「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである

エンジニアスタートアップコソサイコウノキャリアデアル

「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアであるの表紙
エンジニアのキャリア / 思考
著者:
菊本久寿(キクモトヒサトシ)
出版社:
クロスメディア・パブリッシング
出版日:
2022年12月16日
ISBN:
9784295407775
在庫:
在庫あり
3(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
キャリア開発スタートアップ自己成長フリーランス起業仕事のスキルリーダーシップモチベーション仕事の環境自己管理

なぜ注目されているか

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言及数
662位

書籍紹介

どん底のフリーターだったスタートアップ経営者が教える成長も自由も手に入れる働き方!

技書の森解説

プログラミングの知識がない段階から Web エンジニアになり、スタートアップ企業で働く。この進路を「最高のキャリア」として提案するのが『「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである』 (菊本久寿 著、クロスメディア・パブリッシング発行、インプレス発売、2022 年 12 月刊) です。版元の紹介文は、大きな組織の中で歯車になったように感じている人や、会社に頼らずに働けるスキルが無くて不安を抱える 20〜30 代を読者に想定し、未経験から活躍する方法まで解説すると案内しています。著者はもともとフリーターで、エンジニアという職業に出会って人生が変わったと紹介されており、書誌の紹介文もスタートアップ経営者が教える働き方の本と位置づけています。

全 5 章の構成、著者の歩みから「なぜスタートアップか」まで

本文は「はじめに」と全 5 章、「おわりに」で構成されます。第 1 章「どん底フリーターを救った、「エンジニア×スタートアップ」のかけ算」は著者自身の歩みで、デスマーチの経験、プログラミングを武器に事業を生み出したこと、スタートアップとの出合いを経て社長になるまでを語ります。第 2 章「自由に楽しく働きたいなら、エンジニアになろう」は、専門性、待遇、実力主義、優秀なエンジニアの条件、キャリアの自由といった観点から職業としてのエンジニアを論じます。第 3 章「スタートアップこそ、自分の可能性を最大化する」は、スタートアップ企業の見分け方や、会社と一緒に成長する働き方、ミッションを目指す組織のあり方を扱います。前半 3 章でエンジニアを選ぶ理由とスタートアップを選ぶ理由を順に説き、第 4 章で具体的な手順へ移る組み立てと読めます。

第 4 章が示す、未経験から Web エンジニアになる道筋

実務に近いのは第 4 章「未経験からスタートアップのエンジニアになる方法」です。Web 業界とエンジニアの地図、スタートアップで求められる「カルチャーフィット」、エンジニアになるためにクリアすべき技術レベル、「Web エンジニアに必須の技術 13 選」、自分で作ることが一番の学びになるという考え方、面接でストーリーを語ること、入社前に知っておくべきこと、という節が並びます。Web エンジニアの仕事は、ブラウザーから使う Web アプリケーション の画面側とサーバー側を作り、動かし続けることです。HTML と CSS、JavaScript、サーバー側の言語とフレームワーク、データベースと SQL、Git によるバージョン管理などが組み合わさって一つのサービスになるため、独学では何から手を付けるかで迷いやすい分野でもあります。どの技術が 13 選に入っているかまでは目次から分かりませんが、技術レベルの目安と面接の臨み方を同じ章に置いている点から、学ぶ順番と転職活動を一続きの道筋として示す章と読めます。

プログラミングスクールを主題にした第 5 章と、スタートアップで働く前提

第 5 章「プログラミングスクールから、世界を変える」は、ある学生との出会いから始まった夢、社会志向の会社を目指すこと、エンジニアの生涯現役を後押しすること、仲間の輪を広げることを節に掲げ、著者の取り組みを語る章と読めます。スタートアップは少人数で新しい事業を立ち上げ、短期間での急成長を目指す企業です。役割の境界が固まっていないぶん一人が担う範囲は広く、事業の方向転換も起こり得ます。第 3 章が「スタートアップ企業の見分け方」を節に立てているのは、創業間もない会社のあいだでも働く環境に大きな差があることを踏まえたものと読めます。

未経験の 20〜30 代に向く理由と、経験者には合わない目的

この本が向くのは、版元の想定どおり、エンジニアの経験が無いまま転職を考えている 20〜30 代や、エンジニアやスタートアップに馴染みが無く、どのような仕事なのかを知るところから始めたい人です。一方で、すでにエンジニアとして働き、技術選定や組織づくり、CTO のような経営寄りの役割を深く学びたい人にとっては、目次に該当する章が見当たらず目的とずれます。また目次を見る限り、個々の技術を手順に沿って教える章は無いため、手を動かして学ぶ段階では Web 開発の入門書 を別に用意することになります。

いまの仕事にもやもやを抱えながら、エンジニアという選択肢が自分に開かれているのかを確かめたい人にとって、なぜこの進路なのか、何から学び、どう応募するのかを 1 冊で見通せる本書は、最初の判断材料として手元に置く価値があります。第 4 章の道筋を自分の状況に当てはめながら読むと、次に取るべき行動が具体的になります。

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