エンジニアのための英語──世界の開発者とコラボレーションする
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- 著者:
- 浦井 誠人(ウライ マサト)
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2026年04月07日頃
- ISBN:
- 9784297155032
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
Web アプリケーション開発をしていると、海外のエンジニアと英語でやり取りする機会が多くあります。本特集では、GitHub でコミュニケーションをする際、自分の意図を正しく伝え、相手の意見を正しく理解するために知っておくべき頻出表現を学びます。
技書の森解説
『エンジニアのための英語』 (浦井誠人 著、技術評論社、2026 年 4 月刊) は、海外のエンジニアと英語でやり取りする Web アプリケーション開発者に向けて、仕事の場面で使う英語表現を基本の文法から組み立て直す書籍です。副題は「世界の開発者とコラボレーションする」で、WEB+DB PRESS plus シリーズの 1 冊です。版元の概要は、GitHub でコミュニケーションをする際に自分の意図を正しく伝え、相手の意見を正しく理解するために知っておくべき頻出表現を学ぶと説明し、おすすめの読者を「Web アプリケーション技術者で、受験英語は学んだが、今はあまり使っていない方」としています。
全 7 章と付録 2 本、基本文型からアンチパターンまで
冒頭の「本書をお読みになる前に」では、なぜエンジニアに英語が必要なのかという問いや「AI 翻訳全盛時代の英語」、英語コミュニケーションのフレームワークを整理し、本書の発音記号も示します。第 1 章「英語の基本の復習」は 5 つの基本文型、疑問文と否定文、冠詞、前置詞などを振り返り、第 2 章「自然な英語表現の鍵」は run や use、make といった基本の動詞を、単語の持つイメージとよく使うイディオムから捉え直します。第 3 章「コードレビューと Issue の英語術」は PR の作成時、コードレビュー時、Issue の報告時に意識することを扱い、第 4 章「Slack、Discord、Teams でのチャット」は依頼や進捗報告、スケジュール調整などのチャットの場面へ広げます。第 5 章「エンジニア英語スラング」は repo や spec のような短縮形、LGTM や TL;DR のような頭字語、エンジニアのジャーゴンを取り上げ、第 6 章「プログラミングで使われる英語」は git コマンドと Linux コマンドの語の意味を掘り下げます。第 7 章「アンチパターン」は、日本の開発現場で使う言い回しをシステム用語とビジネス用語に分けて扱う章です。巻末には Appendix A「お勧めの勉強法」、Appendix B「練習問題」、索引が続きます。
書き言葉で依頼と指摘を伝える難しさ
英語での協働が難しいのは、単語や文法よりも、書き言葉だけで相手に動いてもらう場面が多いからです。GitHub を使った開発では、時差のある相手とプルリクエストや Issue のコメントを非同期でやり取りするため、表情や声の調子で補えない分、文面の強さがそのまま相手に伝わります。コードレビュー で修正を求めるとき、命令形のまま書けば角が立ち、遠回しにしすぎれば必須の修正なのか好みの提案なのかが伝わりません。依頼の強さを言い分ける定型の表現や、LGTM のように開発者の間で共有された略語を知っていると、機械翻訳に頼る場合でも出力の言い回しが適切かどうかを判断しやすくなります。道具の名前も同じで、Git の commit や revert、blame といったコマンド名は、英語としての元の意味を知っておくと何をする操作なのかを覚えやすくなります。
受験英語の記憶が残る Web 開発者に向く理由
版元のプロフィールによれば、著者は大学卒業後にフィリピンでフロントエンドとバックエンドを担当するエンジニアとして働き、帰国後に福岡で英語コーチングサービスを提供する株式会社 The Past を起業しました。WEB+DB PRESS Vol.128 で特集『エンジニアのための英語』を執筆し、著書に『CircleCI 実践入門』があります。本書は、文法の復習とレビューやチャットの表現を 1 冊で扱います。読む人として合うのは、学生時代に英語を学んだものの仕事ではほとんど使っていない開発者で、海外のメンバーがいるチームに入った人や、OSS の Issue やプルリクエストに英語で参加したい人です。一方で、目次に英語の試験の対策を扱う章はありません。本書は、英文のコメントを書くたびに手が止まる人に向けて、基本文型から現場の言い回しまでを順にたどる形で組まれています。
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