Kubernetes の知識地図 -- 現場での基礎から本番運用まで

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Kubernetes の知識地図 -- 現場での基礎から本番運用までの表紙
ネットワーク
著者:
青山 真也 / 小竹 智士 / 長谷川 誠 / 川部 勝也 / 岩井 佑樹 / 杉浦 智基(アオヤマ シンヤ / コタケ サトシ / ハセガワ マコト / カワベ カツヤ / イワイ ユウキ / スギウラ トモキ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2023年06月24日
ISBN:
9784297135737
在庫:
在庫あり
0
中級者向け
DockerKubernetesGitDNSInfrastructure as CodeGitOpsArgo CDExternal SecretsExternalDNSCert Manager

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570位
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書籍紹介

Kubernetes の基礎から本番運用のベストプラクティスまで、押さえておきたい情報源を第一線のエンジニアが厳選。進化を続ける Kubernetes と幅広いエコシステムについての知識をこの一冊で身につけられます!
■第 1 章: Kubernetes の基本

・Kubernetes とは?

■第 2 章: Kubernetes におけるアプリケーションの起動
・Dockerfile を書くポイントと注意点

・プロダクションレディなアプリケーション運用の実現

・Kubernetes におけるバッチ処理

・Kubernetes におけるステートフルなコンテナ運用

・Kubernetes における負荷分散

■第 3 章: Kubernetes における Infrastructure as Code ……105
・Kubernetes で実現する Infrastructure as Code

・エコシステムを用いた効率的なマニフェスト管理

・Argo CD による GitOps

・External Secrets を用いた機密情報の管理

・ExternalDNS を用いた外部 DNS プロバイダとの連携

・Cert Manager による証明書管理の自動化

■第 4 章: Kubernetes におけるアプリケーション運用
・アプリケーションのアップデート戦略

・アプリケーションのスケーリング戦略

・Kubernetes バージョンのアップグレード戦略

・組織と Namespace・クラスタの分離戦略

・認可処理と監査ログ

・Kubernetes における通信制御手法

・外部 ID プロバイダとの連携

・マニフェストの検査

・アプリケーションの可観測性と監視

技書の森解説

Kubernetes を学ぼうとして最初に直面するのは、本体の概念よりも周辺のエコシステムの広さです。『Kubernetes の知識地図 現場での基礎から本番運用まで』 (青山真也 / 小竹智士 / 長谷川誠 / 川部勝也 / 岩井佑樹 / 杉浦智基 著、技術評論社、2023 年 6 月刊) は、版元の概要によれば Kubernetes の基礎から本番運用のベストプラクティスまで、押さえておきたい情報源を第一線のエンジニアが厳選した一冊で、技術評論社の「知識地図」シリーズに属し、英題は Kubernetes Roadmap です。筆頭著者の青山真也は刊行時のプロフィールで Kubernetes as a Service のプロダクトオーナー、Kubernetes/CloudNative 領域の Developer Experts と紹介され、著書に『Kubernetes 完全ガイド』等を持ち、CloudNative Days Tokyo の Co-chair や Kubernetes Meetup Tokyo の Organizer も務める人物です。共著者 5 名はいずれも刊行時に株式会社サイバーエージェントの CyberAgent group Infrastructure Unit に所属するエンジニアで、版元のプロフィールには各章 / 各節の担当者が明記された分担執筆になっています。

