DX を成功に導くクラウド活用推進ガイド CCoE ベストプラクティス(ディーエックスヲセイコウニミチビククラウドカツヨウスイシンガイドシーシーオーイーベストプラクティス)
クラウド・インフラ・DevOps- 著者:
- 黒須 義一/酒井 真弓/遠山 陽介/伊藤 利樹/饒村 吉晴(クロスヨシカズ/サキマユミ/トオヤマヨウスケ/イトウトシキ/ジョムラヨシカズ)
- 出版社:
- 日経BP
- 出版日:
- 2021年11月12日頃
- ISBN:
- 9784296070152
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
DX を成功させるための
クラウド活用推進の具体的な方法と
先駆者の実践事例が分かる!
クラウドを活用した企業変革には
リーダーシップ × ビジネス × テクノロジー
を備えたクラウド活用推進組織
「 CCoE 」が必要だ!
■実践に向けたチェックリスト付き!
本書は、、 DX の実現に向けて、 CCoE (クラウド・センター・オブ・エクセレンス=クラウド活用推進組織) を立ち上げて運用するために必要な情報を提供します。
クラウド活用と一言でいっても、その道のりは平坦ではありません。いざ取り組もうとすると、さまざまな障壁 (縦割り組織、抵抗勢力、人材不足、ゴール設定……) にぶつかります。そうした障壁を乗り越えて先に進むために必要な組織・機能として、特にクラウド先進国で注目を集めているのが CCoE です。本書第 2 部で具体的に紹介するように、日本においても CCoE を組織してクラウド活用を広めている企業が増えています。
本書は、そもそも CCoE とは何か、どのように立ち上げたらいいのか、という基本から、クラウド活用をより広めるための課題解決方法、といった発展まで、先進企業の実例を交えて、わかりやすく、具体的に説明します。
■先進事例に登場する企業
大日本印刷株式会社
株式会社 NTT ドコモ
KDDI 株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
株式会社みずほフィナンシャルグループ
ビジョナル株式会社
【目次】
第 1 部 解説編
第 1 章 DX 推進の鍵はクラウド活用にあり
第 2 章 CCoE が必要な理由とその活動内容
第 3 章 CCoE の役割と運用・発展のポイント
第 4 章 第 1 部まとめ:CCoE に唯一無二の正解はない
第 2 部 事例編
第 5 章 先進企業の CCoE に学ぶ
第 6 章 第 2 部まとめ:リーダーのあり方と成功するアプローチ
補章 1 CCoE チェックシートとその使い方
補章 2 ディスカッション「 CCoE 成功の秘訣」
第 1 部 解説編
第 1 章 DX 推進の鍵はクラウド活用にあり
第 2 章 CCoE が必要な理由とその活動内容
第 3 章 CCoE の役割と運用・発展のポイント
第 4 章 第 1 部まとめ:CCoE に唯一無二の正解はない
第 2 部 事例編
第 5 章 先進企業の CCoE に学ぶ
第 6 章 第 2 部まとめ:リーダーのあり方と成功するアプローチ
補章 1 CCoE チェックシートとその使い方
補章 2 ディスカッション「 CCoE 成功の秘訣」
技書の森解説
クラウド の導入が進まない理由は、技術ではなく組織にあることがほとんどです。縦割り組織、抵抗勢力、人材不足、曖昧なゴール設定。『 DX を成功に導くクラウド活用推進ガイド CCoE ベストプラクティス』 (黒須義一・酒井真弓・遠山陽介・伊藤利樹・饒村吉晴 著、日経 BP 、 2021 年 11 月刊) は、その障壁を乗り越える装置として「 CCoE (クラウド・センター・オブ・エクセレンス) 」、すなわち全社のクラウド活用を推進する横断組織の立ち上げと運用を解説する、日本語では数少ない CCoE の専門書です。筆頭著者の黒須義一氏は、富士ゼロックス (当時) やみずほフィナンシャルグループで CCoE の立ち上げに関わった後、グーグル・クラウド・ジャパンに所属する実務家で、執筆陣は事業会社とクラウドベンダーの両側から CCoE を見てきた顔ぶれです。
理論と事例の 2 部構成とチェックシート
構成は理論と事例の 2 部立てです。第 1 部は、 DX 推進の鍵がクラウド活用にあるという前提整理から、 CCoE がなぜ必要か、何をする組織か、どう立ち上げてどう発展させるかを順に解説し、「 CCoE に唯一無二の正解はない」というまとめで締めます。この結論を最初から明示しているのが本書の誠実なところで、テンプレートの移植ではなく自社の文脈に合わせた設計を促します。第 2 部は事例編で、先進企業の CCoE の実践から成功するリーダーシップとアプローチを抽出します。巻末には CCoE チェックシートとその使い方、実務者ディスカッションの補章が付き、読んだ翌日に自社の立ち位置を採点できる作りです。
読みどころは統制と速度のトレードオフの解き方
CCoE という概念は、クラウドの利用が一部門の実験から全社の標準へ広がる局面で必ず問題になる「ガードレールをどこに引き、権限をどう委譲し、知見をどう横展開するか」への組織的な回答です。セキュリティ部門が全てを審査すれば安全でも遅くなり、各部門が自由にやれば速くても統制が崩れる。このトレードオフを、標準化と伴走支援を担う専任組織で解くという発想は、クラウドの技術知識だけでは出てきません。本書はその設計論を日本企業の実情 (稟議、ベンダー依存、人材ローテーション) を踏まえて語る点で、海外のホワイトペーパーの翻訳的な情報とは役割が違います。
向いている読者と使いどころ
向いているのは、情報システム部門やクラウド推進の担当者、 DX 推進室のリーダー、そして「クラウド化せよ」と号令をかける側の経営層・部門長です。個別のクラウドサービスの技術解説はないので、 構築スキルを学ぶ本 ではありません。刊行は 2021 年で、その後に生成 AI の全社活用という新しい推進テーマが加わりましたが、「技術の全社展開を担う横断組織をどう作るか」という本書の骨格は、対象がクラウドでも AI でもそのまま使える型です。クラウド活用が「一部の詳しい人の努力」で止まっている組織にとって、会議の議論を一段引き上げるための共通言語になる一冊です。
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