ソフトウェア開発改訂 2 版

ソフトウェア カイハツ

ソフトウェア開発改訂 2 版の表紙
ソフトウェア工学 / 設計
著者:
小泉寿男 / 辻秀一(コイズミ, ヒサオ / ツジ, ヒデカズ)
出版社:
オーム社
出版日:
2015年12月
ISBN:
9784274218415
シリーズ:
IT text
在庫:
在庫あり
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技書の森解説

『ソフトウェア開発改訂 2 版』 (小泉 寿男 ほか 著、オーム社、2015 年 12 月刊) は、ソフトウェアの設計からプロジェクト管理までの開発の一連の作業を扱う、情報処理学会が編集する IT Text シリーズの教科書です。著者は小泉 寿男、辻 秀一、吉田 幸二、中島 毅の 4 名です。版元の書籍ページは本書を「ソフトウェア工学の基礎事項に基づいた教科書」と紹介し、オブジェクト指向の手法を中心に、開発に必要な作業の基本事項から実践までを学ぶことを目的とした本だと案内しています。

開発プロセスから工数見積りまで、全 10 章の構成

目次は、第 1 章「ソフトウェアの性質と開発の課題」、第 2 章「ソフトウェア開発プロセス」、第 3 章「要求分析」、第 4 章「ソフトウェア設計」、第 5 章「プログラミング」、第 6 章「テストと保守」と、開発の工程の順に進みます。続いて第 7 章「オブジェクト指向」、第 8 章「ソフトウェア再利用」、第 9 章「プロジェクト管理と品質管理」を置き、第 10 章「ソフトウェア開発規模と工数見積り」で終わります。版元の案内によれば、改訂 2 版では Web ソフトウェア開発などの技術を盛り込み、例題を多く入れて、文系の学生にもわかりやすい内容にしたとしています。国立国会図書館の書誌には、文献と索引があると記録されています。

工程と管理を分けるソフトウェア工学の考え方

ソフトウェアは形が見えず、複製の費用がほとんどかからない一方で、要求が変わりやすく、規模が大きくなるほど作り手どうしの意思疎通と品質の確保が難しくなります。ソフトウェア工学は、こうした性質を前提に、何を作るかを決める工程、どう作るかを決める工程、作ったものを確かめる工程を分けて扱い、それぞれの成果物と確認の方法を定めてきました。確かめる工程の中心にある テスト は、部品ごとの確認から全体を組み合わせた確認まで、段階を分けて行うのが一般的です。工程の並べ方には、上流から下流へ順に進めるウォーターフォール型や、短い周期で設計から確認までを繰り返す反復型があり、どちらを選ぶかで計画の立て方と品質の確かめ方が変わります。データとそれを操作する手続きをひとまとまりにして扱う オブジェクト指向 は、設計の単位を部品として切り出しやすくするため、既存の部品を使い回す再利用の考え方と結びついて発展してきました。

規模の見積りと品質管理の背景

開発の計画では、作るソフトウェアの規模を見積もり、そこから必要な工数と期間を割り出す作業が欠かせません。規模の測り方にはソースコードの行数で数える方法や、機能の数と複雑さから測るファンクションポイント法が知られています。計画、進捗、品質を管理する プロジェクトマネジメント の活動は、個々の工程の技術と並ぶ柱として扱われるのが一般的です。版元は本書の対象として「情報系学科ほか、ソフトウェア開発を学ぶ大学学部 2,3 年生」と「ソフトウェア開発に携わる入門技術者」を挙げています。

本書は、ソフトウェアの性質と開発の課題から、開発プロセス、要求分析、設計、プログラミング、テストと保守、オブジェクト指向、再利用、プロジェクト管理と品質管理を経て、開発規模と工数見積りまでを全 10 章に収めています。

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