人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?の表紙

人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?(ジンルイガウミダシタゼンチゼンノウノソンザイハカミニナリウルカ)

その他
著者:
島田 裕巳(シマダ ユウキ)
出版社:
ビジネス教育出版社
出版日:
2021年02月05日頃
ISBN:
9784828308654
在庫:
在庫あり
3(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
人工知能シンギュラリティ哲学宗教人間性未来予測テクノロジーと社会エチカ認知科学進化論

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書籍紹介

2045 年、 AI が人類の知能を超えると予言されている。もし現実となれば、すべての判断を AI に委ねる世界が訪れるのだろうか。

「はじめに」より
神はこの世を創造した存在であり、創造の後も、その力は地上に及んでいると考えられてきた。その神が退場してしまったとき、人間は、それに代わっていったい何を拠り所にすればいいのだろうか。宗教が人類の歴史とともにはじまり、大きな影響を与え続けてきたのも、それが死生観のみならず、世界観を生む基盤となるものだからである。

人間はこれから、 AI を神として崇めるようになるのだろうか。もしシンギュラリティが訪れるとしたら、それは十分に起こり得ることなのである。

技書の森解説

AI 論の多くは性能と応用を語りますが、本書が立てる問いはまったく別の場所にあります。 2045 年に AI が人類の知能を超えるというシンギュラリティの予言が現実になったとき、人間はあらゆる判断を AI に委ねるようになるのか。そしてその存在を、かつての神のように崇めるようになるのか。『人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?』は、この問いを正面から扱う一冊で、ビジネス教育出版社から 2021 年 2 月に刊行されました。

著者の島田裕巳氏は宗教学者です。だから議論の足場は機械学習の仕組みではなく、宗教が人類史の中で果たしてきた役割にあります。神は世界を創造しその後も地上に力を及ぼす存在と考えられてきたが、その神が退場した後、人は何を拠り所にするのか。宗教が死生観だけでなく世界観の基盤を生んできたという整理を踏まえ、全知全能に近づく人工物が「神の空席」に座る可能性を検討していきます。

AI の技術的な予備知識はほぼ不要で、必要なのはむしろ抽象的な議論に付き合う体力です。 AI 倫理や技術と社会の関係に関心がある読者、あるいは開発の現場にいて「この技術は人間の何を変えるのか」という問いを言葉にしたくなった技術者が、技術書の外側から視点を借りるために読む本と言えます。

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