みんなでアジャイル

ミンナノアジャイル

変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた

みんなでアジャイルの表紙
Office / ビジネス
著者:
Matt LeMay / 吉羽 龍太郎 / 永瀬 美穂 / 原田 騎郎 / 有野 雅士 / 及川 卓也(マット ルメイ / ヨシバ リュウタロウ / ナガセ ミホ / ハラダ キロウ / アリノ マサシ / オイカワ タクヤ)
出版社:
オライリー・ジャパン
出版日:
2020年03月19日頃
ISBN:
9784873119090
在庫:
在庫あり
4.19(16 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
アジャイルソフトウェア開発プロダクト開発チームコラボレーションプロダクトマネジメントデジタルトランスフォーメーション組織変革スクラムカンバン運用管理

なぜ注目されているか

言及数
186位
総合318位 言及 14 件
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書籍紹介

エンジニアと協業する人たちが「アジャイルである」ことを理解する !
ソフトウェアおよびプロダクト開発、運用管理では「アジャイル」は前提となっています。デジタルトランスフォーメーションの活発化が求められており、エンジニアおよびエンジニアと協業するチーム、マーケティング担当者、プロダクトマネージャ、上級管理者など、組織全体が「アジャイル」とはどういうことかをイメージでき、どうすれば機能するかを解説します。

技書の森解説

『みんなでアジャイル』は、Matt LeMay の著書 Agile for Everybody (O'Reilly Media / 2018 年刊) の日本語版です。吉羽龍太郎 / 永瀬美穂 / 原田騎郎 / 有野雅士の 4 名の訳により、2020 年 3 月にオライリー・ジャパンから刊行されました (発売はオーム社)。副題は「変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた」。原題の Everybody という言葉が示すとおり、アジャイルをソフトウェア開発チームの専有物としてではなく、職種を問わず組織の全員に開かれた働き方として扱う点が本書の出発点です。

技術書ではなく組織論: 本書の位置づけ

その性格は図書分類にも表れていて、国立国会図書館の書誌では経営組織 (NDC 336.3) の棚に置かれています。つまりスクラムのセレモニー設計やエンジニアリングプラクティスを手順として教える技術書ではなく、マーケティング / 営業 / 経営企画といった開発以外の部門を含めて、顧客を中心に据えた組織をどうつくるかを主題とする本です。「開発チームだけがアジャイルを実践しても組織は変わらない」という壁に直面した経験のある読者にとって、その壁の正体を開発の外側の言葉で語り直してくれる位置づけの 1 冊と言えます。訳者陣による日本語版だからこそ、チーム外の同僚と共通言語をつくる 目的で一緒に読む使い方がしやすい構えになっています。

刊行年は気になるか: 原則論ゆえの古びにくさ

原著は 2018 年、日本語版は 2020 年刊という時点の本ですが、扱っているのは特定ツールやフレームワークの操作ではなく組織の原則論であり、バージョンアップで内容が古びる種類の本ではありません。

向いている読者 / 物足りなく感じる読者

一方で、スクラムガイドを読み込んで実践を重ねているエンジニアが技法の深掘りを期待すると入門的に映るはずで、その用途には個別プラクティスの専門書が向きます。逆に、マネージャーやマーケターなど 非エンジニア職と同じ言葉でアジャイルを語りたい人、開発チームの外へ考え方を広げる足がかりが欲しい人には、組織の共通言語づくりの第一歩として選ぶ価値がはっきりある 1 冊です。

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