高校生からの Python 入門

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高校生からの Python 入門の表紙
プログラミング
著者:
立山 秀利(タテヤマ ヒデトシ)
出版社:
ジャムハウス
出版日:
2022年04月13日頃
ISBN:
9784910680026
在庫:
在庫あり
4(4 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
Pythonプログラミング入門高校生向け情報Iカリキュラム対応初学者向け基礎プログラミング教育用スクリプティングコンピュータサイエンス

なぜ注目されているか

総合214位 ↓ 2 ランクダウン 言及 4 件
言及数
566位

書籍紹介

高校「情報 I」教科書において、最も取り扱われている言語 Python。本書では情報 I のカリキュラムに則り、Python を用いてプログラミングの基礎を丁寧に解説します。高校生が必修科目で使用することは勿論、プログラミング初心者の言語学習も想定した充実の内容です。

技書の森解説

高校の情報 I で学ぶプログラミングを、Python で一から身につけたい人のための入門書が、立山 秀利 著『高校生からの Python 入門』 (ジャムハウス、2022 年 4 月刊) です。版元の紹介文は、Python を情報 I の教科書でもっとも多く取り扱われている言語と位置づけ、情報 I のカリキュラムに則って Python によるプログラミングの基礎を丁寧に解説すると説明しており、高校生が必修科目で使うことに加えて、プログラミング初心者の言語学習も想定した内容とされています。授業の予習や復習に使いたい高校生だけでなく、学校の外で初めてコードを書く大人にも入口になる一冊です。

全 10 章の構成、環境の準備から画像処理の体験まで

紀伊國屋書店の書誌に載る目次によると、本書は全 10 章です。1 章「プログラミングに挑戦しよう」で全体像に触れたあと、2 章で Python のプログラミング環境を用意し、3 章でプログラミングの基礎、4 章で計算の処理へ進みます。5 章は「もし〜なら○○する、そうでなければ××する」の処理、つまり 条件分岐 を、6 章は処理を繰り返す方法を、7 章は変数のより高度な使い方を扱い、8 章「プログラミングの応用」で前半の要素を組み合わせます。9 章は「Python だと、こんなこともカンタン!」、10 章は「これも知っておくと最強! プログラムの舞台裏」です。同じ書誌の内容説明には、作例を作りながら学べること、AI や画像処理など Python でできることを体験できること、コンピューターの仕組みが分かることが挙げられており、9 章が応用の体験、10 章が仕組みの理解を受け持つ並びと読めます。

情報 I のプログラミングで押さえたい考え方

情報 I のプログラミングで求められるのは、特定の言語の細かな文法よりも、順次、分岐、反復という処理の基本構造を組み合わせて問題を解く考え方です。変数 に値を入れて計算し、条件によって処理を分け、同じ処理を繰り返すという 3 つの道具がそろうと、身の回りの小さな課題をプログラムとして表せるようになります。Python はインデントでブロックを表し、記号の少ない文法で書けるため、こうした構造そのものに意識を向けやすい言語です。本書の章立ても、計算から分岐、繰り返し、変数の発展的な使い方へと、この基本構造を 1 つずつ積み上げる順序になっています。著者は筑波大学を卒業後、株式会社デンソーでカーナビのソフトウエア開発に携わり、その後フリーライターとして雑誌への寄稿や Python、Excel VBA などの書籍の執筆を続けてきた人物です (紀伊國屋書店の書誌に載る刊行当時の著者紹介による)。

プログラミングが初めての高校生と大人に向く一冊

プログラミングの経験は想定されていません。環境の用意も 2 章で扱うため、何から始めればよいか分からない段階から読み始められます。一方で、すでに Python の文法を一通り学んだ人や、アルゴリズムとデータ構造、Web アプリケーションの開発といった次の段階を目指す人には、本書の範囲は物足りないはずです。そうした人は、目的別に入門書から実務向けまでを整理した Python 本の選び方 を眺めて、次の一冊を選ぶほうが近道です。

情報 I の授業でコードを書く場面に不安がある高校生、子どもの学習を一緒に見たい保護者、そして職場でプログラミングの素養を求められ始めた社会人が、分岐と繰り返しを自分で書けるところまで到達したいなら、本書は最初の一冊として選ぶ価値があります。章題のとおり作例を作りながら進み、終盤で Python の応用とプログラムの舞台裏に触れる構成なので、文法を覚えるだけで終わらず、自分で小さなプログラムを組み立てる手応えを持って次の学習へ進めます。

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