ソフトウェア開発改訂2版の表紙

ソフトウェア開発改訂 2 版(ソフトウェア カイハツ)

ソフトウェア工学・設計
著者:
小泉寿男/辻秀一(コイズミ,ヒサオ/ツジ,ヒデカズ)
出版社:
オーム社
出版日:
2015年12月
ISBN:
9784274218415
シリーズ:
IT text
在庫:
在庫あり
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技書の森解説

情報系の学科の講義で使われることを想定して編まれてきたオーム社の教科書シリーズ「 IT Text 」の中で、ソフトウェア開発を主題に据えたのが本書です。著者は小泉寿男氏と辻秀一氏。 2015 年 12 月に改訂 2 版として刊行されており、初版から続く講義用テキストとしての性格を保ちながら版を重ねています。

この種の教科書の価値は、個々のツールや言語の使い方ではなく、ソフトウェアを開発するという営みを工程と概念の体系として整理して見せる点にあります。実務の現場では断片的に経験する要求の整理、設計、実装、テストといった活動が、講義で扱える粒度に組み立てられているため、通読すると個別の経験を置くための棚ができあがります。演習や試験を伴う半期の授業を想定した密度であり、読み物として流し読みする本ではありません。前提知識としては、プログラミングの初歩を学び終えた学部生程度を見ておくとよいでしょう。

大学の講義指定で手に取る学生が中心の読者ですが、体系立った教育を経ずに現場へ入ったエンジニアが、自分の仕事を工学の言葉で捉え直すために使う道もあります。網羅的なハウツーを求めるならば実務書に譲りますが、基礎概念を順序立てて押さえる目的であれば、教科書という形式そのものが強みになります。

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