標準テキスト組込みプログラミング (ソフトウェア基礎)

ヒョウジュン テキスト クミコミ プログラミング

標準テキスト組込みプログラミング (ソフトウェア基礎) の表紙
プログラミング
著者:
富士通ラーニングメディア(フジツウ ラーニング メディア)
出版社:
技術評論社
出版日:
2008年07月
ISBN:
9784774135076
在庫:
在庫あり
3.5(2 件 / 楽天ブックス)

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技書の森解説

『標準テキスト組込みプログラミング (ソフトウェア基礎)』 (富士通ラーニングメディア 編、技術評論社、2008 年 6 月刊) は、組込みソフトウェアの動作からシステム開発の工程までを 2 部 5 章の教科書にまとめた本です。版元の概要によれば、本書はハードウェア編に引き続くソフトウェア編で、実際に開かれているセミナーの内容をもとにし、組込みシステム技術協会 (JASA) が実施する組込み技術者試験 ETEC のクラス 2 のカリキュラム構成に準拠しています。版元は対象として、組込みシステムの開発に従事する人、ソフトウェアおよびハードウェアに関する知識に自信のない人、メーカーへの就職前に基本を身につけたい学生を挙げています。

2 部 5 章の構成、ブートからマネジメントまで

第 1 部「ソフトウェア」は第 1 章「ソフトウェアの動作」で、ブート、実行管理、記憶管理の節があります。ブートの節はスタートアップルーチンと ROM 化を、実行管理の節はリアルタイム OS、タスク、システムコール、同期と排他制御、共有ルーチン、割り込みを扱います。第 2 部「システム開発」は第 2 章「設計手法」、第 3 章「プログラミング」、第 4 章「テスト、レビュー」、第 5 章「マネジメント」の 4 章です。どの章も末尾に確認問題と解答と解説が付き、巻末の参考情報には組込みソフトウェア技術者試験のクラス 2 試験要綱が載っています。

設計からテストとレビュー、品質管理までを追う第 2 部

第 2 章は開発プロセスと開発技法から始まり、タイミングチャートと状態遷移図による設計アーキテクチャ、モジュール分割とカプセル化とフローチャートによる詳細設計、UML と CASE ツールまでを取り上げます。第 3 章はプログラムの開発手順とプログラム言語の種類と特徴、コーディング作法ガイドと MISRA-C を含むコーディング規約、チューニング技術、クロス開発です。第 4 章はホワイトボックステストとブラックボックステスト、テストプロセス、静的解析ツールやログの収集と解析を含むテストツール、インスペクションとウォークスルーとラウンドロビンのレビュー技法を扱い、第 5 章は工程管理、品質特性を含む品質管理、構成管理、ソフトウェアメトリクスで締めくくります。

リアルタイム OS と排他制御、状態遷移図、静的解析

スタートアップルーチンは、電源が入ってから本体の処理が始まるまでに走る初期化のプログラムで、ROM 化はプログラムを ROM に置いて動かす形にすることです。リアルタイム OS は、処理を優先度付きの単位に分け、決められた時間の中で応答させるための OS です。ミューテックス とセマフォは、複数の処理が同じ資源を同時に使わないようにする排他制御の仕組みです。状態遷移図で表す機器の振る舞いは、状態と遷移の組で書き表す ステートマシン の形です。静的解析 は、ソースコードを実行せずに規約の違反や誤りを探す検査です。

本書は、ブートと実行管理と記憶管理から、設計、プログラミング、テストとレビュー、マネジメントまでを 2 部 5 章に収め、各章を確認問題と解答と解説で結んでいます。

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