知能の原理(チノウノゲンリ)
身体性に基づく構成論的アプローチ
AI・機械学習- 著者:
- Rolf Pfeifer/Josh Bongard/細田 耕(ファイファー ロルフ/ボンガード ジョッシュ/ホソダ コウ)
- 出版社:
- 共立出版
- 出版日:
- 2010年03月
- ISBN:
- 9784320122468
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
身体性、すなわち知能には身体が必要不可欠であるという概念が提案されてから人工知能分野は大きく変化した。本書では、多くの研究事例と新しい知見を取り上げながら、身体性の意味ーすなわち身体を持つことが知能にどのような影響を及ぼすかーを探ることによって、知能の理論への第一歩を踏み出す。
本書は、人工知能やロボット工学分野のみならず幅広い分野の読者を対象に、平易な語り口と魅力的なイラストによって、知能に対する新しい見方だけでなく、われわれ自身やこれを取り巻く世界に対する新しい見方を提案している。
技書の森解説
知能は脳の中の計算だけで説明できるのか。それとも、世界に触れる身体があって初めて成り立つのか。「身体性」と呼ばれるこの視点の導入は、記号の操作を中心に据えてきた人工知能研究の風景を大きく塗り替えました。本書はその潮流を代表する Rolf Pfeifer と Josh Bongard による著作の日本語版で、細田 耕氏の訳により共立出版から 2010 年に刊行されています。
サブタイトルの「構成論的アプローチ」とは、知能を分析するだけでなく、実際に作ってみることで理解しようという研究の構えを指します。本文は数多くの研究事例を引きながら、身体を持つことが知能にどんな影響を与えるのかを一つずつ確かめていく展開で、平易な語り口とふんだんなイラストが概念的な議論の支えになっています。数式を追う本ではなく、考え方の骨格を組み立てる本です。
ロボット工学や AI を専攻する学生・研究者はもちろん、認知科学や哲学の側から知能に関心を持つ読者にも読める難易度に調整されています。読み進めるうちに、機械の知能だけでなく、私たち自身と周囲の世界の見え方まで問い直される。その転換の感覚こそ、この本が長く参照されてきた理由です。
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