要求工学実践ガイド

ヨウキュウ コウガク ジッセン ガイド

要求工学実践ガイドの表紙
その他
著者:
情報サービス産業協会(ジョウホウ サービス サンギョウ キョウカイ)
価格:
¥3,080
出版社:
近代科学社
出版日:
2014年03月
ISBN:
9784764904576
シリーズ:
REBOK シリーズ
在庫:
1
判型:
単行本
5.0(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
要求工学REBOK要件定義ステークホルダ分析TERASOLUNATri-shapingHyThologySC7M組込みプロダクト開発実務事例

なぜ注目されているか

総合77位 言及 5164 件・うち記事 79 件を掲載
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書籍紹介

日本を代表するメーカーの要求工学!
本書は、NTT データ、富士通、日立ソリューションズ、野村総合研究所、東芝ソリューション、リコー IT ソリューションズで実際におこなわれている要求工学の手法を、実践的に解説したものである。要求工学知識体系 (REBOK) を中心とした各社の手法は、実務に携わる技術者にとっては必携の書である。

1.要求工学知識体系 (REBOK) に基づく要求工学入門

2.NTT データにおける要求開発の実践手法: TERASOLUNA と MOYA

3.富士通における要件定義手法: Tri-shaping

4.日立ソリューションズにおける要求開発手法 HyThology の開発と実践: REBOK 実践の取り組み

5.野村総合研究所における情報化企画方法論: SC7M と超上流工程での実践事例

6.ステークホルダ分析の実践

7.組込みプロダクト開発における要求工学の実践

技書の森解説

要件を決める工程で何をどう進めればよいかを、国内の IT 企業が実務で使ってきた手法の事例から学びたい技術者向けの実践書です。『要求工学実践ガイド』は、一般社団法人 情報サービス産業協会の REBOK 企画 WG が編集し、近代科学社から REBOK シリーズの第 2 巻として 2014 年 4 月に発売されました。版元の紹介によると、NTT データ、富士通、日立ソリューションズ、野村総合研究所、東芝ソリューション、リコー IT ソリューションズで実際に行われている要求工学の手法を、要求工学知識体系 (REBOK) を軸に実践的に解説した本です。

REBOK の入門から各社の手法へ進む全 7 章

第 1 章「要求工学知識体系 (REBOK) に基づく要求工学入門」で全体の枠組みを示したあと、第 2 章以降は各社の手法を章ごとに取り上げます。第 2 章は NTT データの要求開発の実践手法として TERASOLUNA と MOYA を、第 3 章は富士通の要件定義手法 Tri-shaping を、第 4 章は日立ソリューションズの要求開発手法 HyThology の開発と実践を、第 5 章は野村総合研究所の情報化企画方法論 SC7M と超上流工程での実践事例を扱います。第 6 章「ステークホルダ分析の実践」と第 7 章「組込みプロダクト開発における要求工学の実践」は、企業名ではなく主題で立てられた章です。版元の書籍ページでは、類書として『要求工学知識体系 第 1 版』と『REBOK に基づく要求分析実践ガイド』が案内されています。

知識体系と現場の手法をつなぐという読みどころ

要求工学は、利害関係者からシステムへの要求を引き出し、分析し、仕様として書き下し、その妥当性を確かめ、変更を管理していく一連の活動を体系化した分野です。開発の失敗の多くは実装より前の段階、つまり何を作るかの合意が曖昧なまま進むことに原因がある、という問題意識から発展してきました。ただ、知識体系は網羅的であるぶん抽象度が高く、自分の案件でどの活動にどれだけの手間をかけるべきかは、体系の記述だけでは決めにくいものです。本書が各社の手法を並べている意味はそこにあります。同じ 要件定義 の工程でも、業務システムの企画段階から入るのか、組込み製品の開発で要求を扱うのかによって、重視する活動が変わることを、複数の事例を比べながら確かめられます。

2014 年の手法集として読むときの前提

本書は 2014 年時点の各社の取り組みをまとめたものです。社名や手法の名称は刊行当時のものであり、各手法がその後どう改訂されたかは本書の範囲外です。また、章立ては企業ごとの方法論と、ステークホルダ分析、組込み開発での実践で組まれており、少人数のチームが アジャイル な進め方で短い周期の仮説検証を繰り返しながら機能を決めていく開発そのものを学びたい人には、その進め方を主題にした本のほうが目的に近いでしょう。要求工学の用語や活動の名前に初めて触れる段階なら、知識体系そのものを解説した本を手元に置き、第 1 章と行き来しながら読むと各社の手法の位置づけがつかみやすくなります。

要件定義や上流工程を担当する立場になり、自社のやり方を見直す材料や、他社がどう工夫しているかの具体例を探している人にとって、複数の企業の手法を 1 冊で比べられる本書は、手元に置いて参照する価値のある資料です。

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