人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?
ジンルイガウミダシタゼンチゼンノウノソンザイハカミニナリウルカ
- 著者:
- 島田 裕巳(シマダ ユウキ)
- 注目:
- 総合 2279 位
- 出版社:
- ビジネス教育出版社
- 出版日:
- 2021年02月05日頃
- 一覧:
- 2021 年に出た技術書
- ISBN:
- 9784828308654
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
2045 年、AI が人類の知能を超えると予言されている。もし現実となれば、すべての判断を AI に委ねる世界が訪れるのだろうか。
「はじめに」より
神はこの世を創造した存在であり、創造の後も、その力は地上に及んでいると考えられてきた。その神が退場してしまったとき、人間は、それに代わっていったい何を拠り所にすればいいのだろうか。宗教が人類の歴史とともにはじまり、大きな影響を与え続けてきたのも、それが死生観のみならず、世界観を生む基盤となるものだからである。
人間はこれから、AI を神として崇めるようになるのだろうか。もしシンギュラリティが訪れるとしたら、それは十分に起こり得ることなのである。
技書の森解説
『人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?』 (島田 裕巳 著、ビジネス教育出版社、2021 年 2 月刊) は、宗教学者の島田 裕巳が、AI と神の関係を全 7 章と「終わりに」で論じた本です。版元の著者紹介によると、島田 裕巳は 1953 年東京生まれで、東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程を卒業し、東京大学大学院人文科学研究科博士課程を修了しています。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任し、作家、宗教学者、東京女子大学非常勤講師と紹介されています。
版元の概要が掲げるシンギュラリティと AI の問い
版元の概要は、「AI が神になる日が訪れるとしたら?」「AI に人間が支配され、ひれ伏す以外の未来があるのだろうか?」「2045 年に訪れると予言されたシンギュラリティとは?」という 3 つの問いを掲げています。本書の紹介文に引かれた「はじめに」には、神が退場したとき人間はそれに代わって何を拠り所にすればよいのかという問いと、宗教が死生観だけでなく世界観を生む基盤になってきたという記述があります。
第 1 章から第 7 章、美空ひばりから新たなる知性まで
本書は第 1 章「AI は美空ひばりを、グレン・グールドを蘇らせる」と第 2 章「AI の申し子、藤井聡太は神の子なのか?」で始まります。続いて第 3 章「そもそも神とは何なのか?」、第 4 章「AI は神の領域に近づく」、第 5 章「ゾーンに入るという経験」、第 6 章「AI の純粋経験」と進み、第 7 章「新たなる知性の登場」に至ります。巻末には「終わりに」が置かれています。
技術的特異点と、人の知能を超える AI という予言
シンギュラリティは技術的特異点とも呼ばれる語で、本書の紹介文では、AI が人類の知能を超えると予言されている 2045 年の到来として示されています。AI は、学習、推論、認識といった人間の知的な処理をコンピューターで再現する技術の総称です。
本書は、美空ひばりとグレン・グールドを蘇らせる AI と藤井聡太の話題から、神とは何かという問い、ゾーンと純粋経験、新たなる知性の登場までを、全 7 章と「終わりに」に収めています。
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