要求工学概論

ヨウキュウ コウガク ガイロン

要求工学の基本概念から応用まで

要求工学概論の表紙
ソフトウェア工学 / 設計
著者:
妻木俊彦 / 白銀純子(ツマキ, トシヒコ / シロガネ, ジュンコ)
出版社:
近代科学社
出版日:
2009年09月
ISBN:
9784764903722
シリーズ:
トップエスイー基礎講座
在庫:
在庫あり
4(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
要求工学ソフトウェア要件IEEE 830要件定義ソフトウェア設計ソフトウェア開発システム要件要件管理ソフトウェアエンジニアリング技術書

なぜ注目されているか

総合2766位

書籍紹介

品質向上に貢献する要求獲得技法を詳解。ソフトウェア要求仕様書の規格 IEEE Std 830 を具体的に分かりやすく解説。要求工学の基礎知識を初学者から実務家まで幅広い層の技術者に紹介。

技書の森解説

『要求工学概論』 (大西 淳 監修、妻木 俊彦、白銀 純子 著、近代科学社、2009 年 10 月刊) は、ソフトウェア開発の上流で要求をどう引き出し、仕様として書き、確かめ、管理するかを扱う要求工学の教科書です。近代科学社のシリーズ「トップエスイー基礎講座」の第 2 巻で、シリーズ監修者は本位田 真一です。版元は、上流工程ではビジネスや運用環境の変化に即した要求の獲得、仕様化、確認、管理が求められているとし、曖昧で変化しやすい要求を工学的に扱って品質の高い要求仕様書を効率的に作る手法を紹介する本として案内しています。

要求、要求獲得、要求記述、その他の技術の 4 部 9 章

本文は 4 部 9 章と参考文献、索引で構成されています。第 1 部「要求」は第 1 章「要求とは」と第 2 章「要求定義」で、要求と要求仕様の関係、ソフトウェアライフサイクルの中の要求定義、ステークホルダ、要求定義のプロセスモデルを扱います。第 2 部「要求獲得」は第 3 章から第 5 章で、要求獲得の基本概念と問題、情報収集から問題分析、要求分析へ進む方法、そしてユースケース分析法、KAOS 法、オブジェクト指向分析法を取り上げます。第 3 部「要求記述」は第 6 章「ソフトウェア要求仕様書」と第 7 章「要求言語」、第 4 部「その他の技術」は第 8 章「要求確認」と第 9 章「要求管理」です。

第 5 章の要求獲得手法、ユースケース分析法からオブジェクト指向分析法まで

要件定義 は、システムに求める機能や条件を決めて文書にする工程です。ユースケース分析法は利用者とシステムのやり取りを場面ごとに記述し、KAOS 法は達成したいゴールを下位のゴールへ分解して、最後に個々の要求とその担い手へ割り当てます。オブジェクト指向 による分析法は、問題領域に現れる物事をクラスとその関係として捉えます。

IEEE Std 830-1998 の要求仕様書と要求言語

第 6 章は規格 IEEE Std 830-1998 の概要から入り、要求仕様書の品質特性と構成を扱います。第 7 章は要求を書き表す言語を自然言語、制限つき自然言語、形式言語、図形言語に分けます。第 8 章と第 9 章はその先の工程で、レビューとシミュレーション、インパクト分析、リスク分析、優先順位付け、開発コスト見積もりによる要求確認と、要求変更管理、要求追跡、要求再利用を含む要求管理を取り上げます。書誌の紹介文には、要求工学の基礎知識を初学者から実務家まで幅広い層の技術者に紹介するとあります。本書は、要求とは何かという定義から、要求獲得、要求記述、要求確認と要求管理までを 4 部 9 章に収めています。

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