わかりやすい情報システムの設計第 3 版

ワカリヤスイ ジョウホウ システム ノ セッケイ

UML / Java を用いた演習

わかりやすい情報システムの設計第 3 版の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
内山俊郎(ウチヤマ, トシオ)
出版社:
ムイスリ出版
出版日:
2023年01月
ISBN:
9784896413199
在庫:
在庫あり
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なぜ注目されているか

言及数
523位
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出版前出版日01220222023202420252026

技書の森解説

『わかりやすい情報システムの設計』第 3 版 (内山俊郎 著、ムイスリ出版、2023 年 1 月刊) は、副題に「UML/Java を用いた演習」を掲げる、情報システムの設計を主題にした書籍です。国立国会図書館の書誌では件名がシステム設計、分類が NDC 007.63 とされ、巻末に文献一覧と索引を備えると記録されています。CiNii Books の書誌に載る目次は「情報システムとシステム設計」に始まり、「Web アプリケーション作成演習」を経て「パターン」で終わる 12 項目です。副題には、設計の図を描く記法と、それを動くプログラムへ落とす言語の 2 つが並んでいます。

UML で情報システムの構造と振る舞いを描く背景

UML (統一モデリング言語) は、ソフトウェアの構造と振る舞いを図で表すための記法で、標準化団体の OMG が仕様を管理しています。クラス図はシステムを構成する要素とその関係を、ユースケース図は利用者から見たシステムの機能を、シーケンス図は処理の中で要素どうしが交わすやり取りの順番を表します。文章だけで書かれた仕様は読み手によって解釈がずれやすく、図の記法を共有しておくと、設計の意図を開発者どうしや発注側との間で同じ形で照らし合わせられます。UML はもともと オブジェクト指向 の分析と設計の記法を統合する形で生まれたため、データとそれを扱う操作をひとまとまりで捉える考え方と相性がよく、クラスという単位で設計を組み立てていく作業にそのまま使えます。

Java の演習で設計図を動くコードへ結びつける意味

設計の学習でつまずきやすいのは、図を描けるようになっても、その図が実装のどこに対応するのかが見えないことです。Java はクラスを単位にプログラムを組み立てる言語なので、クラス図に描いた属性と操作、継承や関連の線を、クラスの宣言やフィールド、メソッド、参照の持ち方として書き下ろせます。図と実装を往復すると、責務を 1 つのクラスに詰め込みすぎた設計や、関係の向きが曖昧な設計が、コードを書く段階で具体的な違和感として表れます。設計の良し悪しを図の見た目ではなく、実装したときの変更のしやすさで判断する感覚は、こうした往復の経験から身につきます。

UML と Java を組み合わせて学びたい人の判断材料

情報システムの設計を、図の記法とプログラミング言語の両方を手がかりに学びたい人にとって、副題で UML と Java の演習を掲げる本書は候補になる一冊です。設計の本は扱う粒度がコードの書き方からシステム全体の構成まで幅広く、自分がいま必要としている段階に合わせて選ぶことが近道になります。設計を扱う技術書の全体像から比べたい場合は、設計とアーキテクチャの本の選び方 で分野の広がりを確かめておくと、本書をどの位置に置くかを決めやすくなります。UML の図を描くだけで終わらせず、Java のコードで設計を確かめる手順まで一続きで身につけたい人に向いた選択肢です。

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