全 4 章の構成、アプリケーションの起動から IaC、本番運用まで

構成は全 4 章です。第 1 章は Kubernetes の基本を 1 節で押さえる導入で、第 2 章「Kubernetes におけるアプリケーションの起動」が実質的な本編の入口になります。Dockerfile を書くポイントと注意点、プロダクションレディなアプリケーション運用の実現、バッチ処理、ステートフルなコンテナ運用、負荷分散の 5 節で、コンテナを Kubernetes 上で動かす際の要点を扱います。第 3 章「Kubernetes における Infrastructure as Code」 (IaC) は 6 節で、マニフェスト管理のエコシステム、Argo CD による GitOps、External Secrets を用いた機密情報の管理、ExternalDNS を用いた外部 DNS プロバイダとの連携、Cert Manager による証明書管理の自動化と、具体的なツール名を掲げて構成管理の自動化を示します。第 4 章「Kubernetes におけるアプリケーション運用」は最も厚い 9 節で、アプリケーションのアップデート戦略とスケーリング戦略、Kubernetes バージョンのアップグレード戦略、組織と Namespace / クラスタの分離戦略、認可処理と監査ログ、通信制御手法、外部 ID プロバイダとの連携、マニフェストの検査、可観測性と監視までを並べ、書名の副題にある本番運用の中身にあたります。

Kubernetes の難しさはエコシステムの広さにある、地図が要る理由

Kubernetes が コンテナオーケストレーション の事実上の標準になった一方で、本体は宣言的な API とコントローラーによる調整ループという比較的小さな核であり、実運用に要る機能の多くは周辺プロジェクトで補う設計になっています。証明書の更新、DNS レコードの登録、機密情報の受け渡し、マニフェストの配布といった一つひとつに複数の選択肢があり、学習者が迷うのは Kubernetes の概念そのものより「何を選び、どこまで自分で組むか」という判断です。本書の第 3 章がマニフェストを Infrastructure as Code として Git で管理し、Argo CD による GitOps で同期させ、External Secrets や Cert Manager で周辺の自動化を補うという具体的な組み合わせを示すのは、この判断に一つの基準線を与える構成です。第 4 章の分離戦略も同じ性質の論点で、Namespace は API リソースを論理的に分けるだけでノードやカーネルは共有されるため、どこまでを Namespace で分け、どこからクラスタを分けるかは組織とセキュリティ要件から決める必要があります。ただし本書は 2023 年 6 月時点のエコシステムを前提に書かれており、個々のツールの選択肢はその後も移り変わります。読む価値が長く残るのは、なぜその領域に自動化や分離が要るのかという判断軸の側です。

必要な前提知識と、網羅型の解説書との使い分け

版元が読者像として挙げるのは、Kubernetes を活用したいがどのように学んでいけばよいかわからない人と、すでに Kubernetes を使ってはいるがベストプラクティスを模索している人の 2 通りです。第 2 章が Dockerfile を書くポイントから始まることからも、コンテナの基礎と Kubernetes の基本操作は知っている読者を想定していると読めます。使い分けとしては、リソースごとの仕様を網羅する解説書や公式ドキュメントが辞書だとすれば、本書は情報源を厳選して読む順序と判断軸を示す地図です。同じ筆頭著者の『Kubernetes 完全ガイド』を含む厚い解説書で個々のリソースを深く学ぶ前後に、本書で全体のどこを学んでいるのかを確認する使い方が、書名の「知識地図」という位置づけに沿っています。

本番運用を任された Kubernetes 利用者に向く理由と、向かない期待

向くのは、社内や自社サービスで稼働中の Kubernetes クラスタの運用を任された人、あるいはこれから本番投入を控えている人です。アップデート、スケーリング、バージョンのアップグレード、分離、認可と監査、通信制御、監視という運用設計の項目を一冊で見渡せるため、自分の環境に何が欠けているかを目次に沿って点検でき、その一つでも埋まれば投じた費用は回収できる層です。逆に、Kubernetes の各リソースの仕様を一つずつ丁寧に学びたい入門者には、情報源を厳選するという性格上、網羅的な解説を期待すると物足りなさが残ります。特定のマネージドサービスの操作手順を求める人にも、目次にそうした項目はありません。2023 年時点のツール選択を前提に読む構えは要りますが、Kubernetes の運用で「次に何を学ぶべきか」を自分で決められるようになりたい人にとって、第一線の運用者が引いた地図を手元に置く価値は十分にあります。

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この本は技書デッキのカードです (備え 6 / 気力 +3) 図鑑でこの本を見る

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