Linux+コマンド入門 --シェルとコマンドライン、基本の力

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Linux+コマンド入門 --シェルとコマンドライン、基本の力の表紙
OS
著者:
西村 めぐみ(ニシムラ メグミ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2021年04月19日頃
ISBN:
9784297120245
在庫:
在庫あり
0
初級者向け
LinuxOSコマンドラインシェルファイルシステムプロセス仮想環境UbuntuCentOS初学者向け

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言及数
600位

書籍紹介

Linux の基本 & コマンドの作法をまとめた入門書。巻頭 & 巻末には、基本コマンドの Quick リファレンスを特別収録。
本書では、Linux システムの「今の基本」を押さえつつ、コマンドラインの基礎知識 & テクニックを平易に解説。ユーザーやファイル/ディレクトリ、ファイルシステム、プロセス、ネットワークをはじめ、Linux の基本概念をコマンドを通して学べる点が特徴です。合わせて、コマンドの実用的な使用場面を学べるように豊富な実行例を盛り込み、Appendix として昨今初学者の方々が Linux コマンドを学ぶきっかけとなるケースの多い、Raspberry Pi や Python、WordPress におけるコマンドの使用例も盛り込みました。動作環境はスタート & 作り直しも簡単な VirtualBox による仮想環境を前提とし、Ubuntu、CentOS Stream に両対応。広く初学者の方々に向け、長く役立つ基本を凝縮してお届けします。

技書の森解説

Linux のサーバーや開発環境では、設定の確認も作業の自動化も、文字でコマンドを打ち込む CLI の操作が出発点になります。『Linux+コマンド入門』 (西村 めぐみ 著、技術評論社、2021 年 4 月 19 日発売) は WEB+DB PRESS plus シリーズの 1 冊で、版元が「Linux の基本 & コマンドの作法をまとめた入門書」と紹介する本です。副題は「シェルとコマンドライン、基本の力」です。版元は、ユーザーやファイル、ディレクトリ、ファイルシステム、プロセス、ネットワークといった Linux の基本概念をコマンドを通して学べる点を特徴に挙げており、巻頭と巻末には基本コマンドの Quick リファレンスが特別収録されています。

全 7 章と Appendix、仮想マシンの準備から SSH まで

目次は第 1 章から第 7 章までと Appendix の構成です。第 1 章「Linux とコマンド操作の基礎知識」では、仮想マシンに Linux をインストールして学習用の環境を作り、ログインからコマンドの入力、キーコンビネーションを使った便利な操作までを試します。第 2 章「ファイルとディレクトリ」はディレクトリツリーとパスの表し方、ファイル操作の基本コマンド、ドットファイル、パーミッション、ハードリンクとシンボリックリンク、圧縮と伸張を扱います。第 3 章「シェル & コマンドライン」は補完やヒストリ、エイリアス、パイプとリダイレクト、複数のコマンドの組み合わせ、シェルの設定、zsh、シェルスクリプトへ進みます。第 4 章はテキスト操作で文字列の検索と正規表現、テキストの加工、vi と vim を、第 5 章はパッケージ管理で apt と dnf / yum、Git と GitHub を取り上げます。第 6 章「ユーザーとプロセス」ではユーザーとグループの管理、プロセス、ジョブコントロール、シグナル、デバイスとファイルシステムを、第 7 章「ネットワーク概論」では TCP/IP の基礎とネットワーク用の基礎コマンド、SSH を扱います。

Ubuntu と CentOS Stream の両対応と仮想環境の前提

動作環境について版元は、スタートと作り直しが簡単な VirtualBox による仮想環境を前提とし、Ubuntu と CentOS Stream の両方に対応すると案内しています。第 5 章でも、apt による deb パッケージの操作 (Ubuntu) と、dnf / yum による rpm パッケージの操作 (CentOS) が節を分けて並んでいます。Linux のディストリビューションは同じカーネルを使っていても、パッケージの形式と管理コマンドが系統ごとに異なり、Debian 系では deb と apt、Red Hat 系では rpm と dnf が使われます。コマンドラインの基本操作の多くは共通でも、ソフトウェアの入れ方で手が止まりやすいのはこの違いのためで、2 つの系統を並べて試せる構成は、仕事で触るサーバーの系統がまだ決まっていない人に役立ちます。仮想マシンなら設定を壊しても作り直せるので、パーミッションやユーザー管理のように誤ると戻しにくい操作も落ち着いて試せます。

パイプとシェルの設定で広がるテキスト処理と自動化

Linux のコマンドは、1 つのことをこなす小さな道具を組み合わせて使う設計で、あるコマンドの出力を次のコマンドの入力に渡すパイプと、出力をファイルへ書き出すリダイレクトがその継ぎ目になります。Ubuntu や CentOS Stream で標準のログインシェルとして使われる Bash では、こうした組み合わせをそのままファイルに書けば、繰り返しの作業を自動化するスクリプトになります。本書の第 3 章は標準入力と標準出力の理解からコマンドの組み合わせ、シェルの設定、zsh の導入と設定へと進み、第 4 章のテキスト操作と合わせて、設定ファイルやログを読み書きする力を付ける並びです。Appendix では WordPress、Python、Raspberry Pi を題材に、PHP や MariaDB、ファイアウォールの設定、Python の仮想環境の構築、Raspberry Pi OS のインストールから SSH と VNC での接続までを扱い、コマンドの使い道を具体的な場面で確かめられます。

コマンドやシェルに興味を持った初学者に向く理由

版元はおすすめの読者として、コマンドやシェルに興味を持つ人、OS の基本を実機で試しながら学習したい人、Linux の技術基礎を身に付けて使いこなしたい人を挙げています。第 1 章が Linux とは何かという問いと学習用の環境作りから始まるので、Linux を触った経験が無い段階からでも入れます。逆に、シェルスクリプトで本格的な処理を書きたい人や、サーバーの設計と運用を体系的に学びたい人は、版元が初学者向けとする本書に加えて専門の本を選ぶほうが目的に近づきます。手元の Mac のターミナルで学びたい人には、著者プロフィールに挙がる同じ著者の『[新版 zsh&bash 対応]macOS×コマンド入門』 (技術評論社) という選択肢もあります。

Linux の基本概念とコマンドの作法を、壊しても作り直せる仮想マシンで一通り手を動かして身に付けたい人にとって、本書は巻頭と巻末の Quick リファレンスを含めて、学び終えた後も手元で引き直せる 1 冊です。ほかの Linux 本との段階の違いは Linux 本ガイド で整理しています。

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