はじめての Visual Studio Code

ハジメテ ノ ビジュアル スタジオ コード

「Windows / Mac / Linux」で使えるオー

はじめての Visual Studio Code の表紙
プログラミング
著者:
清水美樹(シミズ, ミキ)
出版社:
工学社
出版日:
2016年05月
ISBN:
9784777519484
シリーズ:
I / O books
在庫:
在庫あり
0
初級者向け
Visual Studio CodeLinuxUbuntuエディタープログラミング環境コード編集デベロッパーツール初心者向け開発環境設定IDE

なぜ注目されているか

言及数
40位
総合398位 ↑ 6 ランクアップ 言及 48 件・うち記事 47 件を掲載
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書籍紹介

本書は、Linux の「Ubuntu」を環境例として、「Visual Studio Code」の導入方法からはじめて、基本的な操作、コード編集のための機能の使い方まで、詳しく解説しています。

技書の森解説

Visual Studio Code は、Microsoft が Visual Studio ファミリーの一員として公開した無料の オープンソース のコードエディタで、Windows / Mac / Linux のどれでも動きます。『はじめての Visual Studio Code』 (清水美樹 著、工学社、2016 年 5 月刊) は、その Visual Studio Code を Linux の Ubuntu を環境例として、導入方法から基本操作、コード編集のための機能の使い方まで順に解説する I/O BOOKS シリーズの A5 判入門書です。副題に「Windows/Mac/Linux」で使えるオープンソースのコードエディタと掲げるとおり、版元の紹介文はこのエディタを Visual Studio ファミリーで初めてマルチプラットフォームに対応した製品と紹介し、オートコンプリートによる入力支援やマルチカーソルによる複数箇所の同時編集を、コードを便利に書くための仕組みとして挙げています。

全 9 章の構成、Ubuntu への導入から実行 / デバッグ / バージョン管理まで

構成は全 9 章です。第 1 章で Visual Studio との関係と VSCode の位置づけを整理し、第 2 章で Ubuntu へのインストール、画面の外観の変更、ファイルの管理を扱います。第 3 章は「HTML+JavaScript」アプリの編集で、サンプルコードを使って HTML 文書と JavaScript コード、CSS の編集、ファイルとフォルダの操作を進め、第 4 章は C# のソースコードを編集する準備とサポート機能に充てられます。第 5 章から第 7 章は操作系で、「メニューバー」のメニュー、コマンド・パレット、キーボード・ショートカットという操作手段の選び方、カーソル移動と選択、指定範囲の編集、マルチ・カーソル、「検索」「置換」のウィンドウを扱います。第 8 章はカスタマイズで、「ユーザー」と「ワークスペース」の設定、「キーボード・ショートカット」の設定、スニペットを、第 9 章は「タスク・ファイル」による自動実行、デバッグ、バージョン管理を解説して締めます。

2016 年刊の VS Code 入門を読む意味、コードエディタの骨格と画面差

本書が前提とするのは 2016 年 5 月時点の Visual Studio Code です。VS Code は月ごとに新しい版が配布され、画面の見え方やメニューの並び、設定画面の形は刊行後に何度も変わってきました。そのため本書の画面をそのまま追うと、差分に戸惑う箇所が出ます。一方で、本書が章を割いて説明する骨格、すなわちコマンド・パレットから機能を呼び出す操作様式、ユーザー設定とワークスペース設定の二層構造、スニペットとキーボード・ショートカットによる編集の高速化、タスクの定義による自動実行、エディタに組み込まれたデバッグとバージョン管理という考え方は、その後の版にも引き継がれています。統合開発環境ほど重くなく、単純なテキストエディタより言語支援が厚いという VS Code の立ち位置も同じです。刊行時点の画面を前提にしつつ、この骨格を読み取る使い方をすれば、後から手元の版の画面に置き換えて理解できます。

Ubuntu 環境例と扱う言語の前提知識、向かない人

必要な前提は、パソコンの基本操作と、扱うサンプルの言語をごく初歩でも読めることです。第 3 章は HTML と JavaScript、第 4 章は C# のコードを題材にするため、これらの言語を知らなくても操作は追えますが、編集支援の効き目を実感するには文法の初歩があるほうが有利です。環境例が Ubuntu である点は購入前に確かめておきたい特徴で、Windows や Mac でも同じエディタが動くとはいえ、インストール手順の画面は Linux のものです。逆に、Python など目次に無い言語の環境構築、拡張機能の選び方の詳細、Git の運用作法そのものは本書の主題ではありません。紹介文で触れる Marketplace による機能追加も、章として独立した解説ではない点に注意が必要です。

Ubuntu を含む Linux 環境で Visual Studio Code を使い始める人、あるいは Visual Studio から派生したこのエディタがどのような設計で出発したのかを一冊で押さえたい人には、導入から実行 / デバッグ / バージョン管理まで通して読める本書は手元に置く価値があります。刊行時点の画面差を織り込んだうえで、編集操作の基本形を体系的に身につけたい入門者に向く一冊です。

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