絵で見てわかるクラウドインフラと API の仕組み
エ デ ミテ ワカル クラウド インフラ ト エーピーアイ ノ シクミ
- 著者:
- 平山毅 / 中島倫明(ヒラヤマ, ツヨシ / ナカジマ, トモアキ)
- 注目:
- 総合 1178 位
- 出版社:
- 翔泳社
- 出版日:
- 2016年02月18日頃
- ISBN:
- 9784798141619
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
特定のサービスに依存しないクラウドの本質を理解する!
昨今、システム開発において「クラウドファースト」という言葉が浸透し、IT システムを構築するときにクラウドを使うケースが増えてきています。
本書では、主に IaaS (インフラサービス) を中心としたクラウドを使ったシステム構築を想定し、クラウドインフラ構築に携わるエンジニアが知っておきたい知識ーークラウド共通の機能や内部構成、アーキテクチャなどーーについて解説します。
クラウドでのインフラ管理の最大の特徴は“インフラを API で制御できること”、これによって従来の環境ではできなかった構築と運用が可能です。本書では、はじめに各種クラウドの概要と提供コンポーネント、その重要な構成技術である API の仕組みといった基礎的な知識を理解します。その後、サーバ、ストレージ、ネットワークの各コンポーネントがどのようなアーキテクチャか、そしてクラウド API によってどのように制御されているかを解説し、クラウドサービスの内部構成にも触れていきます。また、環境管理、API、認証、DNS を深堀し、これらを駆使したクラウドならではの考え方についても解説するほか、クラウドを基盤とした新しい「クラウドネイティブ」なインフラ管理手法である Infrastructure as Code や Immutable Infrastructure についても取り上げます。
クラウドインフラの仕組みや動作原理を知りたい、あるいはこれからクラウドを使ったシステム構築に携わる方など、特定のクラウドサービスに依存しないクラウドの本質を学びたいエンジニアにおすすめの一冊です。
第 1 章 クラウドコンピューティングにおける API の役割
第 2 章 クラウドの代表的コンポーネント
第 3 章 クラウドを制御する API の仕組み
第 4 章 IT インフラの進化と API の考え方
第 5 章 サーバーリソース制御の仕組み
第 6 章 ブロックストレージリソース制御の仕組み
第 7 章 ネットワークリソース制御の仕組み
第 8 章 オーケストレーション (Infrastructure as Code)
第 9 章 認証とセキュリティ
第 10 章 オブジェクトストレージ制御の仕組み
第 11 章 マルチクラウド
第 12 章 Immutable Infrastructure
技書の森解説
クラウドのサーバーやストレージ、ネットワークが、裏側でどのように API から制御されているのかを、特定のサービスの操作手順に寄らずに説明する本です。『絵で見てわかるクラウドインフラと API の仕組み』は平山毅 著 / 監修、中島倫明、中井悦司、矢口悟志、森山京平、元木顕弘 著で、翔泳社から 2016 年 2 月 18 日に発売されました。版元の紹介文は、主に IaaS (インフラサービス) を中心としたクラウドでのシステム構築を想定し、クラウドインフラの構築に携わるエンジニアが知っておきたいクラウド共通の機能や内部構成、アーキテクチャを解説すると述べています。
API で制御できるインフラという考え方
版元の紹介文は、クラウドでのインフラ管理の最大の特徴を「インフラを API で制御できること」と書き、これによって従来の環境ではできなかった構築と運用が可能になると説明しています。物理のサーバーを調達して配線していた時代には、台数を増やすことも構成を変えることも、人の手と日数を必要とする作業でした。クラウドではサーバーもディスクもネットワークも、識別子と状態を持つ資源として扱われ、作成や削除や接続の変更は、HTTP の要求として送る呼び出しになります。多くのクラウドがこの呼び出しを REST API の形で公開しているため、画面からの操作も、スクリプトからの操作も、同じ API を通る点では変わりません。
API の向こう側では、要求を受け付けた制御の仕組みが認証を確かめ、資源を割り当てる場所を選び、仮想化の層に実際の作業を指示します。ディスクの作成や仮想マシンの起動は時間がかかるため、呼び出しはすぐに受け付けの応答を返し、完了は状態を問い合わせて確かめる形が取られます。
全 12 章、API の役割から資源ごとの制御へ
目次は第 1 章「クラウドコンピューティングにおける API の役割」から第 12 章「Immutable Infrastructure」までの 12 章です。第 2 章「クラウドの代表的コンポーネント」、第 3 章「クラウドを制御する API の仕組み」、第 4 章「IT インフラの進化と API の考え方」で土台を固めたあと、第 5 章「サーバーリソース制御の仕組み」、第 6 章「ブロックストレージリソース制御の仕組み」、第 7 章「ネットワークリソース制御の仕組み」と、資源の種類ごとに制御の仕組みを追います。続く第 8 章は「オーケストレーション (Infrastructure as Code)」、第 9 章は「認証とセキュリティ」、第 10 章は「オブジェクトストレージ制御の仕組み」、第 11 章は「マルチクラウド」です。紹介文は、環境管理、API、認証、DNS を掘り下げ、それらを組み合わせたクラウドならではの考え方も解説するとしています。
2016 年刊のクラウド解説書を読む前提と向いている読者
本書は 2016 年 2 月の発売で、章題にはコンテナやサーバーレスを冠した章はありません。個別のクラウドサービスの画面や料金、サービス名の変化を追う本ではありません。一方で、版元はこの本を、クラウドインフラの仕組みや動作原理を知りたい人や、これからクラウドを使ったシステム構築に携わる人など、特定のクラウドサービスに依存しないクラウドの本質を学びたいエンジニアに勧めています。
管理画面での操作には慣れたものの、その裏で何が動いているのかを説明できないと感じているエンジニアにとって、サーバー、ストレージ、ネットワークの制御を API の側から順に追える本です。インフラとクラウドの本をどの順で読むかは インフラ / クラウド本ガイド でも整理しています。
この本に興味がある方におすすめ
関連する本
関連記事
インフラ / クラウド本ガイド - AWS や Docker を本で学ぶ
クラウドインフラ、コンテナ、IaC を学べる技術書の選び方と学習順序を紹介。インフラ本の賞味期限問題と公式ドキュメントとの使い分けも解説します。
AWS 本の選び方 - 全体像 / 構築 / 設計 / 運用 / セキュリティの 5 視点
AWS を学ぶ技術書の選び方を「全体像 / 構築 / 設計 / 運用 / セキュリティ」の 5 視点で整理。公式ドキュメントと本の役割分担、資格対策書の位置づけまで、2026 年 8 月時点の定番書で AWS 独学のルートを解説します。
副業エンジニアの武器になる 1 冊の見つけ方
副業で技術力を売るエンジニアが、限られた時間で最大のリターンを得る選書戦略と、本業との差別化に効く本の選び方を解説します。