ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方
ココハウォーターフォールシアジャイルマチ ストーリーデマナブアジャイルナソシキノツクリカタ
- 著者:
- 沢渡 あまね / 新井 剛(サワタリ アマネ / アライ タケシ)
- 出版社:
- 翔泳社
- 出版日:
- 2020年10月14日頃
- ISBN:
- 9784798165387
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
アジャイル開発「最初の一歩」に好適!
ウォーターフォールとアジャイルは融合できる。
現場のリアルが詰まった、幸せな共存ストーリー。
過去アジャイルに挫折した人も、これなら大丈夫。
【本書のポイント】
・ストーリーでアジャイル開発の基本を学べる
・現場から目の前のことをどんどん解決していく方法が満載
・昔ながらの開発をしている会社でも、大企業でもできる
・開発に限らず、チームワークや部署間の連携にも効く
【アジャイルの効能】
・どんな現場でも使える
・変化に対応できる
・競争力が高まる
・カイゼンサイクルが回る
・組織がセイチョウする
・個人の力を活かせる
・協調性が生まれる
・部署の壁を越えられる
【あらすじ】
3 月のある月曜日。大手精密機器メーカー、ハマナ・プレシジョン株式会社に勤める相良真希乃は、マーケティング部門から情報システム部門への異動を通達される。着任早々目にしたのは、見切り発車で問題だらけのシステム、地獄絵図のヘルプデスク、開発チームと運用チームの格差、融通の利かない上司、忙殺されイラ立つスタッフたち……。真希乃はなんとかしなければと思うものの、周囲は変化することに拒否反応を示す。そんなとき、ある勉強会でアジャイルと出合い、ウォーターフォールと共存できることを知る。「無力感」に包まれた現場を変える真希乃の挑戦が始まった。
【本書に登場するキーワード (プラクティスやテクニック)】
タスク管理 (チケット管理) / 朝会と夕会 / 見える化 / 仕組み化 / 場づくり / カイゼン / ふりかえり / ふせん / ホワイトボード / ToDo/Doing/Done / インシデント管理 / アナログの力 / 問題 vs. わたしたち / 納得戦略 / 心理的安全性 / エンゲージメント / チャットツール / 言える化 / 環境環境と空間 / コラボレーション / チェンジ・エージェント / クロスファンクション / ドラッカー風エクササイズ / 期待マネジメント / KPT / コンフリクトマネジメント / モブワーク / バリューストリームマッピング / ECRS / サーバント・リーダーシップ / 称賛の壁・サンクスボード / 多様性 / ハイパープロダクティブなチーム / ふりかえりむきなおる / タイムラインふりかえり / Story of Story / ナレッジマネジメント / 社内勉強会 / 合宿 / 発信の文化 / TDD / Specification by Example / 8 つの P
★読者特典あり★
「登場キャラクター設定資料」をダウンロード提供!
※感想はハッシュタグ「#ここアジャ」で!
プロローグ 静寂に響くキータッチ音
第 1 章 無力感
第 2 章 小さな一歩
第 3 章 抵抗
第 4 章 変化
第 5 章 意外な理解者
第 6 章 相手のキーワードに飛び込む
第 7 章 快感体験
第 8 章 衝突からのセイチョウ実感
第 9 章 越境
第 10 章 さらなるセイチョウ
エピローグ ここはウォーターフォール市、アジャイル町
技書の森解説
『ここはウォーターフォール市、アジャイル町 ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方』 (沢渡あまね、新井剛 著、翔泳社、2020 年 10 月 14 日発売) は、ウォーターフォール型の開発を続けてきた会社の情報システム部門に、アジャイルのプラクティスを少しずつ持ち込んでいく過程を物語で描いた書籍です。版元の紹介文は「アジャイル開発「最初の一歩」に好適!」とうたい、ウォーターフォールとアジャイルは融合できるという立場をはっきり示しています。アジャイルを試して一度つまずいた人や、昔ながらの進め方が残る大きな組織でどこから変えればよいか迷っている人に向けた一冊です。
精密機器メーカーの情報システム部門を舞台にした物語
版元の紹介文のあらすじによれば、主人公は大手精密機器メーカー、ハマナ・プレシジョン株式会社に勤める相良真希乃です。3 月のある月曜日にマーケティング部門から情報システム部門への異動を告げられ、着任した先で、見切り発車で問題だらけのシステム、混乱したヘルプデスク、開発チームと運用チームの格差、融通の利かない上司といった状況に向き合います。周囲が変化を拒むなか、ある勉強会でアジャイルと出合い、ウォーターフォールと共存できることを知るところから、現場を変える挑戦が始まります。目次はプロローグ「静寂に響くキータッチ音」に始まり、第 1 章「無力感」、第 2 章「小さな一歩」、第 3 章「抵抗」、第 4 章「変化」、第 5 章「意外な理解者」、第 6 章「相手のキーワードに飛び込む」、第 7 章「快感体験」、第 8 章「衝突からのセイチョウ実感」、第 9 章「越境」、第 10 章「さらなるセイチョウ」と続き、書名と同じ題のエピローグ「ここはウォーターフォール市、アジャイル町」で締めくくられます。
朝会、ふりかえり、見える化を従来型の現場に持ち込む意味
版元が「本書に登場するキーワード (プラクティスやテクニック)」として挙げる語には、タスク管理 (チケット管理)、朝会と夕会、見える化、KPT、心理的安全性、バリューストリームマッピング、ECRS、サーバント・リーダーシップ、モブワーク、TDD、Specification by Example などが並びます。これらの多くは、開発の進め方そのものを入れ替えなくても、チームの日々の仕事に一つずつ足していける道具です。アジャイル な開発は、短い周期で動くものを作り、結果を見て計画を直すことを繰り返す進め方ですが、要件や予算を最初に固めて承認を得る仕組みが残る組織では、全体を一度に切り替えるのは現実的ではありません。そうした組織では、作業を貼り出して誰が何を抱えているかを見えるようにする、短い時間で毎日の状況をそろえる、区切りごとに 振り返り で次の改善を決める、といったチームの中の習慣から始めるのが入りやすい道筋になります。版元の紹介文も本書のポイントとして、昔ながらの開発をしている会社でも大企業でもできることと、開発に限らずチームワークや部署間の連携にも効くことを挙げています。
物語で入るアジャイル入門が合う人、別の本と組み合わせたい人
版元はストーリーでアジャイル開発の基本を学べることを本書のポイントの筆頭に挙げており、プラクティスの名前を定義から覚えるのではなく、主人公の職場の出来事と結び付けて知りたい人に合う形です。主人公自身がマーケティング部門から移ってきた人物として描かれているため、開発の外の部署からシステムの仕事に関わる人も、自分の立場に引き寄せて読めます。一方で、スクラムの役割やイベントの定義、見積もりの手法といった枠組みを順序立てて身に付けたい場合は、体系的な解説書を併せて読む方が目的に合います。チームの運営やマネジメントの本を段階ごとに探したい人は、チーム開発とマネジメントの本の選び方 も参考になります。なお版元は、読者特典として「登場キャラクター設定資料」のダウンロードを案内しています。
ウォーターフォールの進め方が根付いた職場で、上司や周囲の理解を得ながら小さな改善を積み上げたい人、あるいは開発と運用、情報システム部門と事業部門の間の壁に悩んでいる人にとって、本書は自分の現場に置き換えて読みやすい一冊です。物語に登場するプラクティスの中から、自分のチームで明日から試せるものを一つ選ぶ、という使い方をすると投じた時間を回収しやすい本です。
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