忙しすぎる先生のための 校務×クラウド 〜現場の先生 20 名が実践する、校務がはかどるアイデア 75 事例〜(イソガシスギルセンセイノタメノコウム クラウド ゲンバノセンセイニジュウメイガジッセンスルコウムガハカドルアイデアナナジュウゴジレイ)
その他- 著者:
- 株式会社ストリートスマート / 堀田龍也 / 佐藤和紀(カブシキガイシャストリートスマート / ホリタタツヤ / サトウカズノリ)
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2025年06月03日頃
- ISBN:
- 9784295021629
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
やってみたい! の手順が分かる。知って得する! 便利な機能。こんな方法も! アレンジ活用術。活用がイメージできる参考動画+すぐに使えるテンプレート。Gemini 活用事例も掲載。
技書の森解説
出欠の集計、保護者向けの連絡、行事の日程調整。学校の先生の 1 日は授業以外の校務で埋まりがちです。『忙しすぎる先生のための 校務×クラウド』 (株式会社ストリートスマート 著、堀田龍也・佐藤和紀 監修、インプレス、2025 年 6 月刊) は、その校務をクラウドで軽くするための事例集で、登録書名の副題にあるとおり、現場の先生 20 名が実践する 75 事例を集めています。版元は「教育現場での ICT 活用の今が分かる」本と位置づけ、校内に導入が進む Google for Education を使って何ができるのかを知ることができ、それぞれの作業に必要な時間がどのように短くできるのかを各先生方のコメントで紹介する、と案内しています。
目次で見る 5 章の流れ、情報収集から Gemini 活用まで
書店掲載の目次 (出版社提供) によると、本書は第 1 章から第 5 章までの 5 章で構成されています。第 1 章「情報収集を便利にしよう」は、個人で情報を集める、調査・集計を自動化する、情報を集めて整理するという場面を、第 2 章「情報を校内で共有しよう」は、集めた情報を校内で公開する、情報を伝達し、連携する場面を扱います。第 3 章「情報を共同で編集しよう」では、協働して進捗を管理する、資料を共同で作成する、先生同士で学びを深めるという同僚との仕事の進め方に、第 4 章「スケジュールを調整しよう」では、予定を調整する、時間割を管理する、予定を共有するという時間の扱いに進みます。第 5 章「AI で作業負担を軽くしよう」は「Gemini とは」の項から始まり、研究だよりのキャッチコピーアイデアを創出する事例ほかが並びます。書店向けの紹介文では、活用がイメージできる参考動画とすぐに使えるテンプレートが付き、Gemini 活用事例も掲載とされ、国立国会図書館の書誌にも動画解説付・サンプルデータダウンロードの注記があります。
校務にクラウドと生成 AI が効く仕組み
クラウド型のツールが校務に効く理由は、データの置き場所が個人のパソコンから共有の場所へ移ることにあります。クラウド 上の文書や表は、権限を与えた相手がブラウザから同じ実体を開けるため、紙のアンケートを回収して手で転記する、最終版のファイルをメールで何往復もさせる、といった作業がそもそも発生しにくくなります。回答が自動で一覧に集まる、予定を共有すると空き時間が一目で分かるといった省力化は、どれも複数人が同じデータを同時に見られるというクラウドの基本性質から生まれるもので、目次にある調査・集計の 自動化 もこの延長にあります。第 5 章が扱う Gemini のような生成 AI は、その先にある文章の下書きや案出しの負担を軽くする道具で、研究だよりのキャッチコピーの案を出す事例のように、ゼロから言葉を考える時間を短くする使い方が目次から読み取れます。
ICT 担当でなくても始められる前提と、向かない読み方
前提として求められるのは、学校で Google for Education が使える環境と、日常の校務のどこに時間を取られているかという実感です。版元は、ICT 担当者はもちろん先生個人でも実践できるものも多く掲載し、個人でも始められる校務改革の手助けになる一冊と説明しており、校内全体の合意を待たずに自分の担当業務から試せる作りです。一方で、目次に並ぶのはいずれも校務の場面で、授業そのものの設計や教材づくり、プログラミング教育の進め方を主題にした本ではないと読めます。また、自校が別のクラウド基盤を採用している場合は、考え方は参考になっても手順をそのまま置き換えられない場面があるでしょう。
元が取れるのは、アンケートの集計や配布物の作成、予定の調整といった繰り返しの校務を抱え、その時間を授業や子どもたちに戻したいと考えている先生です。校務分掌で ICT を任された担当者にとっては、20 名の先生の 75 事例という書名どおりの実例集が、校内で提案するときの材料になります。監修に堀田龍也・佐藤和紀の両名が付き、参考動画とテンプレートで真似から始められる本書は、空き時間を少しでも取り戻したい先生が最初に開く一冊として手堅い選択です。
この本に興味がある方におすすめ
この本に関連
関連記事
関連用語
指数バックオフとは - リトライ間隔の設計とジッター付き実装例
指数バックオフはリトライ間隔を 2 倍ずつ増やして障害時の負荷集中を防ぐ戦略。ジッター追加の理由と Go/Python/TypeScript での実装パターンを解説
リトライパターン
一時的な障害だけを選んで再試行し、間隔を指数的に広げつつ乱数で散らして、回復途中の相手に負荷を集中させない設計パターン
S3 ライフサイクル
S3 オブジェクトのストレージクラスを自動的に移行し、コストを最適化する機能
HTTP ステータスコード
HTTP レスポンスの結果を 3 桁の数値で表す標準コードで、1xx〜5xx の 5 カテゴリに分類される
べき等キー
API リクエストの重複実行を防ぐために、クライアントが付与する一意な識別子
Webhook
イベント発生時にサーバーが指定された URL に HTTP リクエストを送信する、プッシュ型の通知メカニズム