Python[完全]入門

パイソンカンゼンニュウモン

Python[完全]入門の表紙
プログラミング
著者:
松浦健一郎 / 司ゆき(マツウラケンイチロウ / ツカサユキ)
出版社:
SB クリエイティブ
出版日:
2021年01月25日頃
ISBN:
9784815607647
在庫:
在庫あり
4.67(4 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
プログラミングプログラミング入門Pythonデータ構造オブジェクト指向関数ファイル操作自動化ライブラリWeb プログラミング

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書籍紹介

基礎からアプリ開発のために必要な知識まで、「この一冊で」しっかりやさしく学べる新しい Python プログラミングの教科書。
はじめてプログラムを行う人でも安心して読み進められるように、基礎をわかりやすく解説。さらに「AI」「スクレイピング」「データベース」「Web プログラミング」など、最新のアプリ開発にすぐに取りかかれるように、実践的なサンプルも多数掲載。

Chapter1 Python を始めるための準備

Chapter2 Python プログラミングを始めよう

Chapter3 全ての基本になる文法を学ぶ

Chapter4 Python を支える 4 種のデータ構造

Chapter5 プログラムの流れを変える制御構造

Chapter6 よく使う処理を関数にまとめる

Chapter7 もっと上手にプログラムを書くための応用文法

Chapter8 Python のオブジェクト指向プログラミング

Chapter9 有用で奥が深い組み込み関数を制覇する

Chapter10 ライブラリを使うための基礎知識

Chapter11 ファイルの読み書きの処理

Chapter12 Python による仕事の自動化

Chapter13 流行の AI 技術を活用する

Chapter14 スクレイピングで Web から情報を引き出す

Chapter15 データベースと Web プログラミング

技書の森解説

プログラミングを初めて学ぶ人が、文法の基礎から仕事の自動化やスクレイピング、データベースと Web まで一冊で進みたいときに候補になるのが『Python[完全]入門』 (松浦健一郎 / 司ゆき 著、SB クリエイティブ、2021 年 1 月刊) です。版元の紹介文は、基礎からアプリ開発のために必要な知識までを「この一冊で」学べる教科書とうたい、はじめてプログラムを行う人でも安心して読み進められるように基礎を分かりやすく解説したうえで、AI、スクレイピング、データベース、Web プログラミングといった実践的なサンプルを多数掲載していると説明しています。版元公式サイトではサンプルファイルのダウンロードと正誤情報が提供されており (2026 年 9 月時点)、手を動かしながら読む前提の本です。

全 15 章の構成、文法の基礎からデータベースと Web まで

版元公式の目次は Chapter 1 から Chapter 15 までの全 15 章です。Chapter 1「Python を始めるための準備」と Chapter 2「Python プログラミングを始めよう」で環境を整え、Chapter 3「全ての基本になる文法を学ぶ」、Chapter 4「Python を支える 4 種のデータ構造」、Chapter 5「プログラムの流れを変える制御構造」、Chapter 6「よく使う処理を関数にまとめる」と、言語の骨格を一つずつ積み上げます。Chapter 7「もっと上手にプログラムを書くための応用文法」、Chapter 8「Python のオブジェクト指向プログラミング」、Chapter 9「有用で奥が深い組み込み関数を制覇する」で文法の側を締め、Chapter 10「ライブラリを使うための基礎知識」と Chapter 11「ファイルの読み書きの処理」を経て、後半は Chapter 12「Python による仕事の自動化」、Chapter 13「流行の AI 技術を活用する」、Chapter 14「スクレイピングで Web から情報を引き出す」、Chapter 15「データベースと Web プログラミング」と、応用分野を章ごとに一つずつ体験する配置です。書店掲載の目次 (出版社提供) ではこれらが基礎編と応用編の 2 部に整理されており、前半 9 章が基礎編、Chapter 10 以降が応用編に当たります。

一冊で基礎から応用まで進む Python 入門書の技術背景

Python の入門書が一冊で広い範囲を扱えるのは、言語そのものの文法が比較的小さく、ファイル操作、Web からのデータ取得、データベース接続といった応用の多くを標準ライブラリや追加のライブラリの呼び出しで書ける言語設計にあります。裏を返せば、入門書の学習は前半の文法と後半のライブラリ活用で性格が変わり、前半で身につけた オブジェクト指向 やデータ構造の理解が浅いと、後半でライブラリの使い方を写しても、エラーが出たときに原因をたどれなくなります。本書の目次が Chapter 9 まで文法と組み込み関数に紙面を割いてから Chapter 10 でライブラリの基礎知識を挟み、その後に自動化や スクレイピング へ進む順序になっているのは、この依存関係を踏まえた配置と読めます。もう一つ、本書のような一冊型の入門書は、複数の応用分野を同じ文法の延長として並べて見せるため、自分がどの方向に進みたいかを決める前の段階で読むと、分野ごとの入門書を選ぶときの判断材料になります。

研究職を経た著者 2 名の執筆と、サンプルファイルによる学習

版元公式の著者紹介 (刊行時点) によれば、松浦健一郎氏は東京大学工学系研究科電子工学専攻修士課程を修了し、研究所勤務を経てフリーのプログラマ、ライター、講師として活動し、企業や研究機関向けのソフトウェア、ゲーム、ライブラリ等を受注開発しています。司ゆき氏は東京大学理学系研究科情報科学専攻修士課程を修了し、学生時代から 20 年以上プログラマおよびライターの仕事を続け、書籍の執筆や翻訳のほか、ソフトウェアの受注設計開発を行っています。書店掲載の著者紹介では、松浦氏が研究所で並列コンピューティングの研究に従事したこと、司氏が大学で人工知能 (自然言語処理) を学んだことも記されています。プログラマとして受注開発を続ける 2 名が著者であることは、サンプルが動くことを前提に読み進める本書の性格と合致しており、版元サイトのサポート情報には Windows 11 でのデスクトップのパスに関する案内 (2021 年 3 月付) も掲げられているので、刊行後の環境の違いに気づいたときは先に確認しておく価値があります。

プログラミング未経験者に向く前提と、特定分野を深く学びたい人には向かない点

前提知識は求められず、紹介文のとおりはじめてプログラムを行う人が対象です。ただし一冊で 15 章を進む構成なので、途中の章題を見て興味のある応用分野だけを先に読むより、Chapter 9 までの文法を順に終えてから後半に入る読み方が向いています。逆に、機械学習や Web フレームワークといった特定分野を深く学びたい人にとっては、本書の後半は各分野を一章ずつ体験する入り口に当たり、その先は分野別の専門書に進むことになります。Python 本を選ぶ段階で迷っている人は、Python 本の選び方 で本書のような一冊型と分野特化型の使い分けを確かめてから決めるとよいでしょう。刊行は 2021 年 1 月なので、読む時期によってはライブラリの導入手順や画面が手元の環境と異なる場合があり、そのときは版元の正誤情報とサポート情報を併せて参照する前提で使います。

事務作業の自動化や Web からの情報収集を自分の手で始めたい人、あるいは文法書を一冊終えた後に「次に何を作れるか」が見えずに止まってしまった人には、文法から応用分野の体験まで同じ本の中でつながる本書が、学習時間の投資を回収しやすい一冊です。Python で最初の実用的なプログラムを動かすところまでを一気に進みたい人にとって、堅実な出発点になります。

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