アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメントの表紙

アジャイル開発とスクラム 第 2 版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント(アジャイルカイハツトスクラムダイニハン コキャクギジュツエイギョウヲツナグキョウチョウテキソフトウェアカイハツマネジメント)

ソフトウェア工学・設計
著者:
平鍋 健児/野中 郁次郎/及部 敬雄(ヒラナベ ケンジ/ノナカ イクジロウ/オヨベ タカオ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2021年04月07日頃
ISBN:
9784798167466
在庫:
在庫あり
4.21(16 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
アジャイルスクラムソフトウェア開発プロジェクトマネジメント組織開発ビジネス知識創造プロセススケールフレームワーク事例研究企業リーダー

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881
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書籍紹介

アジャイルスクラムの第一人者が
企業のリーダー層に送る必読書、 8 年ぶりに大改訂!

ソフトウェア開発手法「アジャイル」と、
その手法の 1 つである「スクラム」の体系的な解説書が

初版刊行から 8 年の時を経て、装い新たに新登場です。

第 2 版となる本書では、
ビジネスで広く存在感を示すようになったアジャイルの

新しい知見を盛り込み、内容をアップデート。

アジャイルとスクラムの全体像や、
野中郁次郎の知識創造プロセスとの関係など、

初版での核心部分はそのままに、

アジャイルを組織内で大規模化するためのスケールフレームワークなど、

新たな観点から、解説を追加しています。

また、国内有名企業による実践をまとめた、
事例記事&インタビューも一新。

KDDI 、 ANA 、 IMAGICA.Lab 、 NTT の最新事例を収録し、

国内企業ならではの取り組みを紹介しています。

日本におけるアジャイル開発の第一人者、平鍋健児氏、
アジャイル開発実践者の筆頭である、及部敬雄氏、

そして世界的な経営学者でありスクラムの提唱者、野中郁次郎氏

これら国内を代表する著者陣による提言は、

IT エンジニアはもちろん、

あらゆる業界・企業のリーダー層に受け取ってほしい内容です。

※初版に収録された企業事例の PDF を翔泳社の書籍サイトからダウンロードできます。

技書の森解説

スクラムの解説書は数多くありますが、本書の立ち位置は独特です。日本のアジャイル開発を長く牽引してきた平鍋健児氏、経営学者の野中郁次郎氏、そしてアジャイル実践者の及部敬雄氏という三氏の共著により、「なぜスクラムが経営の観点から有効なのか」を開発と経営の両側から語ります。副題は「顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント」。翔泳社から 2021 年 4 月に刊行された第 2 版で、初版 (2013 年) から 8 年ぶりの大改訂にあたります。

スクラムの源流に立つ著者という特異性

スクラムという名前は、野中氏らが 1986 年に発表した製品開発論文『 The New New Product Development Game 』に由来します。日本の製造業の製品開発を分析したこの論文が、のちにソフトウェア開発手法としてのスクラムの着想源になりました。つまり本書は、手法の解説者ではなく源流の当事者が知識創造理論の言葉でスクラムを語り直す本です。セレモニーやロールの手順説明にとどまらず、組織がなぜアジャイルを必要とするのか、暗黙知と形式知の変換がチームで何を生むのかという、手順の一段上にある問いを正面から扱います。開発と経営が同じ言葉で話せるようになることが本書の効き目で、チームの共通言語をつくる読書 の題材としても据わりが良い一冊です。

第 2 版の改訂: スケーリングと国内事例の一新

第 2 版では、全体像や知識創造プロセスとの関係という初版の核心部分は維持したまま、アジャイルを組織内で大規模化するためのスケールフレームワークなど、組織展開の観点からの解説が追加されました。国内企業の実践をまとめた事例記事とインタビューも一新され、 KDDI 、 ANA 、 IMAGICA.Lab 、 NTT の取り組みが収録されています。事例が 2021 年時点の国内大企業のものである点は、読む側にとってむしろ利点です。海外のスタートアップ事例では自社に引き寄せにくい「日本の大組織でどう始めるか」という問いに、実名の事例で答えてくれます。なお、初版に収録されていた企業事例は PDF として翔泳社の書籍サイトからダウンロードできます。

向いている読者と使い分け

最も元が取れるのは、チーム単位のアジャイルを組織全体へ広げる立場の人です。開発部門のマネージャー、変革の推進担当、そして「なぜウォーターフォールではだめなのか」を経営層に説明する材料を探している人にとって、理論と国内事例の両輪は説得の道具になります。マネジメント視点の本の選び方は チーム開発・マネジメント本ガイド も参考にしてください。一方、スクラムマスターとして明日のスプリントを回す手順を知りたい人には、本書は一段抽象度が高く、手順に特化した実務書を先に読む方が近道です。手法の背後にある思想まで含めてスクラムを自分の言葉で語りたくなったとき、戻ってくる価値のある本です。

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