ストーリーで学ぶ Windows Server ひとり情シスのための IT システム構築入門(ストーリーデマナブウインドウズサーバヒトリジョウシスノタメノアイティシステムコウチクニュウモン)
OS- 著者:
- 横山 哲也(ヨコヤマテツヤ)
- 出版社:
- 日経BP
- 出版日:
- 2022年05月27日頃
- ISBN:
- 9784296080137
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は、個人事業主や小規模な企業・部門の兼任 IT 担当者が、オンプレミスの Windows Server をはじめて導入し、最終的にはパブリッククラウドである Microsoft 365 (旧称 Office 365) と Azure の機能を利用できるようになるまでを、ストーリー仕立てで解説します。まずはビジネスに必要な IT は何かを考えるところから始め、前半では Windows Server 2022 をファイルサーバーとして導入し、目的・用途に合わせて少しずつ機能を追加していきます。後半では前半で作成したシステムに、 Microsoft 365 と Azure を利用する機能を追加します。本書 1 冊で、実務に必要な最小限の機能を備えた IT システムを作ることができます。起業したり勤務先から IT システムを任されたりしたものの、何から始めたらよいか迷っているかたにぜひお勧めします。
序章 ビジネスに必要な IT 環境
第 1 章 Windows Server と Hyper-V の導入
第 2 章 Active Directory ドメインサービスの導入
第 3 章 Active Directory ドメインサービスの運用
第 4 章 ファイルサーバーの導入
第 5 章 ファイル共有の手順とロールベースのアクセス制御
第 6 章 パブリッククラウドの導入
第 7 章 Microsoft 365 と Azure Active Directory の導入
第 8 章 Azure File Sync と Azure Backup の導入
終章 ここまでのまとめと今後の展望
技書の森解説
中小企業でたった一人、社内 IT のすべてを任されていて、サーバーの構築も運用も相談相手がいない。本書はそうした「ひとり情シス」の状況を正面から想定した Windows Server の入門書で、横山哲也氏の著により日経 BP から 2022 年 5 月に刊行されました。ストーリー仕立てで、ビジネスに必要な IT は何かを考える序章から始まり、オンプレミスのサーバー構築を経て、 Microsoft 365 と Azure というパブリッククラウドの活用までを 1 冊で通します。
序章 + 8 章 + 終章、オンプレ構築からクラウド併用へ
構成は物語の時系列そのものです。前半は Windows Server 2022 と Hyper-V の導入に始まり、 Active Directory ドメインサービスの導入と運用、ファイルサーバーの導入、そしてファイル共有の手順と ロールベースのアクセス制御 へと、社内システムの背骨を一つずつ積み上げます。後半はパブリッククラウドの導入に舵を切り、 Microsoft 365 と Azure Active Directory 、 Azure File Sync と Azure Backup を前半で作ったシステムへ追加していきます。版元が明言するとおり、この 1 冊で実務に必要な最小限の機能を備えた IT システムが出来上がる設計で、「何から手を付ければよいか」という導入順の迷いを物語の進行が肩代わりしてくれます。
オンプレとクラウドの「両方」を扱う実利
小規模組織の IT には、サーバーを 1 台置くだけで済む話と、クラウドに寄せた方が安く安全な話が混在しています。本書の実利は、この二つを対立させず、オンプレミスの Active Directory で作った土台にクラウドの認証やバックアップを重ねるという現実的な併用の形を、構築手順ごと見せてくれる点です。ドメインによるユーザー管理がなぜ要るのか、ファイル共有の権限をどう設計するのか、バックアップをクラウドへ逃がすとは何をすることか。断片的なナレッジ記事を読み漁るより、一つの会社の物語として通しで体験する方が、判断の背景まで含めて頭に残ります。
ひとり情シスに向く読者と時点の注意
想定読者は、起業や異動で IT システムを任されたものの何から始めるか迷っている人、専任チームのない環境で Windows Server を初めて導入する担当者、既存環境を引き継いで体系的に学び直したい人です。読み方の入り口としては、インフラ分野の本の選び方をまとめた インフラ本の選び方 も参考になります。注意点は刊行が 2022 年 5 月で、 Windows Server 2022 と当時の Microsoft 365 ・ Azure の画面を前提にしていることです。クラウド側は特に画面や名称の変化が速いため、細部の手順は公式ドキュメントと突き合わせる前提で読んでください。それでも、ひとり情シスの「全体像を持てない不安」に物語の形で応える本は希少で、孤軍奮闘の最初の道案内として選ぶ価値があります。
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