Python 10 行プログラミング

パイソン ジュウギョウ プログラミング

Python 10 行プログラミングの表紙
プログラミング
著者:
大澤文孝(オオサワ, フミタカ)
出版社:
工学社
出版日:
2018年08月
ISBN:
9784777520572
シリーズ:
I / O BOOKS
在庫:
在庫あり
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初級者向け
PythonAutomationWeb ScrapingScriptingProductivity ToolsGoogle Calendar APIWeb AutomationBeginner ProgrammingPractical PythonPython Libraries

なぜ注目されているか

言及数
494位
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書籍紹介

「ライブラリ」「インターネットサービス」と「Python」を使って、手間のかかる作業を 10 行のプログラムで簡単に実現! たとえば、「Web サイトのキャプチャを自動的に撮影」「Google カレンダーの予定を一覧形式にする」など、便利なプログラムを 20 点以上、解説。こうした便利なプログラムは、もちろん実用的に使えますが、楽しくプログラミングでき、「Python プログラミング」応用の第一歩としても、役立ちます。

技書の森解説

Excel に入力された申込書を一覧にまとめる、PDF を加工する、Web サイトの画面を撮影するといった、手作業では手間のかかる仕事を短い Python のプログラムで片づける作例集です。『Python 10 行プログラミング』 (大澤 文孝 著、工学社 (I/O BOOKS)、2018 年 8 月 16 日発売) は、版元の紹介文によると、ライブラリとインターネットサービスと Python を組み合わせて、手間のかかる作業を 10 行のプログラムで実現する便利なプログラムを 20 点以上解説した本です。版元は書名の上に、ライブラリとネットサービスを使った実用的プログラム 27 種という副題を掲げ、本書は「月刊 I/O で好評連載中の「10 行プログラミング」に、新たな内容を加えてまとめたもの」と説明しています。

全 7 章の構成、Office 文書の処理からネットワークまで

版元の主な内容は全 7 章です。1 章「Excel、Word (Office 関連)」は、Excel のワークシートに入力された申込書の一覧化、Excel の表の Wiki 表記への置き換え、Word からの画像の抜き出しとテキスト化などを扱い、2 章「PDF 関連」は PDF に記載された URL の有効性の確認や、A4 サイズの PDF の見開き A3 サイズへの変換を取り上げます。3 章「ファイル & フォルダ操作」では 2 つのフォルダーの差の表示や同じ内容のファイルの削除を、4 章「画像関連」では写真への文字入れや白地図の作成を扱います。5 章「作業の自動化」はインストールの自動化や Web サイトの画面キャプチャ、6 章「マルチメディア処理」は音声の読み上げや動画のサムネイルの作成、7 章「ネットワークの処理」は Google カレンダーの予定の一覧化、FTP へのアップロード、メールの受信などで、身の回りの作業から外部のサービスとの連携へと題材が広がります。

10 行に収まる理由と、外部の部品に任せる設計の注意点

短いプログラムで実用的な処理が書けるのは、仕事の大部分を既存の部品に任せているからです。Python には表計算のファイルや PDF、画像を扱う外部のライブラリが数多く公開されており、読み込み、変換、保存といった込み入った処理を、数行の呼び出しで済ませられます。インターネット上のサービスとつなぐ場合も同じで、サービス側が公開する API を呼べば、データの取得や登録をプログラムから行えます。利用者本人の予定表や投稿のような個人のデータを扱う API では、パスワードを渡さずにアクセスを許可する OAuth 2.0 のような認可の手続きを通すのが一般的で、プログラムの行数が短くても、事前の登録や設定に手間がかかることがあります。また、部品に任せる設計は、部品の側が変わると動かなくなるという弱点も抱えます。本書の刊行は 2018 年 8 月なので、ライブラリの更新や外部サービスの提供条件の変更によって、そのままでは動かない作例が出てくる可能性があり、その場合は各ライブラリやサービスの公式の説明で補う必要があります。

基本の文法を終えた人が応用の一歩目に使う本

版元は本書を、実用的に使えるだけでなく楽しくプログラミングでき、Python プログラミングの応用の第一歩としても役立つ本と位置づけています。この位置づけからは、変数や繰り返し、関数といった基本の書き方を一度学んだ人が、次に何を作ればよいかの題材を探すときに合う本と読めます。逆に、Python の文法を最初から順に学びたい人は、先に入門書を 1 冊終えてから手に取るほうが無理がありません。また、大規模な業務システムの設計や、テストを備えた保守しやすいコードの書き方を学ぶ本ではありません。

事務作業の繰り返しに追われている人や、Python の基本は学んだものの自分の仕事にどう使えばよいか見当がつかない人にとって、短いプログラムを書き換えながら Excel、PDF、画像、ネットワークの処理を一通り試せる本書は、身近な作業の自動化を始めるきっかけになります。まずは自分の作業に近い章から 1 つ選んで動かしてみてください。

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