Arduino との連携と Raspberry Pi Pico、マイコンとの分担
5 章は Arduino の開発環境を Raspberry Pi OS にインストールし、シリアルポートを見つけてシリアルで通信し、Firmata を使うところまでを扱います。付録 B は Raspberry Pi Pico の解説です。Raspberry Pi 4 が Linux を動かす汎用のコンピューターであるのに対し、Arduino や Raspberry Pi Pico は OS を介さずに 1 つのプログラムを直接動かすマイコンボードで、電源を入れてすぐ動き、決まった時間で応答する制御を得意とします。Firmata は、マイコン側の入出力をシリアル通信越しにホストのプログラムから操作するためのプロトコルです。ネットワークや画像処理のような重い処理を Linux 側に置き、時間に厳しい入出力をマイコンに任せる分担は、IoT の機器づくりでもよく取られる構成です。
本書は、Raspberry Pi の起動の準備から Linux、Python、GPIO とアナログ入出力、Arduino との連携、カメラ、インターネットとの接続までを、全 10 章と付録 3 本に収めた原書第 4 版の日本語版です。
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