ソフトウェア品質判定メソッド

ソフトウェアヒンシツハンテイメソッド

計画・各工程・出荷時の審査と分析評価技法

ソフトウェア品質判定メソッドの表紙
ソフトウェア工学 / 設計
著者:
誉田 直美 / 佐藤 孝司 / 森 岳志 / 倉下 亮(ホンダ ナオミ / サトウ タカシ / モリ タケシ / クラシタ リョウ)
出版社:
日科技連出版社
出版日:
2019年08月23日頃
ISBN:
9784817196767
在庫:
在庫あり
4(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
ソフトウェア品質管理品質評価ソフトウェア検査バグ分析ソフトウェアテスト設計レビュープロダクト品質プロセス品質ソフトウェア開発実践技術書

なぜ注目されているか

総合599位 ↑ 3 ランクアップ 言及 4 件
言及数
602位

書籍紹介

ソフトウェアの品質を確保するためには、出荷判定に至る各段階において、適切に品質を評価し、判定する必要があります。そのための具体的な審査と分析評価技法を解説・提供したのが本書です。
なかでも、第三者による仕様書の評価とソフトウェアの評価について詳しく解説することで、プロセス品質の評価だけでなくプロダクト品質の評価にもアプローチしている、他に類を見ない実践書です。

また、具体的な事例とその解決法を解説するとともに、実践的な演習問題を収録することで、理解度を確認することができます。

第 1 章 ソフトウェア品質とは何かを考察する

第 2 章 ソフトウェア品質のホント・ウソを検証する

第 3 章 ソフトウェア品質を審査する

第 4 章 データで開発途中の品質を分析する

第 5 章 バグのなぜなぜ分析でホントの原因をつかむ

第 6 章 設計とテストの仕様書から出来具合を見る

第 7 章 実際にソフトウェアを動作させて確認する

付録 審査基準・チェックリスト・帳票類

技書の森解説

ソフトウェアを出荷してよいかどうかを、出荷の直前だけでなく計画から各工程までの段階ごとに審査し、データと評価技法で判断するための実践書です。『ソフトウェア品質判定メソッド』 (誉田 直美 編著、佐藤 孝司、森 岳志、倉下 亮 著、日科技連出版社、2019 年 8 月 23 日発売) は、副題に計画 / 各工程 / 出荷時の審査と分析評価技法を掲げています。版元の紹介文は、品質を確保するには出荷判定に至る各段階で適切に品質を評価し判定する必要があるとし、そのための具体的な審査と分析評価技法を解説した本だと説明しています。

全 7 章と付録、品質の考察から動作での確認まで

目次は全 7 章と付録です。第 1 章「ソフトウェア品質とは何かを考察する」と第 2 章「ソフトウェア品質のホント・ウソを検証する」で品質のとらえ方を整理し、第 3 章「ソフトウェア品質を審査する」、第 4 章「データで開発途中の品質を分析する」、第 5 章「バグのなぜなぜ分析でホントの原因をつかむ」と続きます。第 6 章「設計とテストの仕様書から出来具合を見る」と第 7 章「実際にソフトウェアを動作させて確認する」のあとに、付録「審査基準・チェックリスト・帳票類」が置かれています。版元の紹介文は、第三者による仕様書の評価とソフトウェアの評価を詳しく解説している点を特色に挙げています。具体的な事例とその解決法、理解度を確かめる演習問題も収録されています。

プロセス品質とプロダクト品質、2 つの見方で判定する

ソフトウェアの品質を判断する見方は、大きく 2 つに分けられます。1 つは作り方の品質で、計画どおりにレビューや テスト が行われたか、見つかった不具合が工程ごとにどう推移しているかといった、開発の進め方から品質を推し量る見方です。もう 1 つは出来上がったもの自体の品質で、仕様書が正しく十分に書かれているか、実際に動かして求める振る舞いをするかを直接確かめる見方です。前者だけに頼ると、手順は守られていても中身に穴がある状態を見逃しやすく、後者だけでは、問題が見つかったときに工程のどこへ手を打てばよいかが分かりにくくなります。版元の紹介文が、プロセス品質の評価だけでなくプロダクト品質の評価にもアプローチしていると述べているのは、この 2 つを組み合わせて判定する立場を示したものです。不具合の原因を、なぜそうなったかという問いの繰り返しで掘り下げるなぜなぜ分析は製造業の改善活動で広く使われてきた手法で、ソフトウェアでは同じ種類の不具合を次の工程や次の案件で繰り返さないための手段として使われます。

品質保証の担当者と、出荷判定に関わる人に向く理由

合うのは、品質保証の部門で工程ごとの審査や出荷判定を担う人や、プロジェクトの責任者として、出荷してよいかを根拠とともに説明する必要がある人です。自社の審査の仕組みを整えるときに照らし合わせる材料として、審査基準、チェックリスト、帳票類が付録に収められています。反対に、単体テストの書き方や自動化の道具の使い方を学びたい人には、本書の主題は合いません。そうした目的なら、テスト本の選び方 を手がかりに設計や実装寄りの本を選び、本書は品質を組織として判定する段階に進んでから読む順番が向いています。開発全体の テスト戦略 を組み立てる立場の人にとっても、どの段階で何を確かめれば出荷の判断に足りるのかを考える材料になります。品質を感覚ではなく審査とデータで語れるようにしたい人にとって、計画から出荷までを通して判定の仕方を示す本書は、手元に置いておく価値のある一冊です。

言及した記事 (4 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: