実践ソフトウェアエンジニアリング (第 9 版)

ジッセンソフトウェアエンジニアリングダイキュウハン

実践ソフトウェアエンジニアリング (第 9 版) の表紙
セキュリティ
著者:
Roger S. Pressman / Bruce R. Maxim / SEPA 翻訳プロジェクト(ロジャープレスマン / ブルースマキシム / エスイーピーエーホンヤクプロジェクト)
出版社:
オーム社
出版日:
2021年12月01日頃
ISBN:
9784274227943
在庫:
在庫あり
4(3 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
ソフトウェアエンジニアリングプロジェクトマネジメントソフトウェアプロセスモデリング品質管理セキュリティソフトウェア開発ソフトウェア設計ソフトウェア管理ソフトウェアベストプラクティス

なぜ注目されているか

セキュリティ
9位
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言及数
323位
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書籍紹介

ソフトウェアエンジニアリング・スタンダードの第 9 版
本書は米国においての第 1 版が発行 (1982 年) されて以来、世界 45 万部を超えるベストセラーの最新刊である第 9 版の邦訳書です。ソフトウェア同様、改良が続けられているソフトウェアエンジニアリングの「最良の手法」を解説している書籍であり、現役のソフトウェアエンジニアならびに学生諸氏におすすめする 1 冊です。

原書: Roger S. Pressman、 Bruce R. Maxim、 Software Engineering、McGraw-Hill、 2020

第 1 部 ソフトウエアプロセス

第 2 部 モデリング

第 3 部 品質とセキュリティ

第 4 部 ソフトウェアプロジェクトマネジメント

第 5 部 トピックス

技書の森解説

ソフトウェア開発のプロセス、要求と設計のモデリング、品質とセキュリティ、プロジェクトの管理までを一冊で見渡したいときに手に取られる教科書が、『実践ソフトウェアエンジニアリング 第 9 版』 (Roger S. Pressman、Bruce R. Maxim 著、SEPA 翻訳プロジェクト 訳、オーム社、2021 年 12 月刊) です。原書は McGraw-Hill から 2020 年に出た Software Engineering の第 9 版で、版元の紹介によれば米国での第 1 版は 1982 年に発行されています。版元はソフトウェアエンジニアリングの「最良の手法」を解説した書籍として、現役のソフトウェアエンジニアと学生に向けて案内しています。

5 部 30 章の構成、プロセスからプロジェクト管理まで

本書は第 1 章「ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリング」に続き、5 つの部に分かれた全 30 章で構成されています。第 1 部「ソフトウェアプロセス」はプロセスモデル、アジャイルとプロセス、推奨のプロセスモデル、そして人間的側面を扱い、第 3 章には スクラム のスプリントプランニングやデイリースクラム、XP などの節が並びます。第 2 部「モデリング」は要求エンジニアリングから アーキテクチャ設計、コンポーネント設計、ユーザエクスペリエンス設計、移動体端末向けの設計、パターンに基づく設計まで、第 3 部「品質とセキュリティ」はレビュー、品質保証、セキュリティエンジニアリング、コンポーネントレベルと統合レベルのテスト、構成管理、メトリクスと分析を扱います。第 4 部はプロジェクトマネジメントの概念、計画、リスクマネジメント、サポート戦略、第 5 部「先端的な話題」はプロセス改善と新興トレンドを取り上げ、第 30 章で締めくくられます。巻末には UML 入門と、ソフトウェアエンジニアのためのデータサイエンスの 2 本の付録があります。

断片的な知識を工程の全体像に位置づける読みどころ

ソフトウェア工学の知識は、現場ではばらばらの形で身につくことがほとんどです。テストの書き方はテストの本で、スクラムの運用はチームの慣習で、見積もりやリスク管理は先輩の経験談で覚えるため、それぞれが開発全体のどこで効いているのかが見えにくくなります。本書の価値は、こうした個別の実践を、プロセス、モデリング、品質、管理という大きな枠の中に並べ直せる点にあります。たとえば品質を扱う第 3 部では、レビューと品質保証、セキュリティ、テスト、構成管理、メトリクスが同じ部に置かれており、品質をテスト工程だけの話にせず、作り込みと確認と計測の組み合わせとして捉える見方が構成そのものから読み取れます。

学生と実務者の教科書として、通読より部ごとに引く使い方

版元が想定する読者はソフトウェアエンジニア、大学院生、学生で、プログラミングの経験があり、チームでの開発を一度でも経験していると、各章の話題を自分の現場に引き寄せて読みやすくなります。章の数が多く守備範囲が広いため、最初から通読するより、要求をまとめる段階なら第 2 部、品質の議論なら第 3 部、計画とリスクなら第 4 部というように、課題に近い部から引く使い方が向いています。一方で、特定の言語やフレームワークの実装手順、クラウドの具体的な構築方法を学びたい人には、本書は目的が合いません。扱うのは工程と考え方の体系であり、ツールの操作は範囲外です。設計の分野で次の一冊を探す場合は、設計とアーキテクチャの本の選び方 が層ごとの読み分けの参考になります。

チームの開発プロセスを見直したい人、自分の担当する工程の前後で何が起きているのかを説明できるようになりたい人、そして大学や研修でソフトウェア工学を体系として学ぶ人にとって、本書は工程の全体像を共通の言葉で押さえられる教科書です。手元の課題に近い部から読み始め、関連する章へ広げていけば、断片だった知識が一つの地図にまとまっていきます。

